どうも、「きにぶろぐ.com」の自由に憧れるフリーマン(@free_manJJ)です。
2017年の終盤に一気に加速した仮想通貨市場ですが、2018年に入ってからは悪いニュースが連続して暴落を続けています。
こういう相場が続くと、人はどうしても悲観的になってそんな感情は多くの人に拡散され、結果として仮想通貨への新規参入者の激減に繋がるんですよね。
「仮想通貨もついにバブル崩壊か。」とか「仮想通貨はもうオワコンだな。」と考える人もいるでしょうし、まぁこれだけ大暴落すればそうなるのも無理ないかもしれません。
ですが、仮想通貨の技術的な部分は未来を支えていく重要なものだと考えているので、5年後・10年後には大きく市場も拡大しているんじゃないかと思います。
そこで今のような大暴落時に、仮想通貨とどう向き合っていくのかをまとめてみました。
仮想通貨の2017年~2018年4月までの推移
これはビットコイン(BTC)の価格推移なんですが、2017年の年初は10万円くらいでその後に30万円台になり、50万円台に上昇したのちに年末で一気に200万円を突破。
この時点でBTCの価格は約20倍以上ですから、損失を出した人よりも資産を増やした人の方が多いでしょうね。
ちなみに私はこのビッグウェーブにガッツリ乗り遅れましたが。笑
こんな異常的な上がり方をすれば「億り人」が続出するのも納得ですよね。
ただ、そのあとのグラフを見てもらったらわかる通り、ナイアガラのように大暴落を続けて2018年4月1日時点で70万円台まで価格を下げています。
もし年末頃から勢いに任せて200万円台のときに買っていたら、相当な含み損を抱えていたことになりますね。
心の底から思うのは、投資はその場の流れや気持ちだけで判断するものではないということ。
「みんな儲かっているから自分も儲かるはず!」なんて甘い考えで始めたら、一瞬でお金を失うことになります。
投資の世界はこうした損失リスクもあることを理解しないといけません。
仮想通貨が大暴落した原因は何なのか
仮想通貨が暴落した原因は過熱し過ぎた価格に対する反発というのもありますが、2018年に起きた暴落の要因をまとめていきます。
- 中国の規制強化
- コインチェックのNEMハッキング事件(約580億円)
- 韓国の規制強化
- 金融庁が取引所7社(ザイフやGMOコインなど)に業務改善命令
- Tether(テザー)の米ドルに関する疑惑
- イタリアの取引所(BitGrail)でハッキング事件(約220億円)
- 中国の取引所(バイナンス)でAPIの不正操作事件
- FaceBookで仮想通貨関連の広告禁止
- Googleで仮想通貨関連の広告禁止(6月予定)
まだ2018年に入って3ヶ月しか経っていないのに、これだけの出来事が立て続けに起こると、さすがに仮想通貨が大暴落するのも納得できますね。
そしてこの暴落はビットコインに限らず、アルトコイン全般でも起こっています。
アルトコインの中でも有力なイーサリアム(ETH)も、約17万円付近から4万円台まで暴落している状況です。
こうしたマイナス要素はプラス要素よりも遥かに印象が強く、注目されやすいので仮想通貨に興味があっても、なかなか参入しづらい部分もあるでしょう。
それに「大損をした」というような情報が必然的に多くなるので、儲けられない相場にあえて飛び込むような人もそうはいません。
また、仮想通貨を始めた人の多くは投資経験の浅い初心者な可能性も高いですし、今の相場に耐えきれずに撤退していった人もかなりいるんじゃないかと。
仮想通貨取引所の安全性に関する民衆からの信頼も、回復させるにはそれなりの時間がかかりそうですね。
まぁこれに関してはセキュリティ強化を進めていけば、いずれはしっかり改善されるはずです。
リーマン・ショックでは4年間含み損を抱えている
これはロボアドバイザーの「ウェルスナビ」で、リーマン・ショック前に積立投資を行った場合の資産変動を示したグラフです。
このグラフで例えると元本10万円で積立を開始し、その直後にリーマン・ショックが起きた場合は、約4年間は含み損を抱えている状態です。
ですがその期間を耐えることができれば、その後は約1.7倍近くまで資産を増やすことができていますね。
あくまでも10万円のみで運用した結果でこれですから、含み損を抱えている間にもコツコツ積立をしていれば、さらに運用益は大きくなっていきます。
特に安いときに仕込むことができれば、資産が増える割合も当然拡大していきますよね。
これって今の仮想通貨の市場とよく似ているところがあると思いませんか?
「バブルが崩壊したんじゃないか!?」と思わせる大暴落はそれに近いですし、底値がどこになるかはわかりませんが、この辺から市場回復の兆しが見えてくる可能性は十分あります。
仮想通貨は2017年が元年とも言われているので、まだまだ市場規模は小さくこれからの発展にも期待できると考えています。
仮想通貨の技術はどんどん実用化されている
仮想通貨は価格の高騰や暴落といった変動が激しい特徴がありますが、それとは関係なく仮想通貨のブロックチェーン技術を使ったサービスはすでに実用化されています。
例えばビットコインを利用して家電量販店や飲食店で代金の支払いが可能だったり、リップル(XRP)を使った国際送金システムも試験的に運用されています。
そしてイーサリアムでは様々なDApps(分散型アプリケーション)が開発されていて、ブロックチェーン上で動くゲームで遊べるようになってきています。
スマホアプリに比べたらまだまだ楽しめる要素は少ないですが、ペットを育成・販売できる「Bitpet」や不動産投資ができる「ETH.TOWN」など、続々とゲームが登場していますね。
また、ゲーム内通貨や手に入れたアイテム類はトークン化されて資産となり、価値あるものとして世界中で取引されるようになります。
DAppsゲームではイーサリアムがゲーム内通貨として使われているものも多く、実際に市場に仮想通貨が出回って機能している以上は無価値になることも考えにくい。
他にも仮想通貨それぞれに有用性のある機能が備わっていることも考慮すると、このまま衰退していくというのも想像できません。
仮想通貨の軸を支えているブロックチェーン技術が多様化されるようになれば、世界規模で発展していくことになるので、仮想通貨の価格はむしろ今まで以上に上昇していくことが予想されます。
ただ、あくまでも未来の話になるので、どこまでいっても想像の範囲ですから、確定的なことは言えませんね。
大衆が買わないと思った時ほど買い時
これは仮想通貨というより投資全般に関わることなんですが、投資を始めて全然儲けられない人の大半は、大衆(つまり大多数の人)の意見に賛同して行動しています。
人は物事を判断するときに「評価」や「安心材料」などを求め、これを基準としてどう行動するかを決めることが多いんです。
例えば気になる商品を購入する場合は、まず商品のレビューを確認して多数の人が高評価なら「優良商品」であり、低評価なら「粗悪品」のような基準が出来上がりますよね。
確かに評価というのは有用な情報なんですが、結局のところは「多数決」のようなものです。
仮想通貨もこれに類似している部分があって、大多数の人が「儲けられない」「安全性が低い」などと評価すれば、少数派の意見はかき消されて多数派の意見に呑み込まれる。
こうして仮想通貨に対する悲観的な感情が拡大して、価格の暴落に繋がったり新規参入の低下に直結するわけです。
要するに仮想通貨そのものの価値を知らないうちに、大衆に誘導されて「買わない方がいい」と誤認している状態とも言えますね。
大衆に流されて物事を判断しているうちは投資で儲けることは難しいですし、大多数の人と同じ考え方では一生かかってもお金持ちにはなれないと私は考えています。
現に資産家の人たちは相場が悲観的になっているときほど買い増しをしています。
だからこそ大きなリターンを得られているんでしょうね。
とはいえ、一般ユーザーがホイホイと大金を動かすのは怖いでしょうし、短期的に見れば底値もわからないので今は投資しても損をする可能性があります。
なので一気に買い込まずに「Zaifコイン積立」などを利用して、毎月少額からでも積立をしておくのがいいですね。
一度設定をすればあとは自動購入なので、相場を見て一喜一憂することもありません。
ロボアドの「ウェルスナビ」は仮想通貨ではないんですが、こちらは投資先を考えずに全自動で運用できる仕組みなので、こういったサービスを活用するのもいいでしょう。
暴落しているときの相場に積立投資を行う場合は、短期的なリターンはあまり見込めないので、長期の資産構築を目指して余剰資金で始めるのがおすすめです。
まとめ
ということで仮想通貨の大暴落に対する向き合い方についてまとめましたが、仮想通貨のバブルは崩壊していません!
というのも、人の感情を読み取って相場を予測する「WebBot」によると、2018年の年末にはビットコイン価格が1,000万円に到達するとしています。
もちろん確定的なものではないんですが、ここでご紹介したように仮想通貨の価値を考えると、今後の発展の仕方によっては十分現実的な話じゃないかと思っています。
それと今の相場を比べるとBTCは70万円台ですから上昇する余力は計りしれません。
2017年に200万円を突破した急上昇も可愛く見えてしまうほどですし。
投資で儲けようと思っている人ほどビッグウェーブに乗り遅れてしまうのは、市場が過熱したときにようやく参入しているからです。
波が高ければそれだけ高見を目指すことができますが、すでに高い位置から飛び込もうとすると波に呑み込まれる。
そんな失敗をしないためにも、「次に来る大きな波」に備えることを考えて、今のうちに淡々と積み立てておくことを検討していきましょう。
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