Canva(キャンバ)は、ブラウザ上で誰でも手軽に画像編集・加工ができるデザインツール。
ブログやサイトを運営されている方なら、ブログのアイキャッチ画像や記事内の画像を自分好みに編集したいと思う方も多いかと思います。
画像編集なら「Photoshop」が有名ですが、有料でなかなか使いづらい面もありますよね。
そこでおすすめしたいのが、無料ながら画像編集も手軽にできるCanvaです!
すでに前々からリリースされていた「Canva1.0」を利用されている方は多いかもしれません。
ここでは、Canvaの特徴や新しくリリースされた最新版2.0の使い方をわかりやすく解説していきますね。
そもそもCanva(キャンバ)とは?
Canvaとは、インストール不要の無料デザインツールで、ドラッグ&ドロップすれば簡単に画像編集が行えるのが特徴です。
オーストラリア発のツールですが、2017年に日本語版(Canva1.0)がリリースされ、最近では新しい編集画面が利用できる2.0版もリリースされています。
Canvaはすでに世界179ヵ国で1,000万人以上が利用しているようですね。
インターネット環境さえあればいつでも編集可能ですし、パソコンだけでなくスマホアプリも提供されているので、場所を選ばず自由に編集できるのも魅力と言えます。
メールアドレスがあればCanvaに無料登録することができるので、すぐに画像編集を行うことができますよ。
とにかく初心者の方でも手軽に利用できるデザインツールですね。
Canvaを使うとどんなことができるのか?
Canvaではどんなことができるのか、気になっている方は多いかと思います。
なのでまずCanvaでできることをザックリまとめておくと、
- オンライン上で画像・テキスト編集や保存ができる
- 65,000以上のテンプレートが使える
- 100万点以上の写真・アイコン・イラスト等が使える
- ブログ・SNS・ロゴなど幅広いデザインの作成
これらの内容を基本的に無料で利用できるのがCanvaの特徴ですね。
画像編集が今まで苦手だった方でも、手軽かつ簡単にクオリティの高い画像を作成できるのが大きな魅力と言えます。
デザインの専門知識を持っていなくても、以下のようなオシャレな画像を作成できます。
Canvaはデザインのテンプレートが豊富ですし、テキストの編集やアイコンなどの追加も簡単にできるので、とにかく使いやすい画像編集ツールですね。
今までのバージョン1.0から2.0の最新版がリリースされたことで、今まで以上にCanvaの機能性や使いやすさが増しています。
Canvaの有料会員になるとどんなメリットがあるの?
Canvaには「Canva for Work」という、月額12.95ドル(約1,500円)で利用できる有料プランも用意されています。
このCanva for Workへアップグレードすることで、無料会員にはないメリットがたくさんあります。
Canvaの無料会員には以下のような制限があります。
- デザインを整理するためのフォルダーは2つまで
- ストレージでデータの保存は1GBまで
- 無料で使えるテンプレートは8,000ほど
- テンプレートのデザインサイズは変更できない
- 背景を透過して保存できない
- カスタムフォントはアップロードできない
ですが、有料会員になると制限がなくなって無制限で利用できるようになったり、有料のテンプレート・写真素材の約40万点が無料で利用可能になります。
これだけのデザインが利用できるだけでも、有料会員になる価値はありますね。
無料会員でも十分使いやすいんですが、個人的には背景を透明化できないことと、デザインサイズを変更できないのがネックに感じます。
例えばロゴ画像を作成するなら基本的に背景を透明化して、どこでも利用できるように保存したいですよね。
それにどのテンプレートを使っても、自由にサイズを変更して最適化できれば、いろんな場面で活用できたりします。
まずは無料の範囲でCanvaを使ってみて、満足できなければ有料会員も検討するのがいいでしょう。
Canva for Workは30日間の無料お試しもできるので、一度試してみるのもアリかと思いますよ。
ただ、Canva for Workの機能はスマホアプリで使えないので、基本的にブラウザ上のみで利用できることに注意しておきましょう。
Canvaに無料会員登録する方法
登録方法がよくわからないという方もいますよね。
Canvaはメールアドレスだけあれば簡単に登録できるので、すぐに画像編集を始めることができますよ!
ここからは、Canvaに無料会員登録する手順を画像付きで解説していきます。
メールアドレスで無料会員登録する
まずはCanvaの公式ページへアクセスしましょう。
▼公式ページはこちら▼
公式ページに移動したら、Canvaの利用目的を選択する項目があるので、ブログで利用するなら『小規模ビジネス(スタートアップ、ブログ)』をクリックします。
そうすると、Googleアカウントで登録するか、メールアドレスで登録するか選べるので、ここでは『メールアドレスで登録』を選びますね。
Googleアカウントを利用すれば、その後の入力を省略することができますよ。
続いて氏名・メールアドレス・パスワードを入力後、「私はロボットではありません」にチェックして、『登録』ボタンをクリックします。
これでCanvaの無料会員登録が完了し、そのままデザイン作成に入っていく流れになります。
次に自分に最適なデザインを作成するために、最も近い職業を選びますが私の場合なら「ブロガー」になりますね。
次にチームメンバーを追加する項目になりますが、ここは下部の「チームメンバーの招待をスキップ」でいいかと思います。
続いて作成できるデザインのテンプレートが表示されますが、ここは『デザインタイプをもっと見る』をクリックして作成画面へ移動しましょう。
Canvaの最新版2.0の使い方
ここからCanvaの使い方を解説していきますね。
Canvaでは「1.0版」と「2.0ベータ版」があり、どちらでも切り替えて画像編集することができます。
Canva2.0が最新版になるんですが、何が改善されたのかというと、
- 編集の作業スピード・信頼性アップ
- スクロールなしのテンプレート検索が可能
- 新しいホームページ検索バーで従来の倍のスピードでデザイン作成
などの内容になっています。
実際に1.0と比べてみましたが、2.0の方がレスポンスがかなり早いですね。
Canvaのバージョン切り替えは左メニューからいつでもできますが、「1.0」で作成済みのデザインは2.0で編集できないので注意しておきましょう。
2.0で作成したものも同様に1.0で編集はできません。
それではCanva最新版となる2.0で、以下の流れで画像編集を進めていきますね。
- テンプレートの画像サイズを指定する
- テンプレート選択or画像アップロード
- テキスト編集やテキスト枠の追加
- アイコンやイラスト素材の追加
- 編集内容を保存(ダウンロード)する
①:テンプレートの画像サイズを指定する
まずはどのくらいの画像サイズにするかを決めていきましょう。
Canva2.0では、以下の3種類の方法で画像サイズを指定することができます。
- 検索バーからデザイン検索
- おすすめ一覧からデザイン選択
- カスタムサイズから任意のサイズ指定
検索バーからは直接デザイン名を入力して探すことができますが、表示されるプルダウンリストから任意のデザインを選ぶことも可能です。
このときにリストへカーソルを合わせると、右側にそれぞれの画像サイズも表示されるので、どのくらいの大きさなのかが一目でわかりますよ。
検索バーの下にはおすすめデザインが一覧表示されているので、視覚的に大きさをイメージできますし、右端の「>」マークから他のデザインの確認できます。
私が確認したところ、全55種類のデザインに対応した画像サイズが用意されていますね。
「自分のオリジナルサイズで作成したい!」という方は、画面右上の「カスタムサイズ」から任意の幅と高さを指定して作成できますよ。
ブログのアイキャッチ画像の最適サイズは、SNSのことも考えると「16:9」がおすすめですが、はてなブックマークには対応できません。
16:9だとはてなブックマークでは右側が優先的に切り取られる仕様なので、私の場合は「830px×580px」で作成していますね。
はてなを気にしなければ、基本的に「16:9」の比率で問題ないかと思います。
②:テンプレート選択or画像アップロード
画像サイズが決まったら、Canvaに用意されている8,000以上のテンプレートから、オシャレなデザインを選ぶことができます。
各テンプレートの右下に「無料」と表示されているものが無料素材ですが、中には有料素材も含まれているので注意しましょう。
テンプレートを選択したら右側の編集画面にすぐ反映されますよ。
また、フリー素材などをCanvaで画像編集したい場合は、Canvaの左メニューから「アップロード」⇒「画像をアップロード」で追加することができます。
デスクトップからのドラッグ&ドロップでも可能ですよ。
右側の編集画面に追加した画像ファイルを選択すると、サイズ調整や上部の各メニューから編集することもできます。
ちなみにCanvaでは画像サイズによって選べる無料のテンプレートデザインが変わります。
もし他のサイズで使用したいテンプレートがあれば、今のサイズで必要な部分だけ編集&保存して、アップロードすることで使えるようにできます。
また、テンプレートや画像ファイルを使わず背景色だけを変更したい場合は、白背景部分をクリックして左上に出てきたカラーアイコンから好きな色を指定できます。
③:テキスト編集やテキスト枠の追加
Canvaのテンプレートを追加した場合は、テキスト部分を選択すると内容の編集(書き換え)が可能です。
ただし、Canva2.0では先に使用中フォントを「日本語フォント」に変更しないと、文字化けする仕様になっています。
なので上部のテキスト編集メニュー左側にある使用中のフォントを、日本語のものに変えておきましょう。
選べるフォントは38種類ほどあるので、そこから好きな日本語フォントに選択したら、任意のテキスト内容に変更しましょう。
テキスト編集メニューからフォントサイズやカラー、太字や配置などの細かな調整もできますよ。
なお、テキスト編集中の選択を解除することで、テキストの位置はどこへでも移動させることが可能です。
複数テキスト枠を追加したい場合は、編集メニュー内の「コピー」を利用するか、左メニューの「テキスト」⇒「テキストボックスの追加」から可能です。
無料のテキストデザインから選ぶこともできますよ。
④:アイコンやイラスト素材の追加
Canvaでは写真素材をはじめ、図形やグラフからアイコンやイラストまで、数百万点以上ある素材を利用することができます。
アイコンを追加したい場合は、左メニューの「素材」からアイコンの項目にある「すべて」をクリックします。
検索バーからワードを入力して絞り込むこともできますよ。
そうすると様々なアイコンが表示されるので、好きなものを選んで追加して下さい。
アイコンのカラー変更やサイズ調整もできます。
なお、ここで使用している無料テンプレートには、バルーンのイラストがすでに入っていますが、テンプレート内の素材は自由に削除することも可能です。
⑤:編集内容を保存(ダウンロード)する
Canvaでの画像編集が完了したら、最後に画像データをパソコン側に保存します。
画面右上にあるダウンロードマークをクリックして、ファイルの種類を選択したら「ダウンロード」をクリックしましょう。
画像編集で写真素材を使わない場合は「PNG」がおすすめです。
写真素材を利用して画像を作成する場合は、PNGだとファイルサイズが大きくなるので、「JPG」での保存がいいかと思います。
「ダウンロード」をクリックすると、有料プランのお試し利用画面がポップアップしますが、特に必要なければ画面を閉じれば問題ありませんよ。
あとはパソコン側で指定している保存先で画像データを確認されてみて下さい。
ブログやサイトにアップロードする際は、任意のファイル名に変更しておきましょう。
Canva2.0を利用すると、こんな感じの画像がすぐ作成できますよ!
Canvaならスマホアプリから画像編集もできる!
CanvaにはiPhone・iPad、Androidに対応した画像編集・加工アプリも用意されています。
これならパソコンをわざわざ開かなくても、スマホアプリから簡単にデザインを作成することができますね。
パソコン側で使用しているアカウントでログインすれば、自動的に内容が同期されるようになっています。
なので作成済みのデザインは、パソコンからでもスマホアプリからでも、Canvaで画像編集することができるというわけですね。
外出先で空いた時間にデザインを考えたり、移動時間を使って大体のイメージを残しておけるので時間を有効活用できます。
Canvaのスマホアプリも、ぜひ試されてみて下さいね。
インストール型の画像編集ツールと併用もおすすめ!
「Canvaの無料会員でも便利だけど、もっと細かく編集したい!」という方も、中にはいるんじゃないかと思います。
私もそんな1人なので、Canva2.0の画像編集ツールを使いながら、インストール型の「GIMP(ギンプ)」も利用しています。
このGIMPはパソコンへソフトを一度インストールすれば、あとは起動するだけですぐに画像編集が行えるものです。
もちろん無料で利用することができますよ。
GIMPでは一体何ができるのかというと、
- 画像の光量を調整
- 背景を自由に透明化
- 背景やテキストのグラデーション
- テキストにシャドウやぼかしの追加
- 画像の切り抜き
- 画像の傾斜や角度の調整
- 四角形・円形・自由線での図形の作成
などなど、GIMPは本格的な画像編集ソフトという感じですね。
GIMPには無料のアイコンや写真素材はないので、基本的にはフリー素材を利用して編集を行います。
編集画面はこのような感じになっています。
保存形式もPNGやJPGなど、自由に選択してデザインを保存することが可能です。
色々な機能が使えるので慣れるまで少し大変ですが、機能性で考えれば「Photoshop」の無料版と言えるレベルですね。
Canvaでテンプレートや写真素材を使って大まかなデザインを保存し、GIMPで細かい部分を調整するということもできます。
逆にGIMPで作成したデザインを使って、Canvaで利用できる日本語フォントなどで編集することも可能ですよ。
GIMPはフォントこそたくさんありますが、Canvaで使えるようなフォントがなかったので、これから上手く活用できるんじゃないかと思っています。
もし興味がある方は以下の記事も参考にされてみて下さいね。
画像編集ツールCanvaの特徴・使い方まとめ
ブログで使う画像によって読者の印象も大きく変わりますし、フリー素材をアップロードしただけのアイキャッチ画像では差別化もできませんよね。
Canvaの最新版2.0は、新しい編集画面でより使いやすく設計されているので、これからぜひ活用していきたい画像編集ツールですね。
画像を作成するのが苦手な私でも簡単に作ることができたので、デザインに関して全くの素人でも問題なく利用できますよ!
メールアドレスやGoogleアカウントでサクッと登録できるので、まだ利用されたことがない方は、Canvaでオシャレな画像をデザインしていきましょう!
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