Amazon利用者ならAmazonプライムに加入した方がメリットも多く、デメリットはほとんどないと高評価になっていますね。
Amazonプライムについてネットで検索しても、基本的には特典もたくさんあってお得だからおすすめ!という記事も多いでしょう。
たしかにAmazonプライムは特典が盛り沢山でコスパも良いんですが、ここまでメリットばかり書かれていると逆にデメリットの方が気になってきます。
デメリットとしては年会費くらいしか紹介されていないことが多いので、他に利用者にとって気になるマイナス要素はないのかが知りたい方も多いでしょう。
そこで今回は、Amazonプライムのデメリットを徹底解説するとともに、メリットも合わせて紹介していきます。
Amazonプライムとはそもそも何?
AmazonプライムはAmazonが提供している有料会員サービスですが、多くのブログやサイトで紹介されているように、受けられる特典が非常に豊富なのが大きな特徴です。
プライム会員になることで35,000本以上ある動画配信の視聴や、100万曲以上ある楽曲が聴けたり本やマンガも読み放題になります。
Amazonで販売されている商品を購入する際には配送料がかかりますが、プライム会員であれば複数ある配送方法のどれを選んでも基本無料になります。
その他にもお得な割引クーポンが貰えたり、低価格の商品を1個単位から購入できたりと、Amazonユーザーならプライム会員になった方が便利なのは確かでしょう。
まだまだ伝えきれない特典がたくさんありますが、これらのサービスを年会費3,900円(税込)で利用でき、2017年6月に追加された月額プランなら400円(税込)です。
Amazonプライムのサービスを全て利用できないとしても、日常生活でAmazonからのお買い物や映画やアニメの視聴、通学・通勤時に音楽を聴いたりするだけで元は取れそうです。
多くのブロガーさんが紹介したくなる気持ちもわかりますが、どんなに良いサービスでもマイナス面は必ず持っているものなので、ここからは本題のデメリットを中心に進めていきますね。
Amazonプライムのデメリットとは
Amazonプライムのメリットの多さに影を潜めがちなデメリットですが、ザッとまとめると以下のような感じになります。
- 年間プランじゃないとお得にならない
- 学生向けプランには勝てない
- 無料期間が終了すると有料会員へ自動継続される
- kindle(キンドル)本の電子書籍無料サービスは端末が必要
- プライム会員でなくても2,000円以上の購入で送料無料
- プライム・ビデオの新作配信が遅め
それぞれについてもう少し詳しく内容を見ていきましょう。
デメリット①:年間プランじゃないとお得にならない
Amazonプライムには基本的に「年間プラン」と「月額プラン」があり、先程もチラッと説明したんですがそれぞれの料金は以下の通りです。
- 年間プラン:3,900円(税込)/月計算325円
- 月額プラン:400円(税込)/年計算4,800円
ただ年間プランだと一度に3,900円を支払う必要があるので、1年間も利用する予定がなく短期契約なら月額プランが便利です。
月額プランは利便性に優れている分、年間プランよりも月単位で+75円高く年間で考えると900円の差になってきます。
新規でプライム会員になった方は30日間の無料お試し体験が用意されているので、元々料金帯も安いこともあってとりあえず使ってみる人も多いですね。
そしてそのまま有料会員として、長期的に継続利用している人も結構いるんです。
中には「月額プランで契約したけど結局1年間使っていた」という人や、「解約するのが面倒でそのまま継続利用している」という人もいるでしょう。
最初の支払いこそ月額プランの方が手軽ですが、トータルで考えると最終的に損をする可能性の方が高いので、Amazonプライムを利用するなら年間プランの方がいいですね。
デメリット②:学生向けプランには勝てない
実はPrime Student(プライム スチューデント)という学生向けのプランもあり、これがまた凄まじい特典がたくさんあるんです。
基本的に利用できるサービス自体には、一般的なプライム会員とそれほど差はないんですが、中でも「こんなのアリなの!?」と感じるのはこれです。
- 年会費が1,900円(税込)
- 無料お試し体験が6ヶ月
これは通常のプライム会員の年会費と比べて半額、無料期間は30日間のところが6ヶ月と段違いな特典になっています。
この会員プランに契約できるのは、現役で活躍している日本国内で在学中の学生さんに限定される為、私のようなおっさんではもう契約できません。(悲しい。)
Prime Studentについては以下の記事でまとめているので、学生さんはこちらも参考になると思います。
これはAmazonプライムのデメリットではないかもしれませんが、私のように契約対象外となってしまった人にとっては、マイナスに感じる要素の1つと言えますよね。
ここは私が利用できなかった分、少しでも多くの学生さんにはPrime Studentを満喫してもらいたいですね。
Prime Studentをまだ試されていない学生さんは、6ヶ月間の無料体験をぜひ試してみて下さい!
\学生限定のお得プラン/
デメリット③:無料体験が終了すると有料会員へ自動継続される
Amazonプライムに新規登録して会員になると30日間は無料で利用でき、期間を過ぎると有料会員へと自動的に移行される仕組みになっています。
特に無料期間中の利用を目的にして登録した方は、この「自動継続」に注意しておかないと年会費もしくは月額料金を支払うことになります。
プライム会員のデフォルト設定では、有料会員への自動切り替えが有効になっています。
そのまま放置していると「いつの間にか有料会員になってるじゃん!」と、あとで気が付くことになる可能性があります。
そんな場合に返金してもらえる方法もありますが、Amazonプライムの特典を有料会員の状態で利用していない場合に限定されます。
つまり、有料会員へ移行してから特典を利用してしまったら返金は不可になるので、自分のプライム会員情報をよく確認しておく必要がありますね。
こうした事態を未然に防ぐためには、登録後に「自動移行しない設定」に切り替えておくのがいいでしょう。
継続の意思がない場合はAmazonプライムに登録したら、すぐに設定変更して無料体験終了時に解約するようにしておけば、お試し期間が終了と同時に解約が自動的に行われます。
詳細な内容については、「Amazonプライムの退会方法」のページで確認できますよ。
デメリット④:kindle本の電子書籍無料サービスは端末が必要
プライム会員になると、2万冊以上ある書籍の中から毎月1冊無料で読むことができるようになります。
読める書籍の中には1,000円~1,500円以上するものも用意されていて、ラインナップが凄い充実していることが魅力でもあるんですがここで問題が起こります。
それは「KindleもしくはFireタブレットが必要になる」ということ!
そもそも電子書籍を読むための専用端末がなければ特典を利用できないので、Amazonプライムのメリットが1つ消えてしまうことになりますね。
Kindle端末をAmazonで通常購入するとなると、安い端末でも8,000円以上は必要になります。
いくらプライム会員の年会費が安いといっても、これでは元も子もないと感じる人は少なからずいるでしょう。
でもせっかく特典として利用できるんだし、なんとかお得に利用する方法はないかと考える方も中にはいますよね。
Kindle端末をタダで手に入れる方法というのはありませんが、プライム会員限定価格で20%~40%OFFで購入することは可能です。
特にタイムセールの時を狙って購入すれば4,000円引きでが買えたりするので、安い端末なら1,000円の書籍を4冊ほど無料で読めば元が取れます。
ただ注意点としてこの電子書籍無料サービスは「プレゼント」ではなく、あくまでも「貸し出し」というスタイルになっています。
もし今後利用する際は、「1冊読む ⇒ 端末から削除 ⇒ 次を読む」という流れになることを覚えておいて下さい。
ちなみに低価格ながら使いやすく、2,000円引きで購入できるKindleはこちらです。
電子書籍だけじゃなくて「映画やアニメもタブレットで楽しみたい!」という方は、映像や音声の性能が良く4,000円引きで購入できるこちらがいいですね。
デメリット⑤:プライム会員以外でも送料無料にできる
Amazonで販売されている商品を購入したことがある方なら知っていることですが、配送方法によって無料~514円の手数料が必要になります。
ただし、プライム会員の人ならどの配送方法であっても基本無料になるので、例えば日時指定で360円かかるところが無料、当日お急ぎ便で514円かかるところが無料になるわけです。
ただ通常は購入金額が2,000円未満だと350円の送料がかかるんですが、でもよく考えるとを2,000円を下回る買い物ってあまりないような気がします。
ある程度まとめて購入したり、ゲームや電化製品などのお買い物が中心なら基本的に5,000円以上はするでしょうし、お届けも「別にいつでもいいよ。」という人もいます。
少額購入を頻繁にしたり、忙しくて時間がどうしても取れないという人でない限りは、プライム会員でなくても2,000円以上で送料無料になるのでそれほど大したメリットではないかもですね。
例えばAmazonプライムの他の特典はなしにして送料だけで年会費の元を取る場合、月計算で325円なので最低でも月1回は2,000円未満の購入を行う計算になります。
ただ、実際は色々な特典を利用できるわけですから、プライム会員の大きなデメリットというわけでもないですね。
これはあくまでプライム会員以外であっても「送料無料で利用することができますよ!」という話です。
デメリット⑥:プライム・ビデオの新作配信が遅い
Amazonには動画配信サービスの「プライム・ビデオ」があり、プライム会員となれば映画やアニメなど35,000本以上の動画を楽しむことができます。
ですが、このプライム・ビデオは「おまけ特典」みたいなものなので、他社の本格的な動画配信サービスと比べて若干見劣りする部分があります。
その中でも「新作配信が遅い」という欠点があるんですが、他社が新作を配信してから大体半月~1ヶ月ほど遅れて配信されることも多いですね。
それに新作は見放題の対象ではなく課金してレンタルする形になるので、今まさに新作の映画やアニメ、ドラマなどを無料で楽しむことはできません。
放送中の番組の見逃し配信も行っていないですし、海外の人気ドラマもリアルタイム配信ではないので、それこそプライム特典のおまけとして考えた方がいいですね。
とはいえ、新作は楽しめないものの月325円で人気アニメや有名な海外ドラマが見れたり、プライム限定のコンテンツもあるので利用する価値は十分あります。
ちなみに先程ご紹介したFireタブレットにダウンロードすれば、ネットに繋がっていなくても楽しめます。
また、「Fireスティック」という代物を使うと自宅のテレビで見ることも可能です。
動画配信を目的とするなら海外ドラマの最新作をリアルタイム配信している「Hulu」や「dTV」、日本のアニメやドラマ中心で見逃し配信も行っている「U-NEXT」や「FOD」がいいでしょう。
本格的に動画を楽しみたいなら、プライム・ビデオとは別に他社の動画サービスを利用することも検討していきましょう。
動画サービスについて詳しく知りたい方は、以下の記事で徹底解説しているので参考にして頂ければと思います。
Amazonプライムのメリット一覧
以上のデメリットを踏まえた上で、一応Amazonプライムのメリットもザックリですがご紹介しておきます。
- 年会費が3,900円(税込)/月計算325円と激安
- 学生限定Prime Studentで年会費1,900円/月計算159円と超激安
- 無料体験1ヶ月(一般会員)・無料体験6ヶ月(学生会員)
- 金額や配送方法に関わらず送料無料
- 35,000本以上の動画が見放題(プライム・ビデオ)
- 100万曲以上の楽曲が聴き放題(プライム・ミュージック)
- 人気の本やマンガが読み放題(プライム・リーディング)
- Kindle本が毎月1冊無料(Kindleオーナー ライブラリー)
- 1時間で届くPrime Now(プライム ナウ)
- 低価格商品を1個単位で購入可能(Amazonパントリー)
- 容量無制限で写真を保存(プライム・フォト)
などなど特典が色々とありますが、この辺は多くのブログやサイトで紹介されているので、改めて説明するほどのことではないかもしれませんね。
Amazonユーザーはもちろんですがそうでない人や特に学生さんは、年会費や無料体験期間を考えても継続利用するかしないかは置いといて、お試し利用しても損はないことは確かでしょう。
ただ、私的にはAmazonプライムのメリットが多すぎて、全てのサービスを使いこなせる人はなかなかいない気がしますね。笑
何もないよりは断然いいですが、ほとんどの人は最大限に使いこなせないかもしれません。
Amazonプライムのデメリット検証結果
今回解説してきたAmazonプライムのデメリットですが、検証した結果をまとめると以下のようになります。
- 月額プランは便利性は高いが年間プランよりコスパが悪い
- 一般会員より学生会員の方が圧倒的に優遇率が高い
- 自動継続設定を変更しないと有料会員へ自動で移行する
- Kindle本は端末がないと読めない(端末購入は20%~40%割引)
- 2,000円以上の商品購入ならプライム会員でなくても送料無料
- 新作ドラマやアニメを見るなら他社サービスの併用も考える
「これはマジでやばいよ。」というデメリットらしいデメリットはないですが、Amazonプライムを今後利用する予定があるなら、この辺は最低でも覚えておいた方がいいですね。
どんなに無料期間があっても使える特典が多くても年会費が安くても、最終的に金銭的リスクは全くのゼロになることはありません。
メリットになるかデメリットになるかも個人の感覚によるところもありますし、実際に使ってみると想像していたサービスじゃないこともあります。
「無料期間があるし安いし使ってみるか」と初めは軽い気持ちで利用する人も多いでしょう。
ただ継続利用するならその先にあるサービスが、「使いやすいか自分に合っているか」ということもよく考えておきましょう。
少額と言えど、今後は自分の大事なお金を支払っていくことになりますからね。
Amazonプライムのデメリットまとめ
Amazonプライムのメリットばかりが多く広まっているので、あえてデメリットを絞り出して書いてみました。
ですが結果的にAmazonプライムの良さが際立ってしまったかもしれません。笑
まぁ超大手のAmazonだからこそ、ここまでの特典やサービスを展開できているだけであって、他の企業がそう簡単に真似できるレベルでもないでしょう。
海外でもAmazonプライムが提供されていますが、年会費がなんと10,000円以上になっているようなので、サービスにそれだけの価値があるということですね。
今でこそ年会費は3,900円で収まっていますが、これから先は値上がりしていく可能性や無料体験期間がなくなってしまう可能性もあります。
Amazonプライムが気になっている人は今回のデメリットを参考にしつつ、お得なサービスを試せるうちに試してしまうのがいいでしょう。
\月325円で楽しめる/
▼学生さんは必見です▼