どうも、「きにぶろぐ.com」の自由に憧れるフリーマン(@free_manJJ)です。
私には苦手なことがあるんですが、それは「人と話すこと」や「人前に立つこと」であり、特に初対面の人とは極度の緊張で頭がどうにかなってしまいそうです。
いわゆる人見知りな性格なのですが、他の人が考えていることを先読みして行動することや、あらかじめ計画性を持って時間短縮を図るようになったりと、苦手なことが功を奏したこともあります。
苦手分野があるからこそ、自分の得意分野が見えてくることもあるんじゃないでしょうか。
得意なことは好んで行動するけど、苦手なことには目をそらしたいのが人間というものなので、ここではそんな行動原理も含めて得意分野を伸ばした方が何倍も成長できるということについて、詳しく掘り下げながら解説していきたいと思います。
人は誰しも苦手分野が1つはある
人は生活を続けていく中で、苦手とすることの1つや2つは必ず出てくるものだと思いますし、それが人生において当たり前な原理ではないでしょうか。
食べ物の好き嫌い、積極的な人や消極的な人、勉強が得意な人や苦手な人、運動ができる人やできない人など、人は成長を重ねるごとに個性がはっきりしてきますよね。
そこで初めて自分が苦手とすることがわかってくるのですが、そこで「苦手なことは克服しなさい」と両親から言われたり、「直した方がいいよ」と友人に言われたりすることもあるでしょう。
ですが、苦手だからといって全部が全部、必ず克服しないといけないというものではないように思います。
たしかに食べ物であれば食生活や健康にも関わることなので、好き嫌いはない方がいいですし、勉強においても社会人としての常識やマナーくらいは知っておく必要があります。
ただ、消極的だからといって積極的にならないといけないという訳ではなく、運動ができないからといって運動をしないといけないという訳でもありません。
消極的だからこそ、運動ができないからこそ、その人にしかできないような得意分野が見つかることだってあります。
時にはバカにされたり罵られたりすることがあるかもしれませんが、言いたい人には言わしておけばいいと思います。
まずは苦手分野を自分の個性の1つとして受け止めながら、得意分野を見つけることが大切ではないかと感じています。
克服するには労力と時間がかかる
苦手なことだと意識するようになると、無意識のうちに「関わりたくない」「離れたい」「見たくない」など、抵抗感が生まれるようになります。
一度こうなってしまうと人は自らの殻に籠ってしまうので、中から殻を破るのには相当な労力と時間を要します。
ひとりでできないことでも仲間と一緒に力を合わせれば克服できる、ということもあるかもしれません。
ですが、そんな信頼できる仲間や都合のいい環境に誰しもいる訳ではないので、無理に克服しようとすると返って逆効果になってしまうこともあるでしょう。
人間は嫌なことに向き合おうとするとかなりの精神力を使うことになり、身体への影響や精神的ストレスも大きなものとなります。
このままでは得意なことを見つけることができないどころか、自分の成長速度も一気に停滞してしまう原因にもなりかねません。
結果として苦手分野が完全に克服できればいいですが、成果がなければ今まで無理をして頑張ってきた時間や労力が水の泡となってしまう可能性も十分考えられます。
なので自分にとって本当に克服が必要なことなのか、苦手であることが今後の人生の中で害となるのか、時間というのは「無限」ではなく「有限」なので、無駄にしないよう適切に判断することが大切です。
得意分野は伸びやすい
苦手分野の克服には時間と労力がかかりますが、それとは逆に自分の得意とする分野に関しては、伸びやすいということをご存じでしょうか。
なんとなく想像してみればわかると思いますが、得意と感じているものに対して人はなんの抵抗感もなく、自ら進んで行動しようとするものなんです。
例えば料理が好きな人は、今よりも美味しいものが作れるように料理教室に通ったり、スポーツが得意な人はプロになるためにトレーニングジムでの肉体強化や、スクールに入って技術を高めようとしますよね。
苦手なことだと努力することを苦痛に感じてしまうところが、得意なことだと努力することを惜しまず望んで受け入れます。
同じ努力であっても向かう先が違うだけで全く意味が異なり、努力に対する姿勢や向き合い方、その精度にも差が出てきます。
苦手分野に好んで向き合う人はほとんどいないでしょうし、人間は楽しいと思ったことを優先するものです。
だったら克服に時間を費やすより、楽しいと思える得意なことに時間を使った方が人生も有意義になって、自分の長所も伸ばせて成長にも繋がります。
苦手なことがあるのなら、克服ではなく得意分野でカバーすることを考えた方が、何倍も効率的だと思います。
苦手意識を完全になくすことは難しい
苦手を克服することができれば、今後の人生も大きく変化して今までとは違った未来が待っているかもしれません。
ただ、克服したと言っても心のどこかに苦手意識は残り続けることになり、それが完全に消えるまでは少しでも気を緩めると再発してしまう恐れもあります。
例えば人と話すことに慣れ始めた頃に、1ヶ月間話さない期間があったりすると苦手意識が強くなって元に戻ってしまったり、人並みに運動できるようになったかと思えば、数週間サボるとできなくなる。
つまりは長期的に継続して向き合っていかなければ、完全なる克服というのは難しいものなんですよね。
もちろんこれは得意なことでも同じなので、「一度やめてしまえば成長はそこで止まる」というのは、基本的な物事に共通して言えることです。
積み上げることは時間のかかることでも崩すのは一瞬であり、苦手や得意に関わらず努力することに価値があるのではなく、継続するから努力に価値があるのだと思います。
本当に心の底から克服したいと願うなら、生半可な信念では努力を継続できないということを覚えておきましょう。
得意を極めた方が大きく成長できる
先程もお伝えしたように得意分野は伸びやすい傾向にある為、苦手を補うという意味でも得意を極めた方が自分を大きく成長させてくれます。
ゲームのパワプロを知っている人ならわかると思いますが、パワーを得意とする選手ならパワーのステータスが上昇しやすく、その代わり走力がなかなか上がらないんです。
全てのステータスをオールAにしようと思ったら、ダイジョーブ博士に2回くらい手術してもらって成功しなければ到底無理な話です。
こんな運任せに頼ることよりも、確実にパワーを強化してホームランバッターとして成長させた方が、中途半端にならずに使い道がハッキリとしていて特徴を最大限に活かせますよね。
ホームランを打てば走力なんて必要ありませんし、仮にヒットで出塁すれば足の速い選手を代走に出せば済む話です。
野球ではこのように俊足な選手やパワーの強い選手、バッティングコントロールが上手い選手やエラー率の低い守備職人の選手など、それぞれの得意分野があります。
自分の強みを理解して努力を重ね、とことん極めたからこそレギュラーを勝ち取っている訳で、選手一人ひとりが万能である訳ではありません。
これはあくまでも例えの1つでしかありませんが、全てを完璧にしようとするのではなくて、得意を極めることが自分を成長させる為に最も必要なことではないかと思います。
まとめ
苦手分野を克服しようとする気持ちや努力は大切なことなので、克服しない方がいいという訳ではありません。
ですが、結果として克服という形で努力が実を結ぶとは限らないことを、しっかり理解しておかなければなりません。
あえて克服という道は選ばずに個性の1つと考え、そこから得意分野を見出すことで最終的に、自分を大きく成長させてくれる要因となることもあります。
苦手に感じていることをただマイナスと捉えるのではなく、少し見方を変えて意識すると今まで気付かなかったことが見えてくるかもしれませんよ。