国内の仮想通貨取引所である「bitFlyer(ビットフライヤー)」は、三井住友銀行グループやリクルートなどの名だたる大手企業が出資を行っています。
取引所の中でもセキュリティ面に強く、日本円の不正出金などの被害に遭った場合は、最大500万円まで補償してくれるサービスも用意されています。
そんな安心感のあるビットフライヤーでは、ビットコイン以外にアルトコインを数種類扱っていますが、これらを取引する際には注意が必要なんです。
その注意しておかなければならないことと言うのは、スプレッド(手数料)がかなり高いということです。
今後ビットフライヤーを利用していこうと考えている方は、必ず知っておいてほしいことなので、まだ知らない場合はこの記事の内容を参考にされてみて下さい。
ビットフライヤーにLISK(リスク)が上場
少し話が逸れていますが、ビットフライヤーでは2018年1月31日に、アルトコインの1つであるLISK(リスク)が上場したことが話題になりました。
【リスク(LISK)取扱い開始のお知らせ】アルトコイン販売所にて「リスク(LISK)」の取扱いを開始いたしました。PC より bitFlyer にログイン後「アルトコイン販売所」から「リスク」のタブをクリックしてお取引いただけます。https://t.co/5O5iTtrJuJ pic.twitter.com/h6lNrGD4Zj
— bitFlyer(ビットフライヤー) (@bitFlyer) 2018年1月31日
これによって5月1日時点でのbitFlyerの取り扱い通貨は、以下の7種類になりますね。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ライトコイン(LTC)
- モナコイン(MONA)
- リスク(LSK)
LISKの上場を待ちわびていた仮想通貨ユーザーも多いようで、以前から注目されていたアルトコインでしたし、今後の期待もさらに高まっていくはずです。
上場当初は買い注文が一気に入ったことでLISKの価格も高騰しました。
コインチェックではハッキングの件もあったことで取引が制限されているので、ビットフライヤーで購入できる選択肢ができたのは嬉しいことでしょう。
海外取引所がなかなか使えない初心者の方達が、国内から気軽にLISKを購入できるようになったことも、価格高騰の要因の1つになったのかもしれませんね。
bitFlyerのアルトコイン購入は販売所のみ
ビットフライヤーで仮想通貨を売買する際は、「販売所」と「取引所」のどちらかで行うことになりますが、アルトコインに関しては販売所のみでの通貨売買になります。
- 販売所:取引所が保有する通貨を購入できる場所
- 取引所:他のユーザーが保有する通貨を購入できる場所
つまり、運営会社が持っている仮想通貨を買うか、ユーザーが持っている仮想通貨を買うかの違いですね。
販売所で購入する場合はすでに価格が指定されているので、その価格帯で購入するしかありません。
対して取引所であれば、売りたいというユーザーの中から最も安い価格を指定することができるので、販売所よりもお得な価格帯で通貨を購入できるというわけです。
ただ、売りたいというユーザーの通貨数量が様々なので、自分の買いたいという数量で必ず購入できるとは限らない部分があります。
例えば1BTC購入したいと考えて、最も安い100万円で0.8BTCを売りたいユーザーがいた場合、残りの0.2BTCは次に安い101万円で0.2BTCを売っているユーザーから購入する流れになります。
販売所はスプレッドが存在するので注意!
上記画像はLISKがビットフライヤーに上場してからの価格帯ですが、買いと売りの価格の差を見ると800円以上の幅があることがわかります。
この「買いと売りの価格差」を専門用語でスプレッドと言うのですが、特に高騰時や急落時といった相場が大きく変動する場合は、特にこの価格差が大きくなります。
例えば上記の価格の3,883円でリスクを購入してすぐに売却しようとすると、3,034円にしかならないので、単純に考えて849円も損をすることになります。
相場が安定すれば少しはマシにもなりますが、販売所では購入した瞬間からすでに損失になるので頻繁に売買する人は注意が必要です。
スプレッドの存在を知らなければ、取引を行うごとに損失が拡大していくので、気がついた時には相当な金額になっていることもありますから。
本来なら美味しい極上のお肉が食べられたのに、スプレッドのせいで食べられなくなるなんて、どう考えても勿体無いですよね。
トレード自体では勝っているのに、「実質はスプレッド分負けている」なんてこともありますから、取引を行うときは十分意識してほしいところです。
スプレッドなしでアルトコインは購入できる?
そもそもスプレッドは販売所のみでかかる手数料になるので、取引所でアルトコインを購入すれば問題は解決します。
ビットフライヤーではビットコイン以外はすべて販売所取引なので、どうしても手数料を安く抑えたい場合は他の仮想通貨取引所を利用する必要があります。
取引所の中でも手数料が割安で購入できるのが、「Zaif(ザイフ)」と「bitbank(ビットバンク)」なんですが、海外取引所も含めると「Binance(バイナンス)」もかなり安いですね。
ザイフはイーサリアムやネムなどのアルトコインを取引所で購入できますし、主軸通貨のビットコイン取引なら-0.01%なので逆に手数料分お得です。
ビットバンクもイーサリアムなどはもちろん、人気通貨のリップルも購入できる取引所なので利用する人も多いです。
仮想通貨売買で無駄な手数料を支払いたくない人は、販売所ではなく取引所で購入するようにしましょう。
\手数料が割安なザイフ/
\リップルならビットバンク/
まとめ
仮想通貨投資は基本的に売買差益によって利益を増やしていきますが、取引時の手数料に目を向けてみると意外と損をしていることもあります。
初心者のうちは気がつかない人も多いので、知らず知らずのうちに手数料という損失を出してしまう可能性もあり、支払う必要のないお金を無駄に払うことにもなりますよね。
ビットフライヤーに限らず取引所では、表面としては基本的な手数料は無料となっているところも多く、実質的な手数料がかかることを知らずに利用している人もいるかもしれません。
仮想通貨取引所を初めて利用される場合は、その辺の情報もしっかり確認してから決めていくようにして下さい。
ただ、ザイフでは取り扱っていない通貨があったり、ビットフライヤーなら補償制度もあって安心して取引ができる特徴もあります。
ビットフライヤーは日本最大級の資本力・取引量を有する取引所なので、安定した環境で取引を行いたいという方は、スプレッドに注意しつつビットフライヤーを利用していきましょう。
\安全性No.1!ビットフライヤー/