中国最大手の仮想通貨取引所として名高い「Binance(バイナンス)」は、日本国内でも非常に人気があります。
国内の取引所と違って「海外の取引所はなんだか心配。」という人も多いかもしれませんが、Binanceは世界でも最大手で日本語にも対応しているので、比較的使いやすいと思います。
※現在ではどうやら日本語に非対応になってしまったようですが、手順に従っていけば問題なく利用できるかと思います。
また、1日2BTCまでの送金なら「本人確認なし」で取引も可能なので、手軽に仮想通貨を始めることができます。
そこで今回はBinance口座開設の全手順を画像付きでわかりやすく図解し、その他の設定などについてもまとめているので、参考にされてみて下さいね。
Binance(バイナンス)の口座開設の流れ
まずはBinanceの口座開設を進めていく上で、基本的な手続きの流れは以下のようになっています。
- Binanceの公式サイトにアクセス
- メールアドレス&パスワードでアカウント登録
- Binance口座開設の手続き完了
このようにBinanceへのアカウント登録&口座開設は、非常に簡単で手続き自体もほとんど時間がかかりません。
国内の取引所の場合は本人確認が必須になっているので、口座開設が完了するまでに時間がかかってしまうのが難点ですよね。
その点Binanceはその手間がかからない分、スピーディーに取引が開始できるというのは嬉しいポイントです。
また、本人確認なしの状態では1日の送金上限は2BTCまでですが、本人確認書類を提出することで上限額が100BTCまでグレードアップされます。
ただ、2BTCといってもかなりの金額になるので、この辺は実際にBinanceを利用してみてから検討されるといいかと思います。
Binance(バイナンス)アカウント登録&口座開設の手順
Binanceは日本語に対応していますが、国内の取引所のように手続きを進められるか心配な方も多いかと思います。
特に仮想通貨にあまり詳しくない初心者の方は、右も左もわからないことがたくさんあるので、ここではそんな人向けにできるだけ丁寧に口座開設の手順を解説していきますね。
口座開設の手順はパソコンの画面を使用しますが、スマホやタブレットでも登録などは可能ですよ。
それではまず最初に、Binanceの公式ページにアクセスしましょう。
▼公式ページはこちら▼
メールアドレスとパスワードでアカウント登録する
Binanceの公式サイトに移動したら、画面右上の『登録』か『アカウントを作成します』をクリックします。
言語が日本語以外だった場合は、「日本の国旗マーク」から言語を変更できます。
その後は登録情報の入力画面になるので、ここでBinanceで使用するメールアドレスとパスワードを入力して、利用規約に同意したらチェックを入れて『登録』をクリックします。
パスワードは英字の大文字・小文字・数字などを含めて、8文字以上になるよう設定して下さい。
するとスライダーがポップアップされるので、これをドラッグで右側にスライドさせます。
スライドさせるとパズルが出てくるので、このパズルの型に合わせるようにスライダーをスライドさせましょう。
パズルが合わさったら「メール検証」という画面に切り替わって、登録したメールアドレスの方にBinanceからメールが送られてきます。
メールボックスの方にBinanceからのメールが届いていない場合は、迷惑メールに振り分けられていないかを確認して下さい。
メールが確認できたら、メール本文内に表示されている『Verify Email』ボタンをクリックします。
これでアカウントが有効になったので、『ログイン』のリンクをクリックします。
Binanceへのログイン画面に移動するので、登録したメールアドレスとパスワードを入力して、『ログイン』のボタンをクリックしましょう。
先程のパズルがもう一度ポップアップされるので、同様にドラッグでスライドさせてパズルを合わせます。
これでBinanceのアカウント登録と同時に、口座開設の手続きも完了となります。
2段階認証の設定もしておこう!
上記の手順が完了するとBinanceのページに移動しますが、ここで2段階認証設定の画面がポップアップされているかと思います。
2段階認証は2重でパスワードの確認を行い、セキュリティを強化する目的で設定をするもので、今後資産を保有することを考えれば必ず設定しておいた方がいいでしょう。
この設定はスキップすることもできますが、ここではアカウント登録&口座開設の流れで2段階認証の設定も解説していきますね。
2段階認証設定の手順
まずはポップアップされている画面の『Google検証』の方をクリックします。
「携帯メッセージの検証」は中国ユーザーのみなので、日本の方であれば「Google検証」を選択しましょう。
2段階認証はスマホにインストールされた「認証アプリ」を使うので、まだアプリがないという方は、以下の画面で「Download App」からインストールしておきましょう。
認証アプリ「Google Authenticatr」をスマホで起動して、QRコードをスキャンするかアカウントキーを手入力することで、6桁の認証コードを取得できます。
これは30秒程度で変化していく「ワンタイムパスワード」になっているので、セキュリティが高い特徴があることと認証コードを覚える必要もありません。
認証コードが取得できたら、先程の画面にあった『l’ve backed it up, Continue.』のボタンをクリックします。
「Google検証を可能にします」という画面がポップアップされるので、ここにアカウントキー・パスワード・認証コードを入力して、『Enable 2FA』ボタンをクリックします。
これでBinanceの2段階認証設定は完了となり、以下のように「24h引き出し限度額:2BTC」が可能な、Lv1のステータスになっているかと思います。
国内の取引所の場合は、本人確認書類を提出しないと取引できない場合が多いですが、Binanceはここまでの設定ができれば取引が可能になります。
Binance(バイナンス)の入金方法
Binanceでは日本円が使えないので銀行からの入金ができない為、国内の取引所から保有している仮想通貨を送金する必要があります。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)をBinance口座へ送金して、購入したい通貨を買っていくという流れになりますね。
国内の取引所口座を持っていなくてBinanceへの送金ができないという場合は、人気の高いZaif(ザイフ)やbitFlyer(ビットフライヤー)の口座開設を行って、送金できる環境を整えておきましょう。
私も利用しているオススメの国内取引所なんですが、特にZaifは取引手数料が非常に安いのでお得に売買できます。
Binance口座で預金アドレスを取得する
Binanceのページ上部にある「資産」にカーソルを合わせるとメニューが出てくるので、『預金の引き出し』をクリックしましょう。
仮想通貨の種類がズラッと一覧表示されるので、ここではビットコイン(BTC)の『預金』をクリックします。
通貨ごとにウォレット(お財布)があるので、ビットコイン以外で送金する場合は、対象通貨の「預金」を選択しましょう。
※対象通貨に違う種類の仮想通貨を送金、例えばBTCウォレットにETHを送金などをしてしまうと、預金が失われる可能性があるので注意して下さい。
そうすると、すぐ下に「BTC預金アドレス」が表示されるので、ここのアドレスをコピーして送金元の取引所で使用することになります。
※預金アドレスの入力ミスを避けるために、必ずコピー&ペーストして使用するようにして下さい。
あとはビットコインを保有している国内の取引所で、コピーしたBTC預金アドレスを貼り付けて、使用することでBinance口座へ送金することができます。
Binance(バイナンス)で仮想通貨を売買するには
Binanceで仮想通貨を売買するには、画面上部に「取引センター」にカーソルを合わせて、出てきた『ベーシック』か『アドバンス』をクリックして売買画面に進みます。
基本的な売買に関しては「ベーシック」で問題ありませんが、テクニカルチャートを利用したいという方は「アドバンス」を選択しましょう。
ここでは初心者向けのベーシックを例にご紹介していきますね。
ベーシックによる仮想通貨売買の手順
ベーシックを選択すると、以下のようにチャートや通貨ペアの選択画面、売買注文の入力画面などが表示されます。
まずはどの仮想通貨を購入するかを決める為、「ビットコイン(BTC)」「イーサリアム(ETH)」「バイナンスコイン(BNB)」から選択し、次に売買する通貨ペアを選択します。
購入する通貨とペアが決まったら、「希望価格のレート」や「購入する希望数量」を選択していきます。
ここではビットコインでバイナンスコインを売買する一例になります。
BTC建てというのは、仮想通貨の価値をビットコインで示すことで、ここではBNBの仮想通貨をBTCで購入するということになりますね。
購入する希望枚数は任意で入力することができますが、現在保有中のBTCを25%~100%で数量を自動的に設定することも可能です。
あとは『購入 BNB』のボタンをクリックで売買成立となります。
1日の引き出し限度額を100BTCにしたい方は
「1日2BTCじゃ全然足りないよ。」という方は、本人確認書類を提出して上限額を100BTCに引き上げる必要があります。
また、大手海外取引所で本人確認書類を提出していないユーザーに対して、アカウント凍結の対応を行った例もあるので、Binanceも例外ではないかもしれません。
Binanceで資産を保有していた場合のことを考えると、遅かれ早かれ本人確認はしておくに越したことはないですよね。
そこで本人確認書類の提出方法も一応ご紹介しておくので、今後Binanceを継続して利用することを考えている方は、本人確認を済ませておくことをオススメします。
Binance(バイナンス)で本人確認書類を提出する手順
Binanceの画面上部にある「ユーザーマーク」にカーソルを合わせて、出てきたメニューの「ユーザーセンター」を選択し、『身分認証完成』のリンクをクリックします。
個人情報の入力欄があるので、まず「ほかの国と地域」にチェックしてから、各項目を入力していきましょう。
名前は漢字で名(例:太郎)と姓(例:山田)を入力して、ここでは「パスポート番号」と書かれていますが、運転免許証の番号でも大丈夫です。
続いて本人確認書類の画像データをアップロードしていきますが、提出可能な確認書類は「パスポート」か「運転免許証」のどちらかになります。
パスポートの場合は英語表記されているので、そのまま画像データを提出するだけなんですが、運転免許証の場合は日本語のみなので画像を撮る際は、紙などに英語表記での記載をする必要があります。
記載内容 | 記入例 |
氏名 | 山田 太郎 ⇒ Taro Yamada |
生年月日 | 昭和63年1月1日 ⇒ date of birth 1/1/1988 |
市区町村以下の住所 | 九条南○○-○ ⇒ ○○-○ Kujominami |
市区町村 | 大阪市西区 ⇒ Nishi-ku, Osaka |
都道府県 | 大阪府 ⇒ Osaka |
国 | 日本 ⇒ Japan |
免許証の有効期限 | 平成33年2月1日 ⇒ 2/1/2021 |
また、パスポートはカバー部分+個人情報が記載されているページ、運転免許証は上記のように表面と英語表記の記載+裏面のデータを提出します。
Binanceではこれに加えて以下のように提出書類を持って、本人が一緒に写っている画像データが必要になっています。
Binanceの文字と書類の提出日が書かれたメモ用紙も一緒に撮影する必要があり、字が汚かったりすると読み取れない可能性があるので、提出の際は丁寧に書いて下さいね。
各書類の画像データが準備できたら、「ファイルを選択する」から3ヶ所にデータをアップロードしていきます。
すべての画像データをアップロードし終わったら、下にある『確認』ボタンをクリックしましょう。
これでアカウントのLv2ステータス部分が、「身分認証審査中」に変わっているはずなので、無事に承認されれば1日の引き出し限度額が100BTCになります。
Binanceの本人確認書類提出の手順はこれで完了となります。
国内の取引所で行う本人確認と比べると少し面倒かもしれませんが、ここまでしっかり行っておけばアカウントが凍結される心配もないでしょう。
私の場合は10時間後くらいに確認してみたら、いつも間にかLv2のステータスにグレードアップしていました。
まとめ
Binanceは海外取引所でありながら、しっかり日本語にも対応しているので初心者の方であっても、比較的簡単に手続きを進めることができますよね。
通常の取引手数料は0.1%と非常に安いですし、Binanceはなんと言っても取引高が世界1位の安定した取引所なので、国内の取引所と同様に安心して利用できますよ。
本人確認書類の提出がどうしても面倒だという人でも、本人確認なしで1日2BTCまでなら引き出すことができたり、仮想通貨の取引も行えるので手軽な面もあります。
口座開設だけなら数分でできる簡単な作業なので、Binanceに興味がある方は利用されてみて下さいね。
▼公式ページはこちら▼
なお、Binanceでは日本円の入金ができないので、仮想通貨の取引を始めるためには「国内取引所」の口座開設が必須になります。
まだ開設されていない人は、人気の高い「Zaif(ザイフ)」や「bitFlyer(ビットフライヤー)」の口座開設を合わせて行って下さいね。
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▼仮想通貨の危険性やリスクを知ろう▼