私は自分で言うのもなんですが、「ザ・貧乏人!」として30年近く生きてきましたが、常々「自分はお金持ちになるんだ!」と願望を抱いてきました。
誰だって貧乏な生活を送るより、お金持ちになって裕福な生活を送りたいと考えるのが自然でしょう。
同じ人間でありながら自分よりも貧乏な状況からお金持ちになった人も存在し、なぜここまで差ができてしまうのかが気になるところでもありますよね。
そもそもどこからお金持ちと言えるのかの基準もいまいちわかりません。
そこで今回は、お金持ちと貧乏人の考え方の違いや、お金持ちになる基準や条件について解説していきます。
お金持ちと貧乏人の基準や条件はある?
「どこからがお金持ちでどこからが貧乏なの?」と、具体的に境目がわからない人もいるんじゃないでしょうか。
月100万円稼いでいる人や年収1,000万円以上の人、超豪華な豪邸に住んでいる人などのように、お金を基準にして考えるのが普通かもしれませんね。
ですが、いくらお金を持っていようと使い方を知らなければ、すぐに消費して貧乏生活に逆戻りしてしまう人もたくさんいます。
お金はたしかに「お金持ち」という1つのわかりやすい判断基準になりますが、本当の意味でのお金持ちではないと言えます。
では「本当の意味でのお金持ち」とは、どんな人のことを意味するのでしょうか。
それは「受動的」であるか「能動的」であるかという考え方の違いになります。
実際に貧乏人の考え方とお金持ちの考え方を例にして、その違いが何なのかを具体的にみていきましょう。
お金持ちとは違う貧乏人によくある考え方
まずは貧乏人である人がよく考えてしまうことを、1つ1つ説明していくのでその傾向を確認していきましょう。
①:誰かのために働いている
貧乏人はお金を稼ぐために必死になり、目先のことばかり中心に考えながら働いている傾向があります。
お金は生活する上で欠かせないものだと誰もが理解している為、自分の夢や理想的な生き方は二の次にして、誰かが経営している会社に属してその会社のために働いています。
貧乏人がこの働き方を選んでしまうのは、お金を稼ぐ方法として最も簡単で安定していることを知っているからです。
自分であれこれ考えなくても、上司から指示されるがままに仕事をこなすだけでいいですし、万が一失敗しても責任はすべて会社が負ってくれます。
つまり、会社の一部となって「人に使われている働き方」を続けているということですね。
②:常に楽である選択肢を選んでいる
貧乏人はわざわざ危険を冒してまで行動しようとはせず、安全である道があるのなら喜んでそちらを選ぶことが多いです。
自分にとって面倒に感じていることや厳しい環境、明らかにリスクが高いようなことには避けるのが当然だと考える傾向にあります。
たしかにローリスクで安定性の高い方向に行動して行った方が、トラブルに遭ってしまう可能性も低くて楽なことかもしれません。
ですが、楽をして人生が豊かになるような甘い世の中ではないので、リスクを避けていてはいつまで経っても貧乏人のまま抜け出すことができません。
変化が起きることは限りなくゼロに近いと言ってもいいでしょう。
③:誰とでも仲良くしようとする
貧乏人からしたらお金持ちの存在は「異能者」であり、そんな人は世間を見渡しても少ない存在です。
なのでもっと自分と同じような考え方や境遇が近い人、そんな身近に居そうな多数の存在を求めてしまう傾向が強いです。
これは貧乏人の方が割合的にも大多数を占める為、同じ行動をしている人と一緒にいた方が安心できるからです。
たしかに色んな人と仲良くすることで多くの友人はできるかもしれませんが、お金持ちのような成功者が周りにいなければ、成功するための情報を得ることができません。
仲良くすることが悪いことではありませんが、今の自分の環境に満足していないのであれば、理想としている人や理想に近い人と接するようにするべきですね。
④:お金は貯めるものだと考えている
貧乏人は今稼いでいる範囲でお金をどうにか貯めていこうと考え、できるだけ安いものを選んだり、無駄な出費を抑えて節約を行っていきます。
もちろん節約は大切なことですが、貯蓄はできたとしても得られる収入が増えるわけではありません。
お金というのはいつか必ず消費していくものなので、大きな買い物をすれば今まで一生懸命貯めてきたお金は一瞬でなくなります。
そのときに稼げる収入が今まで通りの金額では、また同じ金額を貯めるために同じことを繰り返して同じ時間を費やすことになりますよね。
これでは貧乏人から抜け出すことができないので、お金を貯めるだけでなく稼ぐことも考えなければお金持ちにはなれません。
⑤:働くのはお金のためだと考えている
貧乏人は生きていくために、自分の身体と時間を使って働くことでお金を稼いでいくことが当然だと考えます。
毎日何もせずに遊んでいる暇があるなら、仕事をして収入を増やすことに時間を費やした方が、裕福になれると考えるのが普通ですよね。
少ない労働時間ではその分収入も比例して少なくなってしまうので、毎月の支払いが追いつかなくなって、生活も困難になることを誰もが知っています。
その為、できる限り給料の高い一流企業に就職することを目指しますが、一流企業で働くためには知識を身につけたり、何かしらのスキルが必要になることがほとんどでしょう。
つまり、お金持ちになりたいのであれば、その分野に精通したノウハウを学ぶことが必要になってきます。
ノウハウといっても資格などを取る必要はなく、今やネット上で簡単に知識が手に入る時代です。
本当に価値があるものは「自分が持っているスキル」であり、お金自体には価値がないことを意味します。
⑥:稼いだお金はモノに消費する
お金は生活のためだけではなく、時には豪華な食事をしたり欲しいモノを買ったり、好きな趣味のためにお金を使うことだってあるでしょう。
一生懸命頑張って仕事をしてきた見返りに、自分に対してのご褒美にお金を使ってストレスを発散する人も多いんじゃないでしょうか。
ですがモノを手に入れるためには必ずお金を消費し、モノを買う行為が多くなれば人の欲求は次第に大きくなっていくものです。
常に技術が進歩している世の中では新商品の開発・販売がとどまることがないので、貧乏人はその場の感情や軽率な考えで新しいものに飛びついてしまいがちです。
今後の人生の中でそれが本当に必要なモノなのかを見極めなければ、歯止めなくお金を使ってしまう「消費癖」が身に付く原因となるでしょう。
⑦:自分だけの力でなんとかしようと考える
貧乏人がお金持ちになるためには、誰よりも成功したいという強い意思と並々ならぬ努力が必要不可欠です。
目標に向かって情報を収集したり、得た知識を活かして実践してみたりとそれなりの努力は自分だけの力でもできることです。
ただ、ゼロの状態から自分1人の力でなんとかしようとするのは非効率であり、そもそも得られる情報には限界があります。
わざわざ見えないことを追いかけるよりも、見えている人から情報を得た方が成功できる可能性は高くなることは明白です。
お金持ちになるためには、すでにその経験をしている成功者の力を借りるのが最も効率的かつ効果的なんです。
貧乏人とは違うお金持ちによくある考え方
それでは次にお金持ちの人が考えていることは、貧乏人とどう違ってくるのかを見ていきましょう。
①:自分のために働いている
お金持ちになれる人は誰かのために仕事をすることを嫌い、そんな時間があるなら自分のために行動します。
貧乏人が会社の一部となって人に従いながら働いている時に、自分の事業を始めるための準備を整えています。
人に雇われながら仕事を続けている限りは安定した収入が得られるかもしれませんが、それでは労働環境から抜け出すことができません。
労働ではお金持ちになれないことを知っているので、雇われる側から雇う側になるための仕組みを構築することを最優先で考えます。
これが自分のために働ける最善の方法であることは間違いないでしょう。
事業を始めるといっても会社を立ち上げる必要なんてありません。
インターネットを利用すれば、会社員の人でも主婦の人でも学生の人でも簡単に自分のビジネスを始めることは可能です。
あとはそこに向かって行動できるかできないかの違いですね。
②:楽は避けて困難な選択肢を選んでいる
お金を稼ぐということに対して人それぞれ考え方は違うものですが、この世の中に誰もが楽をして稼げるような方法は絶対にありません。
ネット上に広がっている甘い情報に誘われて、楽な方向に物事を考えてしまうとお金持ちになれないだけでなく、今よりもさらに貧乏になってしまうでしょう。
また、宝くじや懸賞のような一発逆転の運要素に頼ることはせず、自分の将来を明るくするためにもリスクは覚悟の上で、個人事業を始めるという困難な道を選ぶことが多いです。
貧乏人から抜け出したいと本気で考えているのなら、多少のリスクを恐れないで今の環境を変えることが必要です。
変化の見えない今の状況を打開しない限りは、貧乏からの脱出は難しいと考えるべきですね。
多くの人が避けてきた困難な道に挑戦する勇気がなければ、お金持ちになるチャンスは一生こないと思った方がいいでしょう。
③:付き合う人を限定している
貧乏人は貧乏人の仲間と付き合い、お金持ちはお金持ちの人と付き合うのが自然の流れであり、これは住んでいる場所も仕事をしている環境もお金に対する考え方も違うからです。
自分の月収や年収は付き合っている人が稼いでいる平均額に比例する傾向があり、10人いる友人の年収が400万円なら自分の年収も400万円になります。
対してに10人いる友人の年収が1,000万円なら、単純ですが自分も1,000万円になるということですね。
これは簡単な話で、年収400万円の友人から学べることは年収400万円までの知識まで、それ以上にお金を稼ぐノウハウを知りません。
ですが年収400万円の人が年収1,000万円の人の中に入ると、自然と年収1,000万円のノウハウが身についていくので今よりも確実に稼げるようになるんです。
お金持ちの人は常に自分よりも上の存在を求め、お金を稼ぐための知識を理解しようと行動するものです。
つまり、貧乏人から抜け出すにはできるだけお金持ちの人と付き合い、そこでノウハウを習得することが重要だということになりますね。
④:お金は増やすものだと考えている
お金持ちの人でも貧乏人と同様に不要なお金は減らして、節約しながら貯蓄することも考えています。
ですが「貯める」という行動だけにとどまらず、どうすれば貯まったお金を増やすことができるのか、ということを頭に入れて未来を想像します。
お金自体に価値がないことを知っているので、お金を自分のところまで運んでくれる仕組み作りに尽力するのがお金持ちの行動と言えますね。
お金持ちにとって労働というのは、仕組みを構築するための単なる資金作りの方法の1つでしかないわけです。
そのお金は労働に頼ることのないシステムの構築のために使い、身を削らなくてもいい不労所得による収入源の確保を目指しています。
なので貯めたお金をどのように増やすかを考えることが貧乏人脱出には欠かせません。
⑤:働くのは成長のためだと考えている
貧乏人に「なんのために働いているのか?」と質問すると、ほぼ100%の確率で「お金が必要だから」と回答するでしょう。
たしかにお金を稼ぐことを目的としているのは当たり前のことです。
アルバイトなら時給800円より1,000円の方を選びますし、正社員なら月収20万より30万円の会社に就職したいと思うのは当然のことでしょう。
ですが、お金持ちが働くことに対して考えていることは今の現状をどうするかではなく、将来自分が成功するために必要な知識や経験を身につけることです。
AI(人工知能)技術が急速に発達してきている現在では、人の労働を必要とする仕事がどんどん減少してきているので、いつまでも労働ができる環境が続くとは限りません。
もしお金のためだけに仕事を続けていていざ仕事がなくなってしまったとき、その状況を自分の力で打開する術はないでしょう。
ですが、若い頃からお金を稼ぐための知識や経験を身につけていれば、もし仕事を急に失っても自分でビジネスを始めることができますよね。
つまり、お金というのは「サブ的要素」であり、成長という「メイン要素」を意識して働くことが重要です。
⑥:稼いだお金は投資に回している
貧乏人の多くは頑張って稼いだお金は好きなことに使うことが自分のためだと考え、遊びや欲しいモノにお金を使ってしまいます。
もちろん自分で稼いだお金なので使い方は個人の自由であり、好きなときに何も考えずパーッと使ってしまうことでストレス発散になることもあるでしょう。
ただ、お金持ちになりたいのなら稼いだお金は浪費に使うことはせず、自己投資に回すことを最優先で考えた方がいいですね。
お金を遊びやモノに使ってもただ消費していくだけで、そこからお金を生み出してくれるわけではありません。
はたして「その行為が将来のために必要なことなのか?」と聞かれたら、必ずしも必要とは言い切れないでしょう。
お金持ちの人は今の地位に辿り着いたからこそ遊べているだけであって、そこに到達するまでは浪費にお金を使うようなことはしません。
そんな暇があるのなら収入を少しでも増やすために、お金は投資に回すようにすることが基本と考えています。
⑦:迷ったら誰かに助けを求める
誰かの手助けがなくても1人で努力を続けることで、成し遂げられることはたくさんありますが、それだけ時間と経験と知識が必要になってきます。
そして1人というのは孤独でありながら自分自身との戦いでもあり、この状況で継続していくのは非常に大変なことで並外れた精神力がなければ難しいのです。
わざわざそんな孤独な環境に身を置いておく必要はありませんし、これは先程説明した「困難なことに挑戦する」とは少し意味が違います。
周りとの繋がりをシャットダウンして自分の力だけで挑戦するというのは必要な意思ですが、成功を求めているのなら人の助けを借りることも考えましょう。
1人ではどうにもできないことでも、協力を求めることで資金の援助をしてもらったり、労働力が確保できたりすることもあります。
「自分1人でなんとか切り抜ける!」とは考えないのがお金持ちというものです。
最短距離でお金持ちになるには、周りの力を上手く利用して自分の力に変えることですね。
お金持ちと貧乏人は見てきた景色が違う
以上の内容からわかるように貧乏人が過ごしてきた時間や考え方、行ってきた行動などはお金持ちの人とは全く異なっていて、今まで見てきた景色が違っていますよね。
自分よりも貧乏で貧しい人はこの世の中にたくさんいるでしょうし、そんな環境の中でも苦労を重ねてお金持ちに這い上がった人もたくさんいます。
そうゆう人たちと比べて今でも貧乏なままの人たちとの違いがあるとすれば、それはやはり物事の考え方や今を生きるのではなく、未来を見据えた人生計画があるかないかでしょう。
実際のところ、お金持ちの考え方がわかったとしても、今の現状を乗り切ることで精一杯であることに変わりはないかもしれません。
- 労働をしてでもお金を稼がなければ生活できない
- 借金を抱えていて身動きが取れない
- 残業ばかりで時間に余裕がない
- 家事育児が大変で時間を作れない
などなど、人それぞれに事情があることも事実です。
ただ、そんな厳しい状況に立たされているのはあなただけではなく、ほとんどの貧乏人も同じく厳しい状況の中で生活を送っていることもまた事実。
そこからお金持ちへの道を切り開ける人が出てきているのは、純粋に「お金持ちになる!」という気持ちを諦めずに持ち続けているからです。
貧乏だからといっても全く自由に使えるお金がないわけではなく、それなりにモノを買ったり外食をしたり、旅行に行ったり遊びに行ったりする余裕はあるでしょう。
お金持ちを本気で目指している貧乏人は、こうした浪費は一切断ち切って必要最低限の生活費だけで、残りの余ったお金は貯蓄しながら投資やビジネスの機会を待っているのです。
今では気軽に始められるネットビジネスもたくさんあるので、お金の貯蓄が厳しいなら「時間を貯蓄」して行動する時間を作るという考え方もあります。
あとは
- 一歩踏み出す勇気
- お金持ちになる強い意志
- 今の現状を変える覚悟
があれば、今見えている景色もガラリと変わってお金持ちに近づけるかもしれません。
お金持ちと貧乏人が持つ考え方のまとめ
ここまでご紹介したお金持ちと貧乏人の考え方をまとめておきますね。
貧乏人の考え方7つ
- 誰かのために働いている
- 常に楽である選択肢を選んでいる
- 誰とでも仲良くしようとする
- お金は貯めるものだと考えている
- 働くのはお金のためだと考えている
- 稼いだお金はモノに消費する
- 自分だけの力でなんとかしようと考える
お金持ちの考え方7つ
- 自分のために働いている
- 楽は避けて困難な選択肢を選んでいる
- 付き合う人を限定している
- お金は増やすものだと考えている
- 働くのは成長の為だと考えている
- 稼いだお金は投資に回している
- 迷ったら誰かに助けを求める
私はお金持ちの考え方を知ってからは時間の使い方や生活の無駄を省いた節約を考え、労働ではなく不労所得を目指す投資へ方向を切り替えています。
そして現在では個人事業主として行動している段階です。
投資では株式・FX・仮想通貨など色々ありますが、基礎知識と運用資金がなければ始めることは難しいので、私の場合は情報を提供するビジネスからスタートさせています。
お金持ちの考え方が理解できたとしても、実際に行動しなければ今の現状に変化が訪れることはないと私は思います。
世の中の流れに逆らわず今の生活を無難に維持する「受動的」であるか、自分の行動で今の生活を切り開く「能動的」であるかは、あなた自身が選択することでしょう。
今の人生に満足しているか、それともさらに高みを目指すかは人それぞれ自由なことなので、自分が正しいと思った道を進んで行くのが正解なのかもしれませんね。
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