どうも、「きにぶろぐ.com」の自由に憧れるフリーマン(@free_manJJ)です。
パチンコやスロットで勝った負けたと一喜一憂しているギャンブル依存症の方は世の中に大勢います。
初めに言っておきますと、パチンコ・スロットでは1回や2回勝つことがあっても、トータルで見ると絶対勝つことはできません。
始める前から勝てないとわかってるギャンブルをしたいと思う人はまずいないでしょう。
「勝つ日もある」なんて根拠のない甘い考えをしているのなら、いますぐギャンブルをやめるべきです。
私も7年以上はパチンコ・スロットをしていた経験がありますが、軽く100万円以上は失っています。
これは結果的にパチンコ店にずっと寄付をしていたようなものなので、これに気付いてからは一切ギャンブルをしなくなりました。
今もパチンコ・スロット依存症で悩まれている方の為に、負ける理由や勝てない真実について知って頂きたいと思います。
負ける理由や勝てない真実とは
よくニュースなどでお店側の遠隔操作によって、不正に利益を得ていたという悪徳パチンコ店のことが取り上げられています。
これは遊技台に不正なロムや基盤、ハーネスなどを正規のものと交換してパソコンやモニターなどを使って大当たりを操作するといったものです。
「店長ボタン」なんて言われていたりしますが、こんな不正はそう簡単にできるものではありません。
パチンコ店に導入される遊技台は全て警察の認定を受けてからでないと稼働させることができませんし、不定期に「ピーセック」という業者などが入り、不正チェックも行われるので遊技台に細工するのはまず無理です。
そもそもそんな不正まがいなことをしなくても、パチンコ台やスロット台が稼働するだけでお店に利益が発生する仕組みになっています。
この仕組みが成り立たなければパチンコ店を運営している意味がありませんし、利益を得られなければお店も潰れてしまいます。
パチンコ店はあくまでもお金の勝ち負けではなく、遊戯そのものを楽しむ時間を提供するサービスです。
例えばインターネットを利用しようと思ったらプロバイダーに使用料を支払う必要があり、賃貸物件を借りる場合は家賃を支払う必要があります。
つまり、パチンコ店は遊戯を楽しむ為にお金を支払っているので、勝ち負けというのは付加価値にすぎません。
これを理解していれば、勝てないというのが必然であることがわかります。
お店が儲かるようにできている
パチンコ台やスロット台は、各メーカーで製造されているものをパチンコ店で導入する仕組みになっていますが、お客側が得をするスペックになっていることはまず有り得ません。
そんな台があればパチンコ店は採算が取れずに今頃パチンコ業界はなくなっていますし、メーカーなどの企業も経営ができなくなります。
主にパチンコ店側が儲かる理由は以下のようになっています。
- 控除率の変動させることができる
- 機械割100%以上でないと勝てない
- 換金率が等価交換ではない
控除を変動させることができる
「控除率」とはギャンブルを運営する胴元(お店側)が、儲ける者(お客側)に分配せずに自らが取得する割合のことです。
例えばお店側が控除率を高く設定すると、お客側から手数料をより多く取ることができるようになります。
各ギャンブルには定められている控除率があり、その目安は以下のようになっています。
- 宝くじ・totoなどは「50~55%」程度
- 競馬・競輪・競艇などは「20~25%」程度
- パチンコ・スロットは「10~15%」程度
宝くじやtotoなどの場合は、100万円が当たっても実質50万円ほどしか受け取ることができないと考えると、一獲千金を夢見ていた人はかなり幻滅されるかもしれません。
パチンコ・スロットはそれと比較すると、一見お客側に還元されている方だと思われるかもしれませんが、上記の「10~15%」はお店側が自由に変動させることができます。
パチンコ店は「3点方式」を用いた換金方法になっているので、厳密にはギャンブルではなく「遊戯」という認識になり、還元率の公開や控除率の設定が義務づけられていません。
つまりお店側が控除率を50%にしたり100%にしたり自由に操作ができるので、お客側に全く還元しない営業も可能ということです。
機械割100%以上でないと勝てない
パチンコやスロットには「機械割」というものがあり、この機械割によって勝率も大きく変わってきます。
機械割は「出玉(出メダル)数÷入玉(入メダル)数×100(%)」で計算されるもので、機械割が100%以上ある遊技台を打てば勝率を高めることはできます。
例えばパチンコで500玉を使用して出玉が2,000玉あった場合は、「2,000÷500×100」で機械割が400%になります。
しかし、この機械割はパチンコであれば「釘調整」、スロットであれば「設定変更」をお店側がすることで、100%以下になるようにある程度は調整することが可能です。
この調整によって一時的にお客側に出玉が還元されたとしても、1日トータルで機械割が100%以下に収束するようになっています。
特にスロットの場合は設定変更で簡単に遊技台の機械割を操作できるので、仮に設定1で機械割が95%の台があった場合は1,000枚投入すると、単純にお店側が50枚儲かる計算になります。
これが5,000枚、10,000枚と増えるごとに250枚、500枚と利益が上がっていく訳なので、負けを取り返そうとすればするほどパチンコ店がどんどん得をすることになります。
換金率が等価交換ではない
「換金率」とはお金を使って借りた玉・メダルに対して、持ち玉・持ちメダルを現金交換した時の比率のことです。
通常4円パチンコなら「1,000円=250玉」、20円スロットなら「1,000円=50枚」を借りることができ、換金率は「4円=25玉」「20円=5枚」の等価交換になります。
この換金率は各パチンコ店や地域によって異なり風営法上、換金率を公開することは禁止されています。
現在では等価交換の規制の影響で、換金率が「4円=28玉」や「20円=5.6枚」であったり、これよりも悪い場合もあります。
換金率は「出玉(出メダル)÷換金率×100」で金額の計算ができます。
例えば4円パチンコの換金率が28玉のパチンコ店に行き、1,000円投入で250玉を借りてそのまま現金に交換しても、「250玉÷28玉×100=892円」で100円以下の特殊景品はないので、実際は800円しか現金として返ってきません。
また、頑張って10,000玉出しても等価交換であれば40,000円になりますが、28玉交換であれば35,714円にしかならず、4,286円分も損をすることになります。
つまり現金を投入した時点でお客側は、すでに損をしている状態からスタートすることになり、出玉が多くなるほど利息も多く払っているようなものです。
パチンコ店にお金を寄付しているだけ
以上のようにパチンコ店には儲かるメリットがあっても、お客側には何一つメリットがなくただただデメリットしかありません。
しいて言えばちょっとした待ち時間をつぶしたり、遊技台の演出を楽しむことはできますが、お金を稼ぐ・儲けるといった目的でパチンコ・スロットをするのは、お店にお金を寄付しに行くようなものです。
私からすればパチンコ・スロットは、お金も時間も労力も失うだけの無意味なギャンブルだと思います。
お金を稼ぐ方法ならインターネット上に色々ありますし、場合によってはお金を全くかけずに始めることもできるので、そちらの方が効率的かつリスクなくできます。
世の中にパチンコ・スロットで勝っている人もいるから、自分でもいける!という考えは今すぐに捨てて、まずは少額でもいいので確実に稼いでいける方法にシフトチェンジされることをオススメします。