新しい新居で一人暮らしがスタートすしたときに問題になるのが、NHKの受信料契約についてでしょう。
NHKの訪問員が受信契約でテレビがあるかを確認するため、自宅まで足を運んで訪ねて来るものです。
いきなり気が滅入る出来事ではありますがテレビでNHKが受信できる状態であれば、正しく受信契約をして受信料を支払っていく必要があります。
NHK訪問員が訪問してくるのはいいが時間帯が夜遅くで迷惑に感じることも多く、苛立ってしまうこともありますよね。
一人暮らしの女性の方だと夜遅い時間に知らない人が訪ねてきたら、ちょっと怖いと思ってしまうこともあるでしょうし、NHK訪問員かどうかを見極める必要もあります。
そこで今回は訪問してくる時間の目安や、訪問員であることを示す特徴などをまとめてご紹介していきたいと思います。
NHKの受信料契約が必要な人とは?
NHKは「放送法」によって契約が義務化されているので、テレビを持っていてNHKを受信できる環境にある場合は、基本的にNHKとの契約が必要になっています。
契約は1世帯に1契約なのでテレビを2台以上持っていたり、家族と同住所に住んでいるという人は追加でNHKと契約するようなことはありません。
今までにテレビが1台もなく新規で購入して受信を開始した方、または世帯から抜けて1人で新しい住所に引越し、テレビを視聴している方などが対象になりますね。
NHK受信契約はネットから申し込んだり、電話での契約は基本していないので、直接NHKの訪問員さん(地域スタッフ)が訪問して契約手続きを行います。
その為、訪問時に不在な人がいるとなかなか契約が進まずに、未契約状態のままになっていることも多いんですよね。
それにインターホンが鳴っても気がつかなかったり、面倒くさがって出なかったり、契約対象者が仕事で外出していて手続きができなかったりと問題も色々あります。
NHK訪問員(地域スタッフ)が訪問してくる時間帯
一般的な飛び込み営業やセールス販売などは、会社員の方が行っていることを考えると日中が多いことが想像できますね。
ただ、NHK訪問員の場合は「在宅率の高い時間帯」に訪問することが多いです。
これは訪問した時に契約者が留守である確率を下げて、効率良くNHKの受信料契約に繋げる目的があります。
例えば主婦の人が対象であれば午前の9時前後、仕事をしている人が対象であれば午後の9時前後、土日祝日に訪問する場合は午前中になります。
あらかじめ在宅率を調査した上でNHK訪問員は行動していることが多く、NHK側からすれば未契約問題の対策として当然のことなのでしょう。
また、どのご家庭も夜間帯の時間であれば在宅している可能性は高いので、そこに訪問する時間を絞っている場合もあります。
特に午前中の不在が続くような場合は、夜間に切り替えて訪問してくることも十分考えられます。
ですが、在宅している住民側からすると、夜間の訪問は警戒してしまう時間帯であり、一般常識から考えても迷惑な印象を持つ人も多いでしょう。
NHKの契約は放送法に基づいた国民の義務ではありますが、迷惑を考えず契約に執着した職員の訪問は改善するべきことかもしれません。
NHK受信料契約の訪問員かどうかの見極め方
NHKは知名度のある法人なので、訪問時は統一された制服でNHKの正規職員が来るものだと思われるかもしれません。
ですが実は受信契約を担当しているのは、NHKに業務委託されている地域の職員になります。
その為、特に決められた制服はなく、ある日はサラリーマン風のNHK訪問員だったり、ある日は普通の私服姿で訪問してくるNHK訪問員もいます。
と思われるかもしれませんが、服装だけではなく訪問員が持っているものから判断することが可能です。
やってきた訪問員の所持品をチェックしよう
訪問時は以下のものを所持しているかでNHK訪問員かを見極めましょう。
- 顔写真入りの身分証
- 契約時に使用するタブレット
- 申込書等を入れるカバン
受信料の契約に来たNHK訪問員は、基本的にNHKに委託されていることを証明するための身分証を首にぶら下げている場合がほとんどです。
ただ、モニター付きのインターホンであっても、詳細を確認することは難しいので身分証があるかないかでまずは判断するといいかと思います。
次にNHK訪問員は契約の手続きを行う際に、専用のタブレットを使って契約者情報を管理したり、支払い方法などの登録情報を入力・確認します。
タブレットはそれなりのサイズがあるので、端末ケースに入れていることもありますね。
これは特に見極める際のポイントになるはずです。
後は契約者本人の記入が必要な申込書なども一緒に持ち歩いているので、カバンを肩にかけている場合が多いです。
これらをチェックしてNHK受信契約の職員であるかを見極めていきましょう。
それでもNHK訪問員か疑わしい場合は
所持品を確認できたとしても、「身分証は本物なのか?」と信用できない人もいるんじゃないでしょうか。
世の中には必ず善人と悪人が存在するので、悪知恵をはたらかせて身分証を偽装しようとする人もいるかもしれません。
技術が発達している今となっては、容易に偽札を作ることもできるレベルなので、身分証を偽装することも容易であり、一般庶民が本物か偽物かを判断することは難しいです。
そこで身分証が本物かどうかを確認する効果的な手段として、NHK放送センターに直接連絡して訪問してきた職員が実在するのかを調べることです。
多少時間はかかりますが、もしNHK訪問員が偽物であれば慌ててその場から立ち去るでしょうし、本物であれば堂々と待っているはずです。
身分証からNHK訪問員であることが確認できなかった場合は、その主旨をお伝えしてお帰り頂くようにして下さい。
NHK訪問員を装った事件も…
NHKから委託されている訪問員の年齢は30歳~50歳くらいまでで、男性女性問わずに存在していて、あまり意識をしていなければ一般人と大差はありません。
訪問してくる時間帯も午前中から夜間帯まで様々なので、NHKを名乗る偽物の訪問員が存在することも確かでしょう。
一人暮らしの女性やお年寄りの住宅を狙って、悪行をはたらく悪いヤカラも少なからずいるので、詐欺などの被害にあってしまう可能性もあります。
特に夜間帯の訪問で「NHKだから安心だ」と安易に考えて外に出てしまうのは危険です。
モニター付きのインターホンならある程度は確認出来ますが、モニターがないご家庭の場合は夜間帯の訪問には防犯面も考えて、十分注意した上で対応して下さい。
マンション・アパートでも手軽に設置できるモニターホンあり
集合住宅やマンション・アパートにお住まいの方は、ドアスコープで確認するしかできない場合も多いんじゃないかと思います。
インターホンが鳴ったときにモニターで確認できないと、「宅配便?」「勧誘?」「NHK訪問員?」と不安にもなりますよね。
特にマンション・アパートだと共用スペースになりますし、勝手に工事してモニターを取り付けることもできませんし…
そんな方向きに、工事不要で手軽に取り付け可能なワイヤレスモニター「ドアモニ」なども販売されています。
これは外開きの玄関ドア上部にかけて固定するだけで設置でき、インターホンが鳴るとワイヤレスモニターから外の様子をすぐ確認することができます。
こうしたモニター表示できる環境にしておくと、わざわざ玄関先まで移動する必要がありませんし、NHK訪問員が受信料の契約に来たのかもチェックできるので安心。
モニターホンは防犯対策にも効果的なので、活用することも検討するのがいいかと思います。
一人暮らしの方は玄関先のセキュリティも強化しておくと安心
NHK訪問員に限らず、不審者や見知らぬ来客者が自宅に来る可能性もあります。
なので、いざというときのために最低でも、玄関先の防犯面は強化しておいた方が安全でしょう。
特に女性の一人暮らしなどは用心するに越したことはないでしょうし、玄関ドアのサムターン部分は住居侵入方法として狙われる可能性があります。
現在ではサムターン部分に取り付けできる「Qrio Lock(キュリオロック)」などの防犯グッズも販売されていますよ。
このQrio Lockはスマートフォンが鍵代わりとなって、ポケットに入れておけばドアに近づくだけで自動解錠、閉まればセンサーが感知して自動ロックしてくれます。
サムターン回し対策だけでなく、鍵の閉め忘れ防止にも繋がりますね。
Qrio Lockは両面テープで取り付けできるので、工事不要でマンションやアパートなどでも利用することが可能です。
家族間でスマホの合カギ共有したり、誰がQrio Lockを利用したかもチェックできます。
ただ、サムターン形状が特殊な場合は取り付けできないので、利用する場合は注意しておきましょう。
NHKの訪問時間や受信料契約時の服装まとめ
NHK受信契約の訪問は飛び込み営業やセールスの勧誘に近いので、いくらNHKという大手の法人だったとしても、良い印象を持つことは少ないと思います。
テレビ所有者はNHK契約が義務という縛りから、NHK側も根気強く未契約者のお宅訪問を続けるしかないのかもしれません。
放送法を改正してNHKを公共から民営化すれば、委託された職員による訪問や偽装事件はなくなり、私たち国民の不安や不満が今より解消されることは間違いないでしょう。
NHKにとっても人件費の削減や、受信料の未納問題の解決にも繋がると思いますし、今以上に環境も良くなっていくのではないでしょうか。
NHKに悩みを抱えている人のためにも、ぜひNHKの民営化をお願いします。
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