「貯金を増やしたい!」と思っていても、実際は全然貯まらないという悩みを抱えている人は結構多いんじゃないでしょうか?
10万円、50万円、100万円と貯めていくことを目標にしているけど、お金の貯め方や貯金方法がイマイチわからず結局使ってしまうこともありますよね。
貯金ができない・たまらない人の多くは、継続する意思が長続きしなかったり、貯めていくことに挫折してしまうものです。
そこで今回はこれから貯金を増やしたいと考えている人向けに、無理なく貯金できる方法を解説していきます!
ある程度貯金があると万が一のときに安心できるので、この記事でご紹介する貯金の仕方を参考に実践して頂ければと思います。
まず貯金が増えない・できない原因を特定しよう
「よし!今日から貯金を始めるぞ!」と意気込んでみたものの、1ヶ月も経たずに挫折してお金を全部使ってしまう経験はありませんか?
日常生活には色々と誘惑が多いので、つい何か欲しいものを買ってしまったり、好きなことに浪費してしまいがちになります。
これはいつでも手元にあるお金を使える状況なのが根本的な原因と言えます。
当たり前のことではありますが、貯金できない環境のままではお金を増やすことが難しいのも当たり前ですね。
例えばいつも使っている銀行口座にお金を預けていても、必要なときにいつでも引き出せてしまう便利な世の中です。
ですが便利であることは必ずしも良いとは限らず、貯金を増やしたい人からすると、この便利さはむしろデメリットと言えますね。
貯金するためには、まずこの「いつでもお金が引き出せてしまう環境」をどうにか改善する必要があります。
なので貯金ができない・増えない場合には自分の意思ではなく、強制的にお金を貯金する仕組みを作るのが効果的です。
貯金を増やしたい!ではなく貯金を増やす!の意思が大事
貯金が全然できない理由は環境だけではなく、貯金に対する意思の持ち方によって、その後の行動に大きく影響してきます。
例えば「今月は貯金できたらいいな。」だったり、「残ったお金があったら貯金に回そう。」と考えているうちは、十中八九お金を使い切ってしまいます。
このように毎月余った分を貯金する「後貯金」の考え方だと、いつまでも貯金が増えない原因になりますね。
「余れば貯金に回す」というのは確実性が全くないので、もう少し貯金に対して意識を高めていくことが重要になってきます。
まずは自分にとって貯金の優先順位がどこのあるのか、あらためてよく考えてみて下さい。
「旅行に行く」よりも「美味しいご飯を食べる」よりも「欲しいのもを買う」よりも上なら、これから絶対に貯金を増やす!という覚悟を持ちましょう。
貯金を増やすと決めたら目標を立てましょう
貯金というのは計画的に進めるものなので、まず目標を明確に決めて逆算的に貯金できる環境を整えることから始めます。
例えば年間100万円貯めたいなら、毎月約83,000円の貯金額が必要になってきますね。
その場の状況に応じてではなく目標金額を設定して進めていくことで、安定的かつ継続的な貯金ができるようになります。
もちろん日常生活に無理をかけすぎない範囲で行うことが前提になりますが、毎月の貯金額がわかっていれば収入が入った時点で強制的に貯金に回せばいいだけです。
例えばサラリーマンや会社員の方なら、会社から給料が振り込まれた際にすぐ給与口座とは別の銀行口座に振り込む感じですね。
元々ないお金をあとで使うことはできませんから、貯金ができる上に浪費も減って一石二鳥です。
貯金したいという意思ではなく、「貯金する!」という強い覚悟で強制的に進めていくのが貯金を確実に増やすコツですね。
貯金を始める前に生活のムダも見直そう
「さっそく貯金を始めるぞ!」と気合を入れたいところですが、まだ待って下さい。
貯金をより効率的に行う上で重要なのは、生活におけるお金のムダを徹底的に洗い出すことです。
今まで毎月なんとなく支払いを続けてきたり、いくら支出があるのかを正確に把握していない方は多いかもしれません。
そんな人ほど少し見直すだけで、大きく支出を抑えることができる可能性がありますよ。
これまでに全く節約を考えてこなかったという場合は、ちょっとした節約ではなく大きくムダになっているところから優先的に見直していきます。
固定費は絶対に必要だから削れない!と思っている方も多いかもしれませんが、節約しようと思えば方法はたくさんあるので節約効果にも期待できます。
ただ、貯金できない状態で節約しても結局浮いたお金を使ってしまうので、ムダに支出を増やす原因になることもあります。
なので節約効果を最大限に活かすためには、貯金できる流れを作ってから節約に取り組むのが望ましいですね。
貯金を増やしたい方におすすめな貯金の仕方7選
ここでご紹介するおすすめな貯金の方法は以下の7つ。
- マイペースに貯金を増やすなら定期預金
- 普通預金金利アップで利息を増やす
- 身近でコツコツ増やす500円玉貯金
- 使ってしまう前に別口座へ前貯金する
- 固定費を大幅に削って貯金額アップ
- 低リスクな自動積立投資もおすすめ
- 自宅でできる副業で収入を増やす
貯金の仕方①:マイペースに貯金を増やすなら定期預金
貯金に成功したお金は基本的に銀行口座に置いてある状態ですが、低金利時代である今では大した利息も貰えないのがほとんどです。
大手銀行でも年率0.001%とかなので、100万円預けていても年間10円ほどの利息ですからね。
そのままお金を眠らせておくのは勿体無いので、ここで活用したいのが普通預金よりも金利が高くなる「定期預金」です。
定期預金の金利は各銀行によって変わりますが、中でも高金利でおすすめできるのが「楽天銀行」になりますね。
楽天銀行の定期預金の特徴は以下のようになっています。
- 申込みは全てネットで完結
- 1,000円~でも始められる
- 最短7日~最長10年まで選べる
- 金利は最大0.2%
- 1,000万円まで元本保証がある
- 定期預金の自動積立サービスがある
ゆうちょ銀行や三井住友銀行などの大手銀行では、最短1ヶ月~のところがほとんどで得られる金利は0.01%程度になっています。
楽天銀行の定期預金は預ける期間によって金利が変動しますが、その中でも高金利なのは「14日の0.2%」「1年の0.12%」ですね。
定期預金に預ける期間が14日の場合は最低10万円が必要になりますが、大手銀行と比べると20倍の金利が得られるメリットがあります。
また、1年間の場合は金利は少し下がりますが、1,000円からの少額でも始められるので手軽な運用ができますよ。
一定期間はお金が拘束させることで、ムダ遣いしてしまうリスクも同時に下げられます。
定期預金は元本保証もあるので、貯金を本気で増やしたい方にとっては効果的な方法と言えますね。
大した利息は得られませんが、確実に貯金額を大きくするという目的においてはおすすめです。
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楽天銀行を開設するメリットは?金利・ポイント制度やデメリットも解説!
貯金の仕方②:普通預金金利アップで利息を増やす
定期預金で貯金しているお金を少しでも拘束されたくない!という方も中にはいるんじゃないかと思います。
貯金できない方にとっては、できる限り拘束させた方が効率が上がるんですけどね。
貯金を増やしていく上で拘束力は重要ですが、普通預金金利をアップさせて拘束をかけずに利息を増やす方法もあります。
大手銀行の場合は普通預金金利が0.001%とほとんど増えませんが、先程の「楽天銀行」なら何もしていなくても20倍の0.02%の金利が得られます。
これだけでも大きなメリットですが、ここからさらに高金利にできる方法が以下の2つ。
- 楽天カード利用:金利0.04%
- マネーブリッジ利用:金利0.10%
よく知られている「楽天カード」を楽天銀行の引き落とし口座にして、日々のお買い物でカード払いを行うだけで、得られる金利が2倍の0.04%になります。
さらに毎月引き落としがあると、最大9ポイントの楽天スーパーポイントが獲得できるおまけ付き。
楽天サービスを利用することが多い方は、これを利用しない手はないですね。
また、「楽天証券」と「楽天銀行」を口座連携するだけで、金利がなんと0.10%までアップするんです!
このマネーブリッジは、2つの口座を持っている方なら誰でも無料で利用できるサービスです。
楽天銀行と楽天証券の口座を持っておくと、金利の優遇だけでなく資産運用も始めることができるようになるので、貯金しているお金をより有効的に活用できますよ!
ちなみに楽天証券を口座開設したからといって、投資を始める必要はありません。
楽天証券の口座開設が難しく感じる方は、年会費無料の楽天カードだけでも発行しておくと、ポイントもお得に貯まっていくのでおすすめです。
今なら新規発行すると2,000円分のポイント、1回カード利用で5,000円分のポイントが貰えるので、持っておいても損のないカードです。
マネーブリッジについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
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【金利UP】楽天のマネーブリッジはデメリットなし!やり方・設定方法を図解
貯金の仕方③:身近でコツコツ増やす500円玉貯金
500円玉を持っていたら専用の貯金箱に入れてコツコツ貯めていく方法も、身近でお金が貯まっていくことが実感できるのでおすすめですね。
簡単に開封できてしまうような貯金箱ではすぐに使ってしまうので、コインの投入口以外はしっかり密閉されているものが好ましいです。
500円玉貯金をしていると無理やりにでも500円を作ろうとしたり、無性に500円玉が欲しい衝動にかられたりするので、続けていると結構楽しくなってきます。笑
500円を貯金していくのが難しいなら、100円玉を貯金していくことでも全然問題ありません。
根本的に大事なのはお金を貯めていくという習慣付けですから。
仮に1年間で10万円貯金したい場合は、「500円玉×200枚」「100円玉×1,000枚」になります。
「500円玉×100枚+100円玉×500枚」でも達成できますね!
専用の貯金箱も色々な種類が販売されていて、満タンになると10万円が貯まるものなどわかりやすい貯金箱もあるので、目標金額に合わせて選んでみて下さい。
ちなみに中身が見える透明な貯金箱だと、どれくらい貯まったかを楽しむこともできるのでおすすめですよ。
貯金の仕方④:使ってしまう前に別口座へ前貯金する
前貯金というのは、給料などの収入が入った段階で先に貯金してしまう方法ですね。
金額は1,000円でも5,000円でも1万円でもいいんですが、ムダにお金を使ってしまう前に貯金専用口座へ移してしまうのも効果的です。
毎月生活に必要な固定費を計算して、必要ないお金はすべて給与口座とは別の口座に移すことで、出費が抑えられて貯金への意識も高まります。
貯金専用口座は先程もご紹介した金利の高い「楽天銀行」がいいですね。
もともとなかったお金として考えれば、人は今あるお金の範囲でなんとか生活しようと工夫するものなので、必要最低限の生活費で過ごせるようになってきます。
例えば毎月1万円貯金できるなら年間で12万円になりますし、2万円でもいけるようなら年間24万円の貯金額になります。
毎月の給料で貯金できる生活水準になれば、ボーナスなどの臨時収入が入ってきたときは全額貯金に回すこともできますよね。
毎月入ってくる一定の収入だけで貯金できる環境作りはとても大切です。
夏と冬のボーナスが合わせて50万円あるなら、あと50万円貯金することで年間100万円を貯めることも見えてきます。
こういった考え方を正しく身につけるためには、貯金の本を読んでみるのも効果的な方法ですよ。
貯金の方法をイチから勉強したいという貯金初心者の方は、本から学べることは多いと思うので一応参考になる本も紹介しておきますね。
貯金の仕方⑤:固定費を大幅に削って貯金額アップ
貯金する上でも節約する上でも重要になってくるのが、毎月どれくらいの固定費があるかです。
固定費の主な内容としては以下のようなものになります。
- 住宅ローンや賃貸物件の家賃
- 水道光熱費
- 携帯代やネットの通信費
- 駐車場代
- 保険料
- 教育費
この辺が毎月必ず必要になってくる固定費ですが、この中で手軽かつ効果的にコストを削れるのが携帯代ですね。
多くの方はauやドコモなどのキャリアと契約しているかと思いますが、毎月の携帯代は大体6,000円~8,000円くらいじゃないでしょうか?
実際に私もauを使っていた当時は、月8,000円ほどかかっていたので年間で96,000円もの出費でした。
「これはムダだなぁ。」と感じていたので、そこで決断したのが格安SIMへ乗り換えを行うことです。
ということで私は実際に、auから人気の高い「mineo(マイネオ)」に乗り換えました。
その結果はというと、キャンペーン中だったこともあって「月額1,000円以下」に抑えることができました!
キャンペーンなしでも月2,000円ほどに抑えられるので、年間だと24,000円程度とキャリアよりも大幅に節約できるのが格安SIMの魅力ですね。
たしかに申し込み手続きや初期設定などは必要なので、これが最大のデメリットになっているのは間違いないです。
でもそこをクリアすると、キャリアスマホのときと何ら変わりなく使えますし、例えばマイネオには以下のような特徴があります。
- 全キャリアから乗り換えできる
- 細かく料金プランを選べる
- 電話番号は引き継げる
- スマホデータはすべて引き継げる
- 用途に合わせた追加オプションがある
- パケットは繰り越し・分け合える
申し込みや初期設定以外に強いてデメリットを挙げるなら、キャリアメールが使えなくなるくらいですね。
これはフリーメールアドレスを利用すれば問題ありません。
今まで月8,000円払っていた携帯代が月2,000円になれば毎月6,000円の節約、年間にすると72,000円のお金が残るようになります。
今現在キャリアスマホを利用している方は、携帯代を大幅に抑えられる格安SIMに変更することも検討してみて下さい。
貯金の仕方⑥:低リスクな自動積立投資もおすすめ
積立投資とは少額から始められる投資信託の積立で、コツコツ資産を増やしていく投資方法になります。
銀行の普通預金や定期預金を先に紹介しましたが、元本保証がある代わりに得られる金利は頑張っても0.10%。
積立投資は元本保証がない代わりに、年利5%ほどで利益を得ることが可能になります。
そう感じる方は多いかもしれませんが、現在では知識や経験が全くなくても手軽に始められる自動積立が利用できます。
投資に関しては私自身も初心者ですが、資産運用が手軽なロボアドバイザーサービスの「ウェルスナビ」で運用を行っています。
ウェルスナビは資産運用アルゴリズムによって自分の代わりに運用を行ってくれるサービスで、以下のような特徴があります。
- 自分に合った運用プランの提案
- 商品の買付・管理・リバランス
- 毎月自動で1万円~積立可能
- 預かり資産はいつでも出金可能
このように運用プランの提案から金融商品の買付、その後の資産配分のリバランスまですべて自動でこなしてくれるのがこのロボアドバイザーの特徴ですね。
実際に運用を開始すると、以下のような感じで資産の変化をチェックすることができます。
AIが自動的に投資を進めてくれるので、自分がやることはたまに運用状況を確認するくらいですね。
もちろんやめたくなったらいつでも全額出金できますし、私は銀行預金の感覚で利用しています。
税金問題もすべて運営会社が計算から納税まで行ってくれるので、確定申告を自分で行う必要もありませんよ。
ただ、元本割れするリスクはあるので、必ずプラスで推移するとは限らないことが注意点ですね。
とはいえ、ロボアドバイザーは投資の中でも、比較的低リスクで自動運用できる初心者向きサービスなので、貯金したお金の運用先としてはおすすめです。
ちなみに他にもロボアドバイザーはありますが、人気No.1なのがこのウェルスナビになりますよ。
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ウェルスナビの特徴とは?評判・メリット・デメリットをわかりやすく解説!
貯金の仕方⑦:自宅でできる副業で収入を増やす
今ある収入だけではどうしても貯金を増やすことができない、という方も中にはいるんじゃないかと思います。
そこでおすすめしたいのが「自宅でできる副業」です。
サラリーマンや会社員のように本業がある方は、アルバイトなどの稼ぎ方ではどうしても限界がありますし、体力的にも相当な負担になりますよね。
専業主婦の方だと子育てや家事などが忙しくて、なかなかパートに出れない場合もあります。
ですが現在では、パソコン1台とインターネット環境さえあれば、自宅に居ながら手軽に始められる副業はたくさんありますよ。
例えば私の場合であれば、ブログ記事を書いて収入を作る「アフィリエイト」を行っています。
アフィリエイト以外にも「Webライター」や「不用品販売」など、お小遣い稼ぎができる副業は色々ありますね。
本業をしながら副業を行っている方はたくさんいますし、月5,000円でも月1万円でも副収入があれば生活にゆとりが生まれます。
いずれば10万円・20万円と収益を増やして、専業として生活することも可能なので、収入源を増やすということも貯金には効果的ですよ!
支出を分別管理することも貯金や節約に有効
ここまでで紹介した貯め方以外にも、毎月の支出をカテゴリー分けしてそれぞれの金額を計算し、カテゴリーごとに口座を振り分けて分別管理する方法もあります。
例えば以下のように支出する項目などを4つに分類します。
- 生活費(家賃・食費・光熱費など)
- 社会的費用(学費・保険・税金など)
- 遊び代(衣服・旅行など)
- 貯金する金額
分類できたら収入に対して1~3の割合がどのくらいになるのかをそれぞれ計算していき、貯金可能額を算出していきましょう。
例えば月収が20万円あって毎月2万円貯金したいのであれば、1~3を18万円で抑えないと達成できませんよね。
3つの支出で節約できるポイントはないかを探して効果的に消費を減らすことで、貯金できる本来の金額も見えてきます。
また、4つの項目を別の銀行口座で管理することで、継続的に毎月の支出の変化も確認することが可能になり、お金の流れも把握できるようになります。
貯金が上手くできない人の中には、自分の支出が管理できていないことも原因の1つである可能性も考えられますし、どこにお金が流れているのかを知ることは重要ですよ!
まだ試したことがないという方は実践されてみて下さいね。
貯金が増えない人におすすめの貯め方・考え方まとめ
ここで紹介した内容は基本的に難しい方法ではないので、貯金したいという気持ちがある方なら誰でも実践できるものです。
貯金はいきなり大きなお金を貯めることではなく、長い年月をかけて地道に積み上げていくのが本来の目的です。
何事も長期間継続して行動するのは大変なことなので、貯金できない人はこれからも増えるかもしれません。
ですが、貯金できる環境を強制的に作ってしまえば、必然的に貯金を増やすことができるはずです。
これから収入として入ってくる未来のお金をムダにしないためにも、さっそくここでご紹介した貯金の仕方を参考に実践されてみて下さいね。
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