男性でも女性でも親元を離れて一人暮らしを始める方は、引越しすることも初めての経験ですよね。
「引越し費用ってどれくらいなの?」「生活費っていくら必要?」「必要経費はなに?」というように、不安に感じることは多いでしょう。
一人暮らしをするからには今まで必要なかった家賃や食費、水道光熱費などを全て自分で払っていかないといけませんし…
初めて一人暮らしをする上では、やっぱりお金関係に不安を感じるものですし、相場がどれくらいかを知って節約できるか考えるのがおすすめです。
そこで今回は、6年以上一人暮らしを経験してわかった引越し費用や生活費について、わかりやすく解説していきますね!
一人暮らしの引越しでかかる費用ってなに?
一人暮らしを考える場合は基本的にはまず、マンションやアパートなどの賃貸物件を探して、不動産会社を経由して賃貸契約を結ぶことになります。
この賃貸契約をするときに、必要な費用はいくらかが気になるところだと思います。
そこで賃貸契約に必要な経費を見ていきましょう。
- 敷金:賃貸の退去時にかかる修復費用
- 礼金:賃貸の家主に支払う謝礼金
- 仲介手数料:契約する不動産会社に支払う費用
- 前家賃・共益費:家賃1ヶ月分の前払い金
- 日割り家賃・共益費:月途中で入居した時のみ
- 火災保険料:火事・水周りのトラブルが対象
- 家賃保証料:家賃の保証会社との契約費用
- 鍵の交換費:防犯対策で必要な費用
一人暮らしは家賃だけではなく、色々と必要になる費用はたくさんあります。
なので、気軽な気持ちで引越しを考えてしまうと、お金関係で後々困ることになるので注意しましょう。
一人暮らしの賃貸契約に必要な費用はいくらなのか
一人暮らしをするときに、準備しておきたいお金は敷金・礼金があるか、家賃の金額などによって変わってきます。
ここでは1つの目安として、家賃が月5万円の物件に引越しする例を見てみましょう。
家賃5万円の賃貸に引越しする場合 | |
必要経費 | 目安金額 |
敷金 | 5万円 |
礼金 | 5万円 |
仲介手数料 | 2.5万円 |
前家賃・共益費 | 5万円 |
日割り家賃・共益費 | 1日入居で0円 |
火災保険料 | 2万円 |
家賃保証料 | 2.5万円 |
鍵の交換費 | 1.5万円 |
合計金額 | 23.5万円 |
引越しするためには、最低でも約24万円ほどの費用を準備しておく必要がありますね。
もちろんこれ以上お金が必要になることもあるので、最低限の資金ではなく少し余裕を持っておく方が安心です。
引越し後の生活費がいくらかかるか最初はわからないので、ギリギリの資金内で一人暮らしを始めてしまうと、金欠になってしまうこともありますから…
一人暮らしの引越し費用を節約するために
引越しに必要な初期費用は20万円以上の高額になる場合が多いので、そう簡単に準備できるものでもありませんよね。
なので、できるだけ費用を節約して引越しをしたいと考えるもの。
費用を節約するためのポイントはいくつかあります。
- 敷金・礼金なしの物件を選ぶ
- フリーレントの物件を探す
- 初期費用を分割にしてもらう
- 仲介手数料なしの賃貸物件を探す
これらのポイントを抑えておくと、一人暮らしにかかる引越しの初期費用を10万円ほど節約できる可能性が高いですよ。
それぞれについて少し解説しておきますね。
敷金・礼金なしの物件を選ぶ
敷金・礼金に関しては今まで必要になることが一般的でしたが、現在では敷金・礼金ともに不要な物件もたくさんあります。
賃貸の家主は、「物件の空室を何とかして埋めたい!」と考えているので、初期費用を安くして契約率を上げることを優先しているケースも多いですね。
そもそも契約がなければ、管理コストがかかるだけですから。
それなら初期費用の負担を軽くして、契約してもらった方がメリットがあります。
契約者側も敷金・礼金がなければ、お金をかなり節約できますからね。
フリーレントの物件を探す
「フリーレント」とは、契約した際に1ヶ月分の前家賃を不要にできる物件のことです。
基本的な賃貸物件では、家賃1ヶ月分を先に入金する前家賃が必要なので、ここも大きな負担ですよね。
ですがフリーレント物件であれば、前家賃の費用を節約することができます。
ただ、フリーレントは「定期契約」をする必要があるので、契約期間まではしっかり入居しないといけません。
仮に契約期間の満期までに途中解約する場合は、違約金を支払うことになります。
なので、「住み心地が悪いし、別の物件に引越ししよう。」と思っても、自分のタイミングで無料でできないことに注意が必要ですね。
初期費用を分割にしてもらう
契約を行う不動産会社によっては、クレジットカード決済に対応している場合もあります。
クレカ決済ができると引越しに必要な初期費用を、一括払いではなく「分割払い」にすることも可能です。
まとまった貯金はないけど、仕事などの都合でどうしても引越ししないといけないときには、こうした分割払いができるとありがたいですね。
賃貸契約時は、支払い方法や返済期間についても確認しておくといいかと思います。
仲介手数料なしの賃貸物件を探す
賃貸物件の中にはなかなか空室が埋まらない対策として、仲介手数料なしで契約できる物件があることも。
仲介手数料は契約者が不動産会社に対して支払うものですが、これを家主が立て替えて支払うことで、契約率を上げていることもありますね。
仲介手数料も安い費用ではないので、節約できる物件があるに越したことはないでしょう。
引越しを業者に依頼するならどこ?費用は高い?
賃貸物件をどこにするか決まったら、次に問題となってくるのが「引越し業者」をどこにするかだと思います。
大手で有名なのは「アリさんマークの引越社」や「クロネコヤマト引越センター」ですね。
普通に引越し依頼をするとなると、
- 単身で同一地方:約5万円
- 単身で遠距離:約8万円
このくらいの費用がかかってきます。
ただ、引越し業者は全国で見ると100社以上あるので、しっかり探せばもっと安い費用で行ってくれるところもあります。
できるだけ引越し業者の費用を安くしたい方は
一人暮らしをする新居が決まって、一番安い引越し業者に依頼するなら「LIFULL 引越し」か「引越し価格ガイド」で一括見積りするのがおすすめです。
自分で1社ごとに探すより、効率的に安い業者を見つけることができます。
どちらを利用してもネット上で簡単な情報を入力するだけで、無料一括見積りができて便利ですし、引越し費用が最大50%割引される特典付きですよ。
「LIFULL 引越し」の場合は、今なら最大10万円のキャッシュバックキャンペーン中なので、他で一括見積りを依頼するよりもお得ですね。
単身引越しが割安で人気の高い「赤帽」も登録業者に入っていますし、LIFULLだけのお得な特典も用意されています。
また、日本最大級の不動産探しで有名な「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」が運営しています。
東証一部にも上場済みなので安心して利用できますね。
引越し費用を安く抑えるなら、「LIFULL 引越し」で一括見積りを検討されてみて下さい。
引越し後の一人暮らしで必要な生活費
引越しをすべて終えると、さっそく新居で一人暮らしのスタートです。
男性にしても女性にしても、どれくらいの生活費が必要なのかは、実際に生活してみないことには想像もつきませんよね。
なのである程度の目安として、まずは一般的な項目を分類してみました。
- 家賃
- 食費
- 水道光熱費
- 携帯代
- ネット代
- 交通費
- NHK通信費
- 雑費
雑費は主に「飲み代」「遊び代」や「趣味」「娯楽」など、人によって毎月大きく変動する費用ですね。
一般的な男性が1ヶ月で使う生活費の目安
項目 | 目安金額 |
家賃 | 4.5万円 |
食費 | 3万円 |
水道光熱費 | 1万円 |
携帯代 | 8,000円 |
ネット代 | 4,000円 |
交通費 | 1万円 |
NHK通信費 | 3,000円 |
雑費 | 3万円 |
合計金額 | 14万円 |
一人暮らしする地域によって家賃は変わりますし、節約を意識して自炊したり遊ぶことが少ない方は、もっと節約できる場合もありますね。
私の場合だと基本インドアで外食したりすることもあまりないので、月10万円以下に抑えることもできますよ。笑
スマホもキャリアから「格安SIM」に換えるだけで、月2,000円程度に節約できますからね。
ジュースも買わずに基本お茶にすれば結構お金が残りますよ。
私は元々大雑把で生活費をまったく気にしてませんでしたが、ひとつ確かなのは支出を管理して節約は早めに意識しておいた方がいいです。
残るお金が全然違ってくるので…
一人暮らしで準備しておきたい必需品
一人暮らしをスタートさせる上では、前もって揃えておきたい必需品があります。
中でも家電製品がほんとに必須なので、重要度の高いものから購入しておいた方がいいですね。
このような疑問がある方も中にはいるんじゃないかと思います。
そこで個人的に必要だと感じる必需品を、重要度別にまとめてみました。
重要度 | 必需品 |
★★★★★★ | 電子レンジ |
★★★★★ | 冷蔵庫 |
★★★★★ | 洗濯機 |
★★★★★ | パソコン |
★★★★ | こたつ |
★★★★ | 布団 |
★★★★ | アイロン&台 |
★★★ | 部屋干しスタンド |
★★★ | テレビ |
★★★ | オーブントースター |
★★★ | 掃除機 |
★★ | 炊飯器 |
★★ | ドライヤー |
★★ | 電気毛布 |
★ | 電気ケトル |
★ | セラミックファンヒーター |
★ | スチールラック |
一人暮らしをする上では、この辺の家電などが必要になってきますね。
電子レンジ・冷蔵庫・洗濯機は100%必須と言えますし、パソコンも1台は必ず持っておいた方がなにかと役に立ちます。
最近だとテレビがなくてもパソコンでなんでもできますから、個人的にはほんと重宝しています。
また、こたつがあると冬場の電気代を抑えられるので、エアコンを使用するより3分の1程度の消費で済みますよ。
水道光熱費だと、やっぱり電気代が一番お金がかかりますからね。
電子レンジのおすすめは「オーブンレンジ」
一人暮らしを始める上で真っ先に購入しておきたいのは「電子レンジ」ですね。
コンビニの利用が多い方や、冷凍食品を購入してたくさんストックしておく方には、電子レンジはまず欠かせません。
温めるだけで美味しく食べられるなんて、今更ながらほんと便利な家電ですよね。
電子レンジを選ぶ際に注意したいのは、安い商品だと東日本と西日本で電圧周波数が異なり地域によって使えない場合があること。
なので、安さだけにつられて購入しないようにして下さい。
個人的におすすめなのは、「あたため」と「焼く」ことができる「オーブンレンジ」ですね。
トースターの機能も兼ね備えているので、パン・ビザやコロッケ・フライなど、サクサクに仕上げることができます。
以前に私はなんでもかんでもレンジで温めていましたが、サクサク感があるとないとじゃ全然美味しさが違うんですよね…
オーブンレンジは2段調理できるものが便利ですよ。
一人暮らし用の冷蔵庫は「90~100L」サイズがおすすめ
今後の生活スタイルによって選ぶ大きさも違いますが、全く自炊をしないという人でもある程度の食品をまとめ買いすることもあります。
万が一食材が全部入らなくて「失敗してしまった」と嘆いても、簡単に買い替えできるものじゃないですよね…
冷蔵庫はおそらく10年以上は使い続けるんじゃないかと。
なので、コンパクト過ぎないそこそこ大きさがある冷蔵庫がいいですね。
60L程度の冷蔵容量では不足する可能性が高いので、私的には90~100Lは欲しいかなぁと感じます。
この大きさなら、1週間近くの食材も収納できて一人暮らしに最適ですから。
購入するなら直冷式の2ドア冷蔵庫で、氷が作れるカバー付き製氷機もあると、まず困ることもないかと思います。
冷凍庫内に霜取り機能があるかないかの違いもありますが、私的には特になくても問題ありませんね。
洗濯機は「4.5kg~5.5kg」の縦型がおすすめ
賃貸住宅の場合は洗面所の近くや、ベランダに設置されている洗濯機置き場のサイズに合うものを選ぶ必要があります。
初めての引越しではいまいちサイズ間が掴めないので、水道の蛇口のかみ合わせや排水ホースの設置などで多少苦労するかもしれません。
ここでよくある失敗が「ドラム式洗濯機」を選んでしまったばっかりに、サイズや高さが合わずに結局使えないという事態ですね…
なのでここは無難に「縦型洗濯機」を選択した方が間違いないかと。
一人暮らしなら4.5~5.5kg程度のサイズが丁度いいかなと思います。
仕事の関係で夜遅くに洗濯するような方で、マンションやアパートの賃貸に住むなら、できるだけ洗い音が静かな洗濯機を選びましょう。
また、一人暮らし1日平均の洗濯物の量は約1.5kgなので、4.5kg以上あると3日分はまとめ洗いができて便利ですよ。
余裕を持って5.5kgサイズが個人的にはおすすめです。
パソコンは持ち運び便利な「ノート」がおすすめ
パソコンはインターネットがあれば、テレビ代わりに動画などを視聴できたり、ニュースや話題情報をチェックしたと、とにかくあると便利ですね。
Microsoft Office(Word、Excel、PPTなど)も使えるので、仕事関係の書類作成もできます。
パソコンには「タブレット・ノート・デスクトップ」などの種類があるので、様々なライフスタイルに合わせた使い方ができますよ。
その中でも外出時や自宅でも気軽に使いやすいのはノートパソコンですね。
実際私もずっとノートパソコンを愛用しています。
最近では1kg以下の超軽量で薄型の高性能ノートパソコンがあるので、カバンに入れていてもそれほど気にならないと思います。
パソコンは長時間連続して使用することも多いので、なるべく大容量バッテリーを内蔵しているものがいいですね。
予算は3万円ほどあれば、結構いいノートパソコンが購入できますよ。
家電等の購入資金として10万円ほどの費用も必要
- オーブンレンジ:約2万円
- 冷蔵庫:約2万円
- 洗濯機:約2万円
- ノートパソコン:約3万円
- こたつ:約6,000円
- 布団:約5,000円
- アイロン&台:約4,000円
こんな感じで一人暮らしをゼロから始める場合は、すべて揃えていく必要があるのでそこそこ費用がかかります。
最低限のものだけを揃えていくにしても日用品や食器関連など、細かい部分を見れば結構なお金が必要になってきますよね。
実家からある程度持って来れるなら、そこまで大きな負担はないかもしれません。
でも、新生活が始まるので色々新調したい気持ちもあったり…
冷蔵庫や洗濯機は一人暮らし用のものが必ず必要になってくると思うので、10万円ほどの資金は準備しておきたいところです。
私の場合だと、テレビ以外は基本的に買い揃えましたね。
一人暮らしなので、そんな大きい家電とかは必要ないですし、場所もムダに取るのでかなり邪魔だったりします。笑
色々買っちゃう方は多いと思うので、引越し資金とは別に予算は確保しておくのがいいでしょう。
購入商品は引越し当日に届くように指定するとラク
引越しする前に購入した商品が届いてしまうと、運ぶ荷物が増えてしまう原因になります。
一人暮らしはそこまで荷物は多くないと思いますが、先に家電とかが届いてしまうと大変ですよね。
なので、商品を購入するなら引越し当日に指定して、入居先住所に届くようにしておくのがおすすめです。
賃貸物件であれば入居立会予定なども決まっていると思うので、時間帯を調整して配達してもらうのがいいですね。
段ボールなどのゴミも出ますし、引越しついでに対応もできて一石二鳥です。
私もこんな感じで届けてもらいました。
ちなみに、そのときはエレベーターなしの4階だったんですが、階段で上まで運んでくれたので助かりました。
一人暮らしに必要な引越し費用・生活費まとめ
- 賃貸契約で最低20万円以上は準備しておく
- 引越し依頼で5万円~8万円ほど必要
- 一括見積り利用で割引やキャッシュバックあり
- 生活費は1ヶ月あたり14万円ほどが目安
- 家電等の購入で10万円ほどの予算確保も必要
初めての一人暮らしはワクワクしますが、お金関係で不安を感じている方も多いでしょう。
これは男性・女性問わず、誰でも未知の世界に飛び出すわけですからね。
特に金銭的な不安は誰にでもあります。
なので、引越しにかかる費用や引越し後に必要な生活費は、ある程度シミュレーションしておくと不安要素もだいぶ解消されるはずです。
ここでまとめた費用から考えると、一人暮らしを考えるなら40万円~50万円ほどの資金は持っておきたいですね。
多ければ多いに越したことはないですし、それだけ安心して新生活を迎えることができます。
また、自分の新生活に必要なものをしっかりリストアップしておき、計画的に準備を進めておくと後になって困ることもありませんよね。
一人暮らしでなくても、新しいことに向けて行動するときは「何事も最初が肝心」です。
予期せぬ事態に備えてしっかり準備した上で、引越し費用はできるだけ節約しつつ、一人暮らしに向けて行動していきましょう!
引越し依頼はまず一括見積りから!
- LIFULL 引越し ←キャッシュバックあり
- 引越し価格ガイド
▼こちらも合わせてどうぞ▼