現在ではかなり有名になってきたビットコイン(bitcoin)ですが、そのコインを買ったり売ったりするためには「取引所」となる口座開設が必須になってきます。
取引所はいくつか存在しますが、その中でも仮想通貨をこれから初めて扱うという人であれば、「bitFlyer(ビットフライヤー)」がオススメの取引所になります。
ビットフライヤーはビットコインをはじめとした、イーサリアム(Ethereum)やライトコイン(litecoin)など、世界的に有名で安定性のある通貨を取り扱っています。
また、資本力もトップクラスを誇っているので、安心して取引を行っていくことができます。
そこで今回はビットフライヤーのアカウント作成から口座開設の全手順を画像付き図解し、申し込み時の注意点や必要になる設定なども合わせて解説していきますね。
bitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設の流れ
まずはビットフライヤーの口座開設を進めていく上で、基本的な作業の流れは以下のようになっています。
- ビットフライヤーの公式サイトにアクセス
- メールアドレスを使ってbitFlyerのアカウントを作成
- 取引に必要な情報を登録する
- ご本人確認書類を提出する
- お客様の取引目的等のご確認
- ビットフライヤーの口座開設の手続き完了
- 数日後にハガキが届くと全てが完了となる
アカウントの作成は現在使用中のFacebookやYahoo!、Googleのアカウントでも可能ですが、セキュリティ面を考えると、新しくフリーメールアドレスを用意するのが無難でしょう。
既存のアドレスを使用してもいいんですが、できる限り安全な環境で仮想通貨を扱いたいという場合は、Gmailなどで新規にアドレスを作成しておきましょう。
ご本人確認書類の提出方法は画像データのアップロードなので、運転免許証や健康保険証の両面や、印鑑登録証明書や住民票の写しなどのデータが必要になります。
bitFlyerの口座開設をスムーズに進めていくためにも、事前に必要書類または画像データを用意しておくといいですね。
口座開設の手続きにかかる時間は10分程度なので、ここから先の手順通りに作業を進めていけば、問題なく口座開設ができるので落ち着いて手続きを行って下さい。
ビットフライヤーのアカウント(口座)は2種類ある
口座開設を進めていく前に知っておいてほしいのが、ビットフライヤーには以下の2種類のアカウント(口座)があるということ。
アカウント(口座) | ウォレットクラス | トレードクラス |
仮想通貨の購入・売却 | × | ○ |
Lightning | Futures | 現物 FX Futures |
仮想通貨の 最大送付・決済額 | 10万円/7日間 | 制限なし |
ウォレットクラスでは仮想通貨の取引において、色々と制限がかかってしまうので必ずトレードクラスにしておく必要があります。
トレードクラスにするには、「取引時確認」というご本人確認を行うことが条件ですが、これはここでの手順通りに口座開設すれば問題ありません。
口座開設の流れにもありましたが、提出したご本人確認資料が承認済となった段階でトレードクラスにアップグレードするので、その辺も覚えておいて下さいね。
bitFlyer(ビットフライヤー)のアカウント作成の手順
ここからご紹介していく作業手順はパソコン画面を使ったものになりますが、基本的な手続きの流れはスマホ・タブレットでも同様になっています。
それではまず、ビットフライヤーの公式ページにアクセスしましょう。
▼公式ページはこちら▼
メールアドレスを使ってビットフライヤーのアカウントを作成
サイトに移動後はメールアドレスを入力して、『アカウント作成』ボタンをクリックします。
先程入力したメールアドレス宛に、ビットフライヤーから以下の「アカウント確認メール」が届くので、記載されているURLリンクをクリックしましょう。
キーワードをコピペするよりもリンクから移動した方が早いんですが、もし何らかの不都合でリンクがクリックできない場合は、ビットフライヤーでポップアップされている画面にキーワードを入力して先に進みましょう。
※ビットフライヤーからメールが一向に届かないという場合は、迷惑メールの方に振り分けられていないかと、入力アドレスに間違いがないかを再度確認した上で、ビットフライヤーのサイトからもう一度メールの送信を行ってみて下さい。
ここまででビットフライヤーのアカウント作成は完了となり、メール内に記載があった「初回パスワード」がログインパスワードになっています。
これは後で「設定」から新しいものに変更する必要があるので、忘れずに覚えておきましょう。
bitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設の手順
ここからは引き続きビットフライヤーの口座開設を行っていくので、次に進むための画面がポップアップされているかと思います。
ご利用規約や仮想通貨取引におけるリスクなどを確認し、すべてに同意したらチェックを入れて『bitFlyer をはじめる』をクリックします。
次に仮想通貨のお取引開始までの3ステップが記載されている画面になるので、下にある『まずは取引時確認の入力からはじめる』をクリックしましょう。
※ビットフライヤーの口座開設の手続き後はウォレットクラスですが、登録先の住所に郵送されてくる「転送不要書留郵便」を受け取った時点で、取引時確認が完了となります。
取引に必要な情報を登録する
ここでは氏名や住所などの個人情報を入力していきますが、記載されている説明などに注意しながら、必要事項を記入していきましょう。
マンション名や固定電話番号がなければ、特に入力せず空欄のままでも大丈夫です。
※この後に提出するご本人確認資料とここで入力した情報が違っている場合は、正しく確認ができないのでアカウントが利用できなくなる可能性もあります。
また、未成年者の場合は保護者の承諾書または顔写真付本人確認資料が必要になります。
すべての入力が終わったら、『登録情報を確認する』ボタンをクリックします。
その後に入力した内容を確認して特に問題がないようなら、『ご本人情報を登録する』ボタンをクリックしましょう。
ご本人確認資料を提出する
次にご本人確認資料に関する画面がポップアップするので、『続けてご本人確認資料を提出する』をクリックして下さい。
提出する資料の種類を選択して、画像ファイルデータのアップロードを済ませたら、『ご本人確認資料を提出する』のボタンをクリックします。
本人確認できる書類 | 使用上の注意点 |
運転免許証 | 裏面も必ず提出が必要 |
パスポート | 顔写真面と住所記載ページを提出 |
個人番号カード | 表面のみ提出で裏面は不要(通知カードは不可) |
住民基本台帳カード | 顔写真ありで裏面も必ず提出が必要 |
各種健康保険証、 共済組合会員証 | 裏面も必ず提出が必要 国民健康保険は表面に住所が印字 |
各種年金手帳 | 平成9年以降発行の年金手帳は住所の記載がないため不可 |
各種福祉手帳 | 住所、氏名、生年月日および書類名称が記載されているもの |
印鑑登録証明書 | 発行日から 6ヶ月以内のもの |
住民票の写し | 発行日から 6ヶ月以内のもので全てのページを提出 |
在留カード | 裏面も必ず提出が必要 |
特別永住者証明書 | 裏面も必ず提出が必要 |
以上の点について注意しながら、JPG・PNG形式の画像ファイルデータを準備するようにしましょう。
ぼやけていて鮮明に写っていなかったり必要な部分が切れてしまっていると、確認書類として有効にならないので、撮影の際は問題がないか確認するようにして下さいね。
お客様の取引目的等の確認をする
画像データのアップロードが完了すると次の画面がポップアップされるので、『続けて、取引目的等を確認する』をクリックします。
次に「外国の重要な公人」に関してや職業、取引の目的についてのチェック項目があるので、当てはまるものにチェックを入れてから『入力する』のボタンをクリックします。
職業・取引の目的は複数選択することも可能です。
続けて銀行口座を登録する流れになりますが、これについては後からでも登録できることなので、ここでは『ホームに戻る』をクリックします。
ビットフライヤーの口座開設の手続き完了
ビットフライヤーのホーム画面に戻ってから右下にある「アカウント情報」を確認すると、以下のように表示されているはずです。
手続きをした直後は、「ご本人確認資料のご提出」の項目が「承認待ち」になっていますが、問題がなければ「承認済」の表示に切り替わります。
また、アカウントクラスは確認資料が承認されるタイミングで、自動的に「トレードクラス」へとアップグレードされるので、それまではウォレットクラスになっています。
以上の内容がビットフライヤーのアカウント作成と、口座開設完了までの手順となります。
bitFlyer(ビットフライヤー)口座開設後の設定
ビットフライヤーの口座開設も無事に終わって、「いざ仮想通貨の取引開始だ!」と思うかもしれませんが、取引をスタートさせる前に以下の設定を行っておきましょう。
- ログインパスワードの変更
- ビットフライヤーで使う銀行口座の登録
- 二段階認証の設定
パスワードが初期設定のままだとセキュリティ上に問題がありますし、必ず自分で決めたものに変更するようにしましょう。
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を購入するためには、自分名義の銀行口座を登録しておく必要があります。
銀行口座なしでは入出金もできないので、早く取引を始めたいという人は先に口座情報を登録して、ビットフライヤーに入金を済ませておくのがいいでしょう。
また、二段階認証とはセキュリティを大幅に強化するための設定で、この設定を済ませておくことで、万が一ハッキング被害に遭遇してしまってもビットフライヤーの補償制度を受けることができます。
ビットフライヤーの口座開設をしたついでに、銀行口座の登録や二段階認証の設定などをされる場合は、以下の内容を参考に進めてみて下さい。
ログインパスワードを変更する
ビットフライヤーのホーム画面左にメニューがズラッと並んでいるので、その中にある『設定』をクリックします。
設定画面に移動してから左メニューの「パスワード変更」を選択し、現在のパスワードと新しいパスワードをそれぞれ入力して、『パスワード変更』ボタンをクリックします。
推奨されているパスワードは、9文字以上で英字大文字・小文字・数字・記号のうち、最低でも2種類は使用したものになります。
また、他社で使用しているようなパスワードを使い回すことは危険なので、基本的には新規として使うものを用意して、十分に強度のあるパスワードを設定して下さい。
パスワード変更が完了すると、ボタンのすぐ上に「パスワードを変更しました。」というメッセージが表示されます。
銀行口座情報を登録する
先程の「アカウント情報」のすぐ下に、『銀行口座情報確認』の項目があるので、これをクリックします。
次に主要銀行の一覧から任意の銀行を選択するか、50音から銀行を探して各情報を入力したら、『登録情報を確認する』ボタンをクリックします。
※必ずご本人名義の銀行口座であることと、入力欄の「銀行口座名義 (姓)・(名)」はカタカナでの記入なので、間違えないように注意しましょう。
また、「ペイジー」対応の銀行であれば、24時間365日入金が可能な「クイック入金」が利用できます。
特にインターネットバンキングである「住信SBIネット銀行」は、他行宛の振込手数料は月に最大15回まで無料になり、全国のコンビニATMが24時間基本無料で使えるのでオススメです。
口座情報に間違いがないかを確認したら、『銀行口座情報を登録する』ボタンをクリックします。
クイック入金への画面がポップアップされますが、ここでは『ホームに戻る』の方をクリックします。
口座情報の項目を確認すると「承認待ち」という表示に変わっているかと思うので、あとは承認されれば銀行口座の登録完了となります。
二段階認証を設定する
次に二段階認証の設定を行うために、「アカウント情報」のところにある赤色の「未設定」となっている部分をクリックします。
ビットフライヤーの初期設定ではメールでの二段階認証となっているので、『二段階認証設定を変更する』のボタンをクリックしましょう。
そうすると、登録しているメールアドレスの方に「6桁の確認コード」が送られてくるので、以下のところに記入してから『次へ』のボタンをクリックします。
次に「確認コードの取得方法」と「いつ使用するか」ということを選択することができ、ここでは以下の設定がオススメになります。
SMSやメールで受取る場合は、認証のたびにテキストメッセージが送られてきますが、認証アプリであればメッセージを受信することなく、認証を行うことができるようになります。
スマホをお持ちの方に限定される方法ですが、使いやすいので確認コードの取得方法としては最適です。
ビットフライヤーを利用する上では、できる限りセキュリティを向上させることを考えると、「いつ使用するか」の項目は全てにチェックを入れた方がいいでしょう。
もちろんその分手間はかかりますが、自分の資産を守るという意味でも安心して取引できる環境にしておくのが無難ですね。
選択し終わったら、『次へ』のボタンをクリックしましょう。
認証アプリを選択した場合は、今後アプリを使って確認コードを取得していくことになる為、まずは専用の認証アプリをスマホにインストールする必要があります。
パソコンからの設定であれば、上記の画面を開いた状態のままにしてアプリ側の作業に移ります。
私の場合は「Google Authenticator(Google LLC)」を使っていますが、その他のアプリでも問題はないので、任意のものをスマホにインストールしましょう。
アプリストアなどで「認証アプリ」と検索すればすぐに見つかると思います。
インストールが完了してからアプリを起動させて簡単な設定を行いますが、ここではGoogleの認証アプリを例にして進めていきます。
アプリ起動で簡単な説明を読み進めた後に、『開始』のボタンをタップします。
ビットフライヤーのアカウントを追加する為、先程のパソコン画面に表示されていたバーコードをスキャンするか、アカウントキーを入力するかを選択します。
ビットフライヤーのアカウントが追加されると、以下のように6桁の確認コードが表示されるようになります。
この確認コードは随時リアルタイムで変化していくので覚える必要はありません。
認証を行う際にはその都度、新しいコードが取得されていく仕組みになっているので、セキュリティ対策としてもかなり有効になります。
今後も複数サイトのものを認証する場合は、「+の赤丸」ボタンから同様の流れでアカウントを追加することが可能です。
パソコンの画面に戻って認証アプリで取得した6桁の確認コードを入力し、『二段階認証を設定する』をクリックしましょう。
これで二段階認証の設定は完了となりますが、念のためにホームのアカウント情報を確認して、未設定だったのが「設定済」に切り替わっているかをチェックしておきましょう。
二段階認証を解除したいという場合は、ビットフライヤーのお問い合わせフォームからサポートに連絡する必要があるようです。
また、スマホ端末を機種変更する場合は、一旦確認コードの受取り方法を認証アプリからメールに変更して、その後に再度認証アプリによる受取りに設定するようにしましょう。
これならセキュリティ面を損なうことなく、引き続き安全な環境で取引などを行っていくことができます。
まとめ
以上の内容がbitFlyer(ビットフライヤー)のアカウント作成から口座開設の全手順、開設後に必要な設定になります。
仮想通貨の市場は2018年もまだまだ拡大を続けている状況なので、今後のまだまだ投資を始める人口が増加することが予想されます。
株式やFXとは違って、新たな投資スタイルとして人気が高まっているのが現状ですし、いざ仮想通貨を始めようと思っても口座がなければ取引ができませんよね。
まずは投資を開始できる状態に準備しておくことが大切なので、取引チャンスを逃さないためにもビットフライヤーの口座開設を済ませておきましょう。
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