スマホでネットサーフィンや動画・音楽、ゲームなどを楽しみたいけど「通信料が心配…」という方は多いかと思います。
容量を上げようと思っても、携帯会社で契約しているデータプランは高額なので、毎月のスマホ代もバカにならない金額なんですよね…
そこでどうにか通信量を節約して、スマホの月額料金を安くする方法はないかと探している方はたくさんいるはず。
「スマホ代が安いままネットも楽しみたい!」という悩みを持っている方は、「ポケットWi‐Fi」を利用するのがおすすめです。
ポケットWi‐Fiは安い料金帯で大容量のデータプランが用意されているので、スマホとセットで活用すると必然的に月額料金も安くなります。
そこで今回は、スマホのデータ通信量を維持したまま、ポケットWi‐Fiでスマホ料金を安くするコツを解説していきますね。
スマホのデータ通信量は上限を超えると使い物にならない
スマホを使っているときに、このような経験をしたことが一度はあるかと思います。
例えば月間データ容量が5GBの場合なら、それを超えると基本的に翌月になるまで速度制限がかかります。
その制限も厳しく、128kbpsという激遅の通信速度…
これではYouTubeの動画もまともに見れないので、基本的にインターネットが機能しなくなるのと同じですね。
WEBページの閲覧すら、まともにできないレベルです。
また、ネットワーク混雑回避のために、3日間の使用量によって一定期間は速度制限される場合もあります。
大手キャリアの通信制限は、ほんと厳しいんですよ…
ストレスなくネットを利用するには最低でも「1~3Mbps」は必要なので、スマホでデータ容量を超えると、ほんと使い物にならなくなります。
通信制限は解除できるが追加料金が必要になる
大手携帯会社では、速度制限にかかってしまったときの救済処置として、「データチャージ」サービスが用意されています。
- auの場合:0.5GB(550円)/1GB(1,000円)
- ドコモの場合:1GB(1,000円)/2GB(2,500円)
- ソフトバンクの場合:1GB(1,000円)/2GB(2,500円)
私はネットのヘビーユーザーなので、以前から通信量をかなり消費することも多く、若いころは気にせずデータチャージしていました。
ですが、今となってはチャージなんてしていたら、いくらお金があっても足りませんし、相当に損をすることになります。
このチャージ額が高いか安いかをよく理解していない方は、普通に利用しちゃいますからね…
大手携帯会社のデータプランはとにかくスマホ代を高くする
大手携帯会社のau・ドコモ・ソフトバンクでは、お得な料金プランなどを展開していますが、基本的には1年間だけしかお得にならなかったりします。
それからスマホの通話料などの基本料金を除いて、データ定額プランだけを見ると何GBあたりの料金が見えてきます。
そこでここからは、各キャリア別のデータ定額から見た料金をまとめていきますね。
auキャリアのデータプラン
データ定額 | 月額料金(税抜) |
1GB | 2,900円 |
2GB | 3,500円 |
3GB | 4,200円 |
5GB | 5,000円 |
8GB | 6,700円 |
10GB | 8,000円 |
13GB | 9,800円 |
20GB | 6,000円 |
30GB | 8,000円 |
auのデータ定額プランは他社よりも豊富に用意されていますが、8GB~13GBでプランを組んでいる方は、20GBに切り替えた方がお得という仕組み。
また、5GBと20GBとの料金は1,000円の差しかないので、一見するとお得感がありますね。
ドコモキャリアのデータプラン
データ定額 | 月額料金(税抜) |
1GB | 2,900円 |
3GB | 4,000円 |
5GB | 5,000円 |
20GB | 6,000円 |
30GB | 8,000円 |
※20GB・30GBは「ウルトラデータパック」になります。
ドコモのデータ定額は、auと基本的には同じ料金帯になっています。
違いとしては3GBが200円安いくらいですね。
ソフトバンクキャリアのデータプラン
データ定額 | 月額料金(税抜) |
1GB | 2,900円 |
2GB | 3,500円 |
5GB | 5,000円 |
20GB | 6,000円 |
30GB | 8,000円 |
50GB | 7,000円 |
ソフトバンクのデータ定額も基本的な料金は他社と同じです。
ただ、「ウルトラギガモンスター」という50GBの大容量プランが用意されています。
30GBよりも1,000円お得になっているのが特徴でもありますね。
大手携帯会社のデータプランと組み合わせたスマホの月額料金は?
大手携帯会社のau・ドコモ・ソフトバンクのデータプランで契約している方は、ここから「基本通話プラン」と組み合わせたものが月額料金になります。
通話プラン | 月額料金 |
5分以内の通話無料 | 1,700円 |
国内通話24時間無料 | 2,700円 |
ソフトバンクはやや異なる面もありますが、基本は「通話プラン+データプラン」がスマホ料金です。
細かく言えば「ネット接続料」として月300円が別途かかります。
キャリアごとの割引やオプションなどはなしとして、仮に最安の1GBのデータ容量と通話プランに契約した場合、月4,900円が必要になりますね。
ですが、毎月1GBで収まる方は少ないんじゃないかと思いますし、ネットが快適に使える容量でもありません。
なのである程度YouTubeを見たり、スマホゲームをしたりすると考えると余裕を持って30GBは欲しいところ。
ヘビーユーザーになってくると20GBでは心もとないことと、速度制限にかかると厄介なので30GBという感じですね。
ということで、個人的な使用用途から考えた現実的なスマホ代は、毎月約1万円は必要になるイメージです。
スマホ代を安くするにはポケットWi‐Fiを活用する
毎月30GB使えるのはいいけど、スマホ代が1万円もするのはちょっと高いですよね。
大手キャリアのデータプランに契約している限りは、容量を落とすしか安くする方法はありませんが、データ通信量はこのままがいい。
そんな悩みを抱えている方におすすめしたいのが、本記事の本題となる「ポケットWi‐Fi」を活用する方法です。
そもそも「Wi‐Fi」とは、専用機器を通して無線通信を行うことで、スマホ・タブレットやパソコン、ゲーム機などでネット接続できるものです。
ポケットWi‐Fiを利用するメリットは?
- コンパクトサイズで持ち運びできる
- 自宅でも外出先でも高速通信が可能
- 大容量データでありながら料金が安い
- 工事不要なので引っ越し時にも便利
- 設定が簡単ですぐに接続できる
ポケットWi‐Fiはスマホ代を安くできるだけでも大きなメリットですが、キャリア回線と変わらない高速通信も可能にしています。
また、無線通信を利用しているので持ち運びすることができ、コンパクトかつ軽量の端末が多いですね。
光回線のような工事や初期設定なども必要ないので、シンプルで手軽に使えるのがポケットWi‐Fiです。
ポケットWi‐Fiを使うとスマホ代がどれくらい安くなるのか
一番気になってくるのが、ポケットWi‐Fiとセットで使うと、単体よりも料金がどれくらい安くなるのかということですよね。
なので、まずは携帯会社のみで契約している場合と、ポケットWi‐Fiを活用した場合で料金の違いを見てみましょう。
これは「NEXTmobile(ネクストモバイル)」のポケットWi‐Fiを利用した場合の料金です。
それぞれのプランを比較してみると、
携帯のみ | Wi‐Fiセット | |
通話プラン | 1,700円 | 1,700円 |
ネット接続料 | 300円 | 300円 |
データ30GB | 8,000円 | 3,490円 |
携帯会社 最小プラン(1GB) | ー | 2,900円 |
トータル料金 | 10,000円 | 8,390円 |
※表示金額は税抜き価格になります。
このように、携帯会社のデータプランを最小の1GBにして、ポケットWi‐Fiの30GBプランに契約した方が約2,000円近くも安くなるんです。
同じ30GBのデータ容量でも圧倒的にコストが安いですし、携帯会社のみで契約するよりも毎月1GB分がお得に使えますね。
大手携帯会社のデータ容量と料金を比較
大手携帯会社 | NEXTmobile | |
20GB | 6,000円 | 2,760円 |
30GB | 8,000円 | 3,490円 |
50GB | 7,000円 ※1 | 3,490円 (2年目は4,880円) |
※1:ソフトバンクの「ウルトラギガモンスター」の料金です。
ネクストモバイルのポケットWi‐Fiは、2年契約で利用することができますが、この表を見てもらえれば料金の違いは明らかです。
仮に20GBのデータ容量で2年間使用した場合、携帯会社だと合計144,000円がかかりますが、ネクストモバイルだと66,240円という安さ。
この金額差を知ると、携帯会社のデータプランを利用するメリットがまったくありませんよね…
同じデータ容量が使えて料金も安くなるのであれば、ポケットWi‐Fiを利用しない手はありません。
これから損をしないためにも、早めにプラン変更などを検討することをおすすめします。
月額料金が安い「格安スマホ」と比較しても安いのか
3大キャリアのスマホよりも料金が安くなる「格安スマホ」を利用している方も結構いますよね。
私の場合はもともとauキャリアでしたが、今では「mineo(マイネオ)」の格安SIMを利用しています。
格安スマホ・SIMは乗り換えることが面倒に感じている方が多いですが、スマホを買い替える必要がなくて電話番号もそのまま使えます。
今使っているスマホのSIMを差し替えて、簡単なネット接続の設定をすればすぐに乗り換えが完了するので、実際は使い勝手もかなりいいんですけどね。
マイネオはau・ドコモ・ソフトバンクに対応していて、「ネット+電話」利用時の料金プランは以下の通りです。
データ容量 | au | ドコモ | ソフトバンク |
500MB | 1,310円 | 1,400円 | 1,750円 |
3GB | 1,510円 | 1,600円 | 1,950円 |
6GB | 2,190円 | 2,280円 | 2,630円 |
10GB | 3,130円 | 3,220円 | 3,570円 |
20GB | 4,590円 | 4,680円 | 5,030円 |
30GB | 6,510円 | 6,600円 | 6,950円 |
例えばauキャリアのままで30GB利用したい場合は、毎月1万円ほどかかる計算になります。
ここで「NEXTmobile」のポケットWi‐Fiをセットで使うと、30GB利用しても毎月8,390円の料金に抑えられます。
ですが、ここで格安スマホ・SIMの「mineo」に乗り換えると、30GBプランで毎月6,510円なので、さらに約2,000円ほど安くなりますね。
一見するとそう感じるところもありますが、「ネクストモバイル」と「マイネオ」をセット利用した場合も見てみましょう。
mineoとNEXTmobileセット利用時の月額料金
データ容量 | mineo (単体利用) | NEXTmobile (セット利用) |
30GB | 6,510円 | 3,490円 |
mineo 最小プラン(500MB) | ー | 1,310円 |
トータル料金 | 6,510円 | 4,800円 |
※「マイネオ」はauプランの料金になります。
大手携帯会社と比較したときと同様に、格安スマホ・SIMのプランは最小にしてネクストモバイルとセット利用すると、単体よりも毎月1,700円安くなるんです。
auプランの20GBの場合でも、単体利用だと月4,590円になりますが、セット利用だと月4,070円で済むので500円お得に利用できますよ。
大手携帯会社のデータプランで30GB利用するには月1万円ほどでしたが、「格安スマホ・SIM+ポケットWi‐Fi」なら毎月のコストが半額以下になります。
「毎月のデータ使用量が多くてスマホ代が高い…」と悩んでいる方は、格安スマホの乗り換えやポケットWi‐Fiの活用が絶対的におすすめですね。
NEXTmobileのポケットWi‐Fiがおすすめできる理由
データ通信量がたくさん使えて、なおかつスマホ代が安くなるポケットWi‐Fiは、ここでご紹介したネクストモバイルだけではありません。
特に人気が高いのは「WiMAX」のもので、以下のような特徴があります。
- 高速通信ができる
- データ容量が無制限
- 月額料金が安い
WiMAXはコスパが良くて、使いやすさも兼ね備えている優れたポケットWi‐Fiです。
ただ、対応エリアがまだまだ狭い面があったり、無制限とは言っても3日間で一定量を使用すると、速度制限がかかる仕組みになっています。
速度制限は128Kbpsのような激遅レベルではなく1Mbpsなので、YouTubeの標準画質は見られる速度ですが、高画質となってくると厳しいですね。
WiMAXについては、以下の記事でも詳しくまとめています。
そこでWiMAXと同等のコスパを誇っている、おすすめのポケットWi‐Fiが「NEXTmobile」です。
ネクストモバイルの主な特徴としては、以下のようになります。
- 高速通信ができる
- 最大50GBまで速度制限なし
- 月額料金が安い
料金の安さはもちろん、安定性の高い高速通信かつデータ通信量も、最大50GBという大容量で提供されています。
▼最大50GBまで速度制限なし▼
ネクストモバイルには速度制限がない
これはWiMAXと大きな違いになるところですが、ネクストモバイルは月間データ容量内であれば、いくら使っても速度制限を受けることはありません。
選べるプランは2年契約タイプで3種類。
データ容量 | 月額料金 |
20GB | 2,760円 |
30GB | 3,490円 |
50GB | 3,490円 (2年目は4,880円) |
※表示金額は税抜き価格になります。
つまり、最大50GBまでは毎月速度制限なしで、いつでも利用できるということですね。
高画質で2時間映画を見るなら、35本分にあたるデータ容量になるイメージです。
ネットサーフィンやSNSの利用、ちょっとしたYouTube動画の再生くらいだと20GBを使うのも大変ですね。
よほどのヘビーユーザーでなければ、50GBも必要になることはほとんどありません。
なので、無制限だけどちょっとした速度制限のある「WiMAX」より、月間データ容量内で自由に使える「ネクストモバイル」の方が使いやすい方もいます。
最低でも20GBのデータ容量がある料金プランが選べますし、月額料金もかなり安くてお得なのでおすすめのポケットWi‐Fiですね。
Wi‐Fiが使える対応エリアが広い
ネクストモバイルのポケットWi‐Fiは、ソフトバンク回線を利用して通信を行っています。
ソフトバンクは全国の主要都市で人口カバー率が99%以上なので、スマホが使えるところならどこでも利用できますね。
WiMAXは独自回線を使用している関係上、キャリア回線よりも対応エリアが狭い特徴があるので、特に田舎や山間部では使えない場合があります。
対応エリア内であっても、外出先で利用するときはエリア外になってしまうこともありますし、自宅以外でもWi‐Fiを使うならエリアは広いに越したことはないですね。
また、キャリア回線はビルの屋内などの通信が届きにくい場所でも、安定した高速通信が可能なので、ネクストモバイルは通信の安定性も高いです。
データ容量の多さや速度制限がないことも含め、勤務先などで利用するにも最適ですよ。
▼最大50GBまで速度制限なし▼
NEXTmobileに契約するときに注意しておきたいこと
ネクストモバイルはスマホ代が安くなる上に、データ容量もたくさんある魅力的なポケットWi‐Fiです。
ただ、契約するときには以下の点について注意しておく必要があります。
- 契約期間中のプラン変更ができない
- 月間データ容量を超えたときの制限解除はできない
ネクストモバイルは2年契約で利用することになりますが、一度契約したプランを後から変更することはできません。
例えば「20GBだと容量オーバーするから、30GBに変更しよう」と思っても、気軽にできないということですね。
ちなみにWiMAXであれば、契約期間中であってもプラン変更ができます。
また、月間データ容量を超えると128Kbpsの速度制限がかかります。
大手携帯会社であればデータチャージで追加することができますが、ネクストモバイルでは翌月になるまで速度制限を解除できません。
利用する月によって、データ使用量が大きく変わる方は注意が必要ですね。
なので、ネクストモバイルに契約するときは、余裕を持った料金プランを選ぶのが望ましいです。
最低でも20GBのデータ容量があるとはいえ、無制限の感覚で勢いよく使っていると、あっさり上限を超えてしまうこともあります。
「20GBでギリギリ足りるかな…」と悩む場合は、ワンランク上の30GBにしておく方が後々困らなくて済むので、十分な料金プランを選択して下さいね。
まとめ:ポケットWi‐Fiを使えば確実にスマホ代が安くなる!
- 携帯会社のみで利用するのは避ける
- 携帯会社のデータプランは最小にする
- 割安なポケットWi‐Fiでデータ容量を確保
- 格安スマホ・SIMへ乗り換えも検討
ここでご紹介したように、au・ドコモ・ソフトバンクの3大キャリアのデータプランは、圧倒的に料金が高いと言えます。
データチャージするにしても、たった1GBで1,000円という高さですからね…
ネットのヘビーユーザーなら、毎月1万円以上のスマホ代になるのも無理ありません。
このまま利用していると相当なお金を損することになるので、早めに「NEXTmobile」などのポケットWi‐Fiとセット利用することをおすすめします。
ポケットWi‐Fiだけでも、大容量のデータ通信量が使えることに加えて、毎月2,000円近くスマホ代が安くなりますよ。
年単位になれば相当な節約になりますよね。
また、「mineo」などの格安スマホ・SIMとポケットWi‐Fiを併用すると、大手携帯会社と比べて半額以下の月額料金に抑えることができます。
「手続きが面倒…」「変更するのが手間…」と行動しない方もいますが、お金がムダになることに比べたら大した手間じゃありません。
スマホ代を安くしつつ、データ通信量も節約したい方は、セット利用を検討されてみて下さいね。