パチンコやスロット、競馬などのギャンブルを遊び半分で始めてみたら、いつの間にかどっぷりハマってしまって、ギャンブル依存症になってしまうケースがほとんどだと思います。
実際に目に見えて自分が「依存症になってしまった!」なんて意識はありませんし、わかってしてもやめられないのがギャンブル依存症ですね。
あまりに依存症が重度化すると金銭感覚がおかしくなってしまって、借金にも躊躇なく手を出してしまうので、ほんとに危険な病と言えます。
私もパチンコ・スロットにハマってギャンブル依存症になりましたが、ほんと仕事終わりや休日は毎日お店に行くほどだった…
今では一切パチンコ店に行くこともなく微塵も興味がなくなったので、ようやく人生のスタート切れた思いですね。
ここでは、パチンコでギャンブル依存症になった私の末路と、どうやって治したのかをブログに記録しておきます。
パチンコでギャンブル依存症になった私の末路
私がパチンコに興味を持ったのは学生時代の頃で、アルバイトをしていたときの仲間に誘われたことがきっかけでした。
そこでビギナーズラックを経験して、3日で20万円以上勝ってしまったことがギャンブル依存症の引き金に…
「パチンコって簡単じゃん!」って思うんですよね。
1ヶ月間仕事で汗水流してやっと貰える給料分をたった3日で、しかもただ打っているだけで稼げるわけですし、仕事がアホらしくなります。
ですが、それからスロットにも手を出して数年間そんな生活を続けた結果、
- 給料はすべてギャンブルに消える
- 貯金なんてもちろんゼロ
- 100万円以上の借金を抱える
- 結婚するがお金関係で離婚
- 仕事にも嫌気がさして退職
20代後半のときには、こんな状況に陥りました。
とにかく今になって言えることは、ギャンブル依存症になると借金が残るだけということです。
仮に今は勝っていたとしても、いずれはギャンブルに呑まれると思った方がいいですね。
これは運がいいとか悪いとかじゃなく、パチンコ・スロットの仕組み上は物理的に勝てないからです。
私はこれでも一応パチンコ店の主任をやっていたので、稼働データを見ていればすべてわかりますからね。
お店側が赤字になることは基本的にありませんし…
そんな事情を理解しておきながら、ギャンブルをやめられなかった私はほんとバカヤロウです。
私の末路をもっと詳しく時系列に知りたい方は、以下の記事を参考にして頂ければと思います。
まずはギャンブル依存度を自己診断してみる
ギャンブル依存症になってしまった方には、一定の共通点が存在します。
症状が軽度だったり重度だったりの差はあるので、まずは自分がどのくらいのギャンブル依存度なのかを知っておく必要があります。
なので簡単な自己診断ができる質問を用意してみました。
【ギャンブル依存度チェック】
- Q1:いつもギャンブルのことを考えてしまう。
- Q2:ギャンブルができないときはイライラする。
- Q3:ギャンブルの負けはギャンブルで取り返そうとする。
- Q4:借金をしてでもギャンブルをしたいと考える。
- Q5:予定をキャンセルしてギャンブルを優先する。
- Q6:ギャンブルがばれないよう嘘をつく。
- Q7:ギャンブルで勝つまで続けてしまう。
- Q8:勝ち額が少額だと満足できない。
- Q9:1日中ギャンブルしていても苦にならない。
- Q10:勝つか負けるかの刺激を求めてしまう
8問以上当てはまる方は重度の可能性があります。
この自己診断の中でも「借金をしてでもギャンブルをしたいと考える。」に当てはまる方は、私のように人生崩壊へ進んでしまうかもしれません。
というのも、パチンコやスロットなどのギャンブルで作った借金は、返済できる可能性が限りなく低いんです。
「勝ったお金で返せば問題ない!」と考えて結局それを繰り返すことになり、雪だるま式に借金が増えるだけですね。
こうなってしまうと収拾がつかなくなるので、ギャンブルをしたい理由で借金を作るのは絶対にやめた方がいいと断言します。
そもそも自己資金内でお金が増えていない時点で、ギャンブルで儲かる要素はゼロですから…
1回勝ってもその倍以上で負けるようなことが日常茶飯事なのがギャンブルですし。
また、「最悪の場合は自己破産すればなんとかなる!」と思っている方もかなり危険です。
ギャンブルが理由でできた借金に対しては自己破産ができない可能性が高いので、債務整理を考えている方は注意した方がいいでしょう。
パチンコのギャンブル依存症の治し方はある?
ギャンブル依存症の治療方法としては、専門家や病院などで相談を行って改善していくのが効果的です。
ですが、ギャンブル依存症って病気にかかっているという実感がまったくないですし、そもそも病とも気がついていないことがほとんど。
なので誰かに相談して治すという発想にならないんです。
それに相談したところで実際に治るかどうかもわかりません。
ギャンブル依存症であるとわかっても、なかなか相談できない方もいるはずです。
私もそんな一人でしたし、私の場合は自分の力で依存症を治す道はないかと探しました。
そこで行きついたのが、以下のように段階を踏んで徐々に依存度を下げていくという方法。
- まずほぼ100%勝てないことを理解する
- 管理しているお金との距離をあける
- いつもよりレートを下げる
- スマホアプリで欲求を満たしていく
- 映画やドラマ・アニメなどで時間をつぶす
- 自宅でお小遣い稼ぎを始める
私の場合はパチンコ・スロットによるギャンブル依存症だったので、1%でも勝てるという淡い考えを正すことから始めましたね。
ギャンブルをしたいという気持ちを他へ逸らすことも結構大事なことで、ギャンブルでなくてもお金を稼ぐ方法ならいくらでもあります。
ギャンブルは自分自身の首を絞めるだけで、なんの利益も得られないデメリットだらけの娯楽です。
そんなリスクを冒さなくても、自宅に居ながら収入を増やすことはできるので、そのことに気がついてからは、ギャンブルになんの魅力も感じなくなりました。
わざわざ大金を握りしめて勝つか負けるかの勝負に行かなくても、自宅で作業していればお金がしっかり入ってくるわけですからね。
ギャンブルで稼ぐということがいかに非効率なのかを知ると、自然と依存症も改善に向かうんじゃないかと思います。
私が依存症を解決するための詳しい治し方は、以下の記事でまとめています。
ギャンブルですでに借金を抱えてしまった方は
一度作ってしまった借金はなかったことにすることはできませんが、これ以上ギャンブルで借金を増やさない対策方法ならあります。
増え続ける借金に悩まされている方は、以下の方法を取り入れてみて下さい。
- 大金やカードは持ち歩かない
- ギャンブルに関わらないよう行動する
- お金の流れを管理する
- 今の生活環境を変える
- 節約して無駄をなくす
対策方法というよりは基本的なことばかりですが、こういった基礎的なことを行うだけでギャンブル依存症の改善にも効果があります。
簡単にそれぞれ解説しておきますね。
大金やカードは持ち歩かない
ギャンブルでお金を失う一番の原因は、財布の中に数万円の現金やキャッシュ・クレジットカードがあることです。
ギャンブル依存者にとっては財布のお金は軍資金であり、なくなれば近くのコンビニやATMでカードを使って簡単に現金を引き出しますからね。
まずはこの流れを断ち切るために、特別な事情がない限りは常に財布の中身は最低限のお金だけにしましょう。
あとは銀行のキャッシュカードやキャッシングが可能なクレジットカードは、基本的に持ち歩かない方がいいですね。
重度の依存者はこれをしても時間があれば自宅まで取りに帰りますが、一旦ギャンブルから離れてクールダウンすることはできます。
「行くのが面倒だ。」という意識が芽生えてくるようになれば、お金をドブにしてなくて済みますし。
これによって失う金額を最小限に抑えることができます。
ギャンブルに関わらないよう行動する
根本的に「ギャンブルには関わらない」ことに越したことはないので、ちょっとだけと思って入店しないことです。
1時間だけ1万円だけと考えて、そこで収まるはずがありませんし。
また、ギャンブル雑誌やDVD、スマホやパソコンに登録している関連サイトなどは見ないようにしましょう。
新台情報やイベントを知ると行きたくなりますからね。
「競馬・競輪・競艇」に関しては、インターネット上から簡単に購入できてしまうので、強い意志を持って徹底的に断ち切らないとダメですね。
ギャンブルなどの娯楽施設がある道をよく通る場合は、なるべく迂回したり違う道を利用したりして、視界に入らないような行動を取るのも対策になります。
特にパチンコ店はどこにでもあるので、「ちょっとだけならいっか。」と気を許してしまうと、気がついたときには閉店時間まで打っていることもよくあります。
なので「今回だけ」「1時間だけ」「入るだけ」という甘い考えは排除しましょう。
ギャンブルからしっかり距離を置くことで、依存症の克服にも大きく近づけるはずです。
お金の流れを管理する
よくギャンブルをしている方の中で、収支表を作って勝敗結果を記入されている人もたくさんいます。
ですが、ほとんどの方は面倒になって長続きしないか、負けたときのことを記入していなかったり、結局自分の都合の良いようにしてしまう場合があります。
これでは全く意味がありませんし、下手をすると自分はまだ勝っていると勘違いして借金を増加させてしまう原因になりかねません。
特にギャンブルなだけに偶然大勝してしまう日もありますし…
例えトータルで損をしていたとしても、急に大金を手にしたことで得をしていると錯覚する場合も…
これがギャンブルの怖いところでもありますね。
ギャンブルの収支表というより、生活全体の金銭管理を行うことが何より重要です。
自分の「収入」に対する「支出」がいくらあるのかを把握していないと、必要資金までギャンブルに使ってしまう可能性がありますから。
借金をこれ以上増やさないためには、金銭の流れを把握しておくことがポイントになってきます。
結果的にマイナスになることに気がつけば、ギャンブルの抑制にも繋がるはずです。
今の生活環境を変える
家族や夫婦で暮らしている方は、そう簡単に今の環境を変えることは難しいかもしれません。
ですが一人暮らしの方であれば、ギャンブル中心の根源となっている生活環境を改善することはできます。
仕事上の関係もあるので誰でも簡単にできるわけではありませんが、ギャンブルに関連した職場で働いていることが原因でギャンブル依存症が悪化することもあります。
これは私自身が身を持って経験しているので、依存者が娯楽施設で働くとその収入はすべて娯楽に流れていきます。
ある意味では得た収入をそのまま寄付しているだけですね…
余裕資金内で遊べている方なら問題ないかもしれませんが、必要資金まで手を出してしまうと、借金の連鎖はどんどん加速していきます。
とはいえ、環境を変えようと思ってすぐに行動できる人は少ないので、ここはハードルが高いかもしれませんね。
ただ、ギャンブルから身を遠ざけるということは効果的な方法の1つです。
必然的にギャンブルに触れる機会が減りますからね。
節約して無駄をなくす
今最も不要な浪費をしているのはギャンブルそのもの。
これは自覚していても、気持ちを優先してしまうのが依存症なので、他にムダな浪費をしていないかを見直してみて下さい。
生活費しては「食費」「電気・水道・ガス代」「携帯代」「家賃」「ネット代」などがあります。
食費ならコンビニ弁当や自販機のジュース、ファーストフードを控えるだけで月2万円くらいは節約できますね。
水道光熱費は大きく削れませんし、家賃は固定費になるのでここは節約できませんが、携帯代は大きく削れるところです。
私はauキャリアから格安SIMに乗り換えただけで、月6,000円は安くなりました。
今ではキャリアスマホを利用するメリットもほとんどないですし、格安SIMはキャリアスマホをそのまま移行するだけなので、機能面はほぼ同じですよ。
こうして節約を意識するようになってからは、徐々に貯金できるようになってきました。
「なんとか貯金したい!」という方は、以下の記事も参考にして頂ければと思います。
ギャンブル依存症で抱えた借金は債務整理も検討する
今抱えている借金問題で、どうしようもできない状態で悩んでいる方も多いんじゃないでしょうか。
すでに複数社から借金をしてしまって、毎月の返済額が大きく負担になっていたり、利息ばかりで元金が全然減っていないこともよくあります。
そのままだと何十年と返済に追われることになりますし、一度「債務整理」も検討してみることをおすすめします。
債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」の3つがありますが、ギャンブルの借金ならまず「任意整理・個人再生」になりますね。
自己破産のように完全に借金をチャラにはできませんが、借金額を大幅に減額したり利息をゼロにすることは可能です。
とはいえ、いきなり弁護士に相談するのは不安…相談するだけでもお金が取られてしまうんじゃ…と心配になる方も多いでしょう。
ですが借金問題は専門家に聞くのが一番有効的な手段なので、ひとりで抱え込むよりは早めに相談した方が解決の近道です。
法律事務所は数多くありますが、相談だけなら「何度でも無料」で行ってくれるところもあるので、まずは話だけでもしてみるのがいいかと思いますよ。
パチンコのギャンブル依存症対策まとめ
ギャンブルによって一度作ってしまった借金は、ギャンブルを続けている限り完済することはほぼ100%の確率で不可能です。
「ギャンブル×借金」は心の底からやめた方がいいですね。
私のようにロクな人生にならない可能性が極めて高いので…
借金をこれ以上に増やさない努力を行うことは、ギャンブル依存症の克服にも繋がることなので、諦めずに取り組んでいくことが大切です。
依存症を少しずつでも改善することができれば、いずれ生活にも明るく影響してくるはず。
多額の借金がある場合は無理をして返済を行うよりも、無料診断・無料相談を活用して減額できないか確認することも考えておきましょう。
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