どうも、「きにぶろぐ.com」の自由に憧れるフリーマン(@free_manJJ)です。
賃貸への引越しを検討されている方の多くは、これから一人暮らしを始める学生さんや仕事を始める新社会人の方、会社の都合で転勤をされる方など色々な理由がありますよね。
賃貸の部屋探しでもマンション・アパート・貸家のように、たくさんの物件情報があるのでどこにするかを簡単に決められない人も多いでしょう。
掲載されている情報だけではわからないことも多いので、実際に住んでみると思っていた感じと違ったり、ちょっとした欠陥があちこちに発生したりと、「部屋選びに失敗した!」と後悔することもあります。
私もマンションに住み始めてすぐの頃に、騒音がうるさかったり結露がひどくて壁紙にカビが生えたり、ベランダにいつも鳩が飛んできたりと問題が多かったです。
そこで今回は、そんな失敗を避けるためにマンションの部屋探しのコツや、選んだ物件が優良賃貸かどうかを見分けるポイントをご紹介します。
マンションの部屋探しの基礎を学ぼう
「そもそもマンションとアパートってどうやって見分けてるの?」と、それぞれの区別がいまいちできていないことってありませんか?
私も知識がなかった最初の頃は、マンションは大きくて設備も整っているもの、アパートは小さくて設備は古いものだと単純に思っていました。
貸家は一軒家の家主である人が、賃貸物件として提供しているものだとわかるんですが、マンションとアパートは曖昧に把握している人も多いでしょう。
部屋探しにおいても、まずはその辺のことも理解しておいた方がいいので、簡単にそれぞれの違いを見ていきましょう。
- マンション:3階以上の構造で鉄筋または鉄骨鉄筋コンクリート
- アパート:2階~3階以下の構造で木造または軽量鉄骨
このように区別されることが多いんですが、実はマンションとアパートに明確な基準や規定はないので、あくまでも目安にしかなりませんが覚えておいて下さいね。
また、一般的に鉄筋コンクリート造のマンションでは防音性や耐久性が強いが家賃は高め、木造のアパートでは防音性や耐久性が低いが家賃は安めな特徴があります。
以上のことを踏まえた上で引越し先を決めていく訳ですが、今回はマンションの部屋探しということなので、3階建て以上の鉄筋コンクリート造の物件が対象になります。
賃貸の初期費用の相場を知ろう
マンション・アパートに関係なく賃貸契約をする際は、家賃だけ払えばいいという訳ではないので、それなりの初期費用が必ず必要になってきます。
どんなものにお金がかかってくるのかというと以下のようになります。
- 敷金
- 礼金
- 仲介手数料
- 前家賃・共益費
- 日割り家賃・共益費
- 火災保険料
- 賃貸保証料
- 鍵の交換費
以上のものを合計した金額の平均は約20万円~30万円となっていて、1ヶ月分の家賃の約4倍くらいが相場になりますね。
因みに男性一人暮らしの引越し費用や、毎月の生活費がどれくらいかかるかも記事にまとめていますので、気になる方は参考にされてみて下さい。
参考:男の一人暮らしに必要なお金は?引越し費用や生活費から学ぶ節約術! |
敷金・礼金がない物件を選べば10万円程度は抑えられることが多いので、部屋をキレイに使っていけるという人は、この辺を考えてお金を節約していきましょう。
私が敷金・礼金なしの賃貸マンションに1年間住んでいた時は、キレイに使っていたため退去時にはお金を払う必要はなく無料で済みました。
家賃の適正を把握しておこう
マンションの家賃があまり高すぎると、次第に支払いが難しくなってくるケースもあり、自分の身の丈に合った金額を知っておくことも重要になります。
基本的な基準としては、今あなたが稼いでいる月収の3分の1というもので、例えば月30万円なら家賃の適正金額は10万円ですね。
ただ、これは「上限値」になっているので、できればもう少し家賃が安めのマンションを探して、毎月の出費をできるだけ抑えて余裕を作った方がいいでしょう。
10万円の家賃なら年間で120万円のお金が必要ですが、2万円抑えて8万円の家賃にすれば年間で96万円の出費で済むので、24万円ものお金を節約できます。
「引越すなら良い物件に住みたい!」という気持ちが強いですが、よくよく考えてみると家賃を払うというのは、頑張って稼いだお金を他人に渡していることと何ら変わりありません。
マンションを買ってローンとして払っている場合は、いずれ自分の資産とするための必要なお金なので払う価値がありますよね。
ですが、賃貸はどれだけお金を払い続けても自分のものになることは絶対にないので、極端に言えば自分の利益にならない無価値な支払いです。
一番の理想は物件を買って住むことですが、誰でも簡単にできることじゃないので、マンションを借りる際は今後の資産を作るために、必要最低限の家賃で済むマンションの部屋探しをオススメします。
ネット検索で条件を絞り込もう
現在では町中の不動産屋まで足を運ばなくても、インターネットの検索で賃貸物件の情報はある程度わかりますよね。
賃貸の部屋探しのサイトはいくつかあるので初めて利用される方は、「どこのサイトで探したらいいの?」と迷ってしまうことも多いでしょう。
サイトによって賃貸物件の相場も違ってくるので、色々なサイトを見比べてみるのもいいですが、特に評価が高くて人気を集めているのは以下のサイトです。
基本はこの2つのサイトで検索すれば、良い賃貸マンションが見つかることが多いです。
マンションの部屋探しをするにあたって、どの辺に住みたいかということくらいは決まっていると思います。
そこから自分の希望条件を絞り込んで検索をしていくのですが、あなたはマンションに何を求めていますか?
私であれば以下のようなことを考えながら、自分に最適な賃貸物件を絞り込んでいきます。
- 駅から徒歩15分以内
- 敷地内に専用の駐車場あり
- 敷地内にゴミ置き場あり
- なるべく上層階の部屋
- エレベーター完備
- お風呂とトイレは別
- 追い焚き機能付き
- トイレはウォシュレット機能付き
- 独立している洗面台
- 都市ガス
- 大きめのクローゼット
この全てに当てはまる物件はそうそうないですし、あっても家賃が高いことが多いので、この中から妥協できる部分を1つ1つ考えて減らしていきます。
そこからヒットしたいくつかの賃貸マンションを見比べて、より良い物件を見定めていきましょう。
優良賃貸を見分ける14のポイント
賃貸マンションの絞り込みがある程度できたら、メールまたは電話で不動産会社に連絡を取ることになります。
そこで担当者とやり取りを繰り返して物件を吟味していきますが、他も物件も見たい時に「今の不動産会社と違うんだけど。」と、物件を扱う会社が異なることもよくあります。
基本は対象の物件を見学したり、契約に関することは不動産屋で直接行うことになるので、毎回違う不動産屋まで行く時間がない方もいますよね。
でも実はほとんどの物件は、どの不動産であっても物件の情報は共有されているので、例え違う不動産の物件だとしても対応することは可能なんです。
もしこのような事態になった時は、一度担当者の人に聞いてみるのがいいでしょう。
自分の部屋探しの担当者ができたら、ここからは物件を自分の目で直接見ながら、問題がないかを見分けていくことになります。
室内は当然大事な部分ですが、周辺の環境やマンションの設備なども確認しておかないと、住み始めてから欠陥に気づいても遅いので、しっかりチェックしておく必要があります。
そこで優良物件を見分けるための14のポイントをご紹介していきますので、物件の見学に行った際にここでの内容を思い返してみて下さい。
マンション周辺の環境
まずはマンションの近くに何があるのか、今後の生活で問題となることはないかどうかを考えていきましょう。
- 近くに総合病院や消防署があるとサイレン音が聞こえてくることが多い
- 駐車場を出るとすぐに大通りだったり娯楽施設が近い際は騒音に注意が必要
- スーパーやコンビニが徒歩圏内にあると便利
- 高層ビルなどの高い建物で囲まれていると日中でも日差しが届かない
以上の4つのポイントから、周辺環境をチェックしていきましょう。
病院や消防署はいつ緊急出動するかわからないので、夜の寝ている時であっても問答無用でサイレン音が鳴るので、安眠できないことがよくあります。
また、大通りに面したマンションだと夜通し車やトラックが走っているので、静かな時の走行音は結構響きますし、娯楽施設は日中から夜にかけて稼働が上がるので騒音で悩まされることがあります。
騒音に関しては自分の力でどうこうできる問題ではないので、賃貸契約をする前に必ず把握しておきましょう。
マンションの構造関係
周辺に問題がなければ、次はマンションの構造や設備が整っているかを確認していきます。
- 木造よりも鉄筋コンクリートの方が防音性や耐久性に優れている
- プロパンガスは高いため都市ガスの方がお得
- 敷地内に専用駐車場やゴミ捨て場があると便利
- 4階建て以上のマンションで上層階に住む際はエレベーターがないと大変
- インターネットの環境が整っていると開通がスムーズにできる
以上の5つのポイントを踏まえた上でわからないことがあれば、不動産の担当者に確認してみましょう。
プロパンガスは都市ガスより1.5倍程度は高い基本料金なので、毎月の生活費に大きく影響してきます。
敷地内に駐車場がないマンションは、月極などの有料駐車場を使用する形になり、ゴミ捨て場が遠いと毎回捨てに行くのがかなり面倒になります。
また、4階以上に住むことを考えている人はエレベーターがないと、引越しの荷物の持ち運びや外出時は常に階段の利用になるので、慣れてくるまでは結構疲れます。
マンションの構造が日々の生活の支障にならないかは重要なポイントなので、忘れずに確認するようにして下さいね。
マンション室内の設備
マンションの周辺環境と構造に問題がなければ、最後に日々の生活に直接関わる室内の設備を確認していきます。
- コンセントの数やテレビ線の位置によって部屋の配置が決まってくる
- 玄関ドアと窓ガラスに結露ができる場合はカビの原因になる
- ベランダが鳩の巣窟だと糞などで洗濯物を外に干すのは難しい
- 収納スペースが少ないまたは狭いと後々荷物が増えた時に困る
- お風呂やトイレなどの水回りが使いやすい間取りだと生活しやすい
以上の5つのポイントは入居後の生活環境にも影響してくるので、室内の見学時は細かくチェックしていきましょう。
結露問題はどんなに部屋をキレイに使っていても、自然とできた水滴によって壁紙を腐らしていくので、カビの増殖をなんとかしないといけません。
鳩に関しても動物の自然行動ですし、ハト除けの対策がされているマンションでも完全に防ぐことはできません。
私が住んでいたマンションではハト除け対策が設置されていましたが、ある時期が来ると毎朝やってきてベランダに巣を作って卵を産んでいました。
結露や鳩の問題は物件の見学時にはなく、入居後から発生するようになったので、不動産の担当者の人にそういった問題がないか、事前に確認しておいた方がいいでしょう。
以上の全14のポイントをしっかり見分けるようにすると、優良物件に出会える可能性はグッと高くなりますよ。
まとめ
引越しは人生における1つの転機でもありますし、賃貸マンションの部屋探しは失敗したくありませんよね。
賃貸契約を済まして入居してしまってからでは変更が効かないので、問題となりそうな部分は徹底的にチェックしておくに越したことはないでしょう。
マンションのような集合住宅では、隣人さんの行動次第で足音や物音、話し声や笑い声など対人の騒音問題も色々あると思います。
ですが、こればっかりは入居者一人ひとりのモラルの問題であり、周りを気遣う心があるかどうかなので、お互いが協力し合って住みやすい環境にしていく必要がありますね。
これ以外の騒音は外的要因のものが大半で、物件を見定めることで回避することが可能です。
自分がこれから暮らしていく賃貸マンションに求めていることは何なのか、まずはシミュレーションして想像してみるのもいいかもしれません。
これから賃貸マンションの部屋探しを始めるという方は、ここでご紹介してきたコツやポイントを押さえておけば、自分にとっての優良賃貸に出会えると思いますよ。
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