どうも、「きにぶろぐ.com」の自由に憧れるフリーマン(@free_manJJ)です。
ブログで使用する画像に文字を入れたり、背景をつけたりと少しでも印象に残る工夫をされている方は多いと思います。
画像加工で使用されているソフトと言えば、「Photoshop」が最も有名で知らない人はほとんどいないでしょう。
ですが、Photoshopは有料のソフトなので機能性が良いといっても、なかなか手が出せずに諦めている方もいるのではないでしょうか。
実はPhotoshop並みの画像加工が簡単できるフリーソフト「GIMP(ギンプ)」というものがあり、無料で使えるソフトとは思えないほどの加工・編集ができるんです。
「GIMP」の導入方法や使い方などを、初心者の方でもわかりやすくご紹介しますので、使用される際の参考にされて下さい。
フリーソフト「GIMP」の導入方法
「GIMP」を使うためには、まずパソコンにソフトをダウンロード&インストールする必要があります。
因みの言語は日本語に対応しているので、特に設定をしなくてもインストールするだけで日本語版の「GIMP」になります。
「GIMP」のダウンロード
初めに「GIMP」の公式サイトにアクセスして、フリーソフトのダウンロードページに移動します。
こちらの「GIMPの公式ダウンロードページ」のリンクから直接アクセスできます。
上記リンクから移動したら、『Download GIMP 2.8.22 directly』をクリックします。
そうすると「gimp-2.8.22-setup」ファイルがダウンロードされるので、完了したらファイルを開いて起動して下さい。
ファイルの保存先がわからない場合は、Windowsマークなどから「gimp」と検索すれば見つかるかと思います。
「GIMP」のインストール
ファイルを起動したら「実行」を選択した後、言語が表示されますがこれはインストールの作業中の間だけで使用する言語なので、「English」のまま『OK』をクリックします。
次に右下にある『Install』をクリックすると、自動インストールが開始されます。
インストールが完了後に『Finish』をクリックしたら、パソコンに「GIMP」を導入できたので、これでいつでもソフトを使用できるようになります。
「GIMP」の使い方
「GIMP」を起動したら初期状態では、3つのウインドウが別々に開かれているかと思いますので、1つにまとめたい場合は真ん中の上部にある「ウィンドウ」内の「シングルウィンドウモード」を選択します。
画像の加工を行う際は、対象の画像をドラッグ&ドロップで「GIMP」のウィンドウに挿入します。
「GIMP」では使用できる機能が100以上もあり、使い慣れていないうちは何が何だかわからないと思います。
なので最低でも抑えておきたい使える機能をご紹介します。
切り抜き(トリミング)
切り抜き(トリミング)とは、画像の必要な部分だけを切り抜いて調整することができる機能のことです。
画像の被写体が左右に偏っていたり、不要な余白やもう少しアップにしたい時なんかには切り抜きが有効です。
方法は左上のアイコン内にある「カッターマーク」を選択して、切り抜き項目の「値を固定」にチェックを入れます。
画像の切り抜きたい場所をマウスドラッグで指定したり、四方から範囲を広げたり縮めたり中央にカーソルを合わせると指定位置を変更することもできます。
あとは「Enter キー」を押せば切り抜きが完了でき、もう一度やり直したい場合は「Ctrl + Z キー」で前の状態の戻すことが可能です。
画像の拡大・縮小
次に画像の拡大・縮小では、幅と高さを任意のサイズに変更することができます。
あまりに大きすぎる画像や、他の画像とサイズ感がバラバラになってしまう時には、拡大・縮小機能を活用しましょう。
方法は「GIMP」上部のメニューから「画像」を選択し、出てきた項目から『画像の拡大・縮小』をクリックします。
「幅」と「高さ」の数値を任意のものに変更して、『拡大縮小』をクリックします。
※この時に「リンクマーク」が離れていたら画像が変形してしまうので、必ず連結されているか確認しておきましょう。
また、px(ピクセル)だけでなく「percent・インチ・ミリメートル」など、他のサイズ形式に変更することや、解像度の数値も調整することができます。
背景を透明にする
画像背景の不要な部分を削除して、さらにその背景部分を透明化させることができます。
画像の被写体だけを残して別の背景に移し替える、いわゆる「合成画像」を作成することも可能です。
方法は「GIMP」上部のメニューから「レイヤー」を選択し、「透明部分」内の「アルファチャンネルの追加」をクリックします。
これを追加しないと画像の背景を削除しても、透明にはならず白背景になります。
次に背景を削除する方法ですが、左上のアイコンに「自由選択」「ファジー選択」「色域を選択」「電脳はさみ」があります。
自由選択 | ドラッグとクリックで手書きの境界線と直線の境界線を組み合わせた選択範囲の指定方法 |
ファジー選択 | クリックした場所の近似色領域を自動で判断して選択範囲を指定する |
色域を選択 | 特定色の領域を選択範囲に指定する |
電脳はさみ | クリックした場所の境界を自動計算してその形状で選択範囲を指定する |
私的に使いやすいのは「ファジー選択」「電脳はさみ」ですが、画像の色彩によって向き不向きがあるので、使いやすいと感じたものを使用されるのがいいかと思います。
ここでは「電脳はさみ」を使った方法をご紹介しますと、以下のように被写体を囲むことができます。
また、左下にある「ツールオプション」内の「境界をぼかす」にチェックを入れておくと、違和感なく画像を切り取ることができます。
境界線で全体を囲めたら「Enter キー」を押して選択範囲を確定させます。
この状態で削除すると被写体の方が消えてしまうので、「GIMP」上部のメニューから「選択」を選び、『選択範囲の反転』をクリックします。
あとは「Delete キー」を押せば背景を削除することができます。
もしも上手く削除できなかった場合は、「Ctrl + Z キー」で前の状態の戻してから設定し直して、再度「Delete キー」で削除を行ってみて下さい。
明るさの調整
画像の明るさを暗くしたり明るくしたり、自由に調整することができます。
画像の上に黒い帯を作ってそこにタイトル文字を載せ、オシャレに演出することにも活用できる便利な機能です。
画像全体の明るさを変えたい場合は、「GIMP」上部のメニューから「色」を選択して、『明るさ-コントラスト』をクリックします。
明るさを好きな位置に調節して『OK』をクリックします。
コントラストはお好みで変更されるといいかと思います。
明るさの数値を「-100」にすると、以下のような違いになります。
部分的に明るさを調整したい方は、左上のアイコンから「四角いマーク」または「丸いマーク」を選択して、ツールオプション内の「値を固定」にチェックが入っていたら外し、画像からドラッグで調整したい範囲を選択します。
あとは先程と同様に明るさを調節すれば、黒い帯の出来上がりになります。
文字の入力
画像上にタイトル文字などを簡単に入力することができます。
左上のアイコンから「Aのマーク」を選択して、画像から文字の入力範囲をドラッグで指定したら、好きな文字を入力していきましょう。
ツールオプション内でフォントサイズや、文字色などを変更することができます。
これで先程の黒い帯の上に好きな文字を入力して表示させることができます。
その他にも文字を光らせたり、文字枠を縁取ったりもできるので機会があれば試してみて下さい。
編集画像の保存方法
画像の保存は通常であれば、「ファイル」⇒「保存」または「名前を付けて保存」になりますが、「GIMP」で作成したものはこの保存方法では「xcf形式ファイル」として保存されます。
これはパソコンに画像ファイルとして保存するのではなく、「GIMP」で一次的に画像の編集を中断する時や、後々修正する可能性のある画像を保存する、いわば「セーブデータ」のようなものです。
「GIMP」で加工した画像をパソコンに「JPEG形式」や「PNG形式」でデータを保存するには、「ファイル」⇒『名前を付けてエクスポート…』をクリックします。
上部の「名前」の部分に保存したい形式に変更するか入力して、下の『エクスポート』をクリックし、もう一度『エクスポート』をクリックすれば保存は完了です。
「GIMP」を使って画像加工を行う際は、保存形式が異なることを把握しておきましょう。
フリーソフト「GIMP」まとめ
画像加工のフリーソフト「GIMP」は1日・2日で使いこなせるような機能ではないので、ここでご紹介した内容は最低でも覚えておいた方が何かと役に立つと思います。
「GIMP」で使えるほんの一部の機能ですが、Photoshop並みの本格的な画像加工をすることもできます。
ここまで機能性に優れたフリーソフトはそうそうないので、無料で使いやすく簡単に画像の加工ができるソフトをお探しの方は、ぜひ「GIMP」を使用されてみて下さい。