どうも、「きにぶろぐ.com」の自由に憧れるフリーマン(@free_manJJ)です。
ブログやwebサイトを運営されている方の多くは、内部SEOやユーザビリティ向上の為にパンくずリストを導入されていることがほとんどです。
パンくずリストからトップページへのリンク先として、「HOME」や「TOP」といった表示で使用されるのが一般的です。
しかし、それではせっかくユーザーが訪問してくれたにも関わらず、ブログ名を覚えてもらうチャンスや可能性を自ら減らしてしまう結果となってしまいます。
どうせなら「HOME」や「TOP」と表示するより、ブログ名で表示させている方が知名度アップやブランド価値の貢献に期待が持てます。
ユーザーが何気なくパンくずリストからブログ名をクリックして、トップページに移動してくれるだけでも自然とブログ名が印象に残る為、その結果アクセスアップや検索エンジンでの上位表示に繋がります。
パンくずリストを最適化表示することの重要性をしっかり理解しておきましょう。
パンくずリストの重要性について
パンくずリストとはそもそも訪問ユーザーに対してのナビゲーションを目的としたもので、閲覧場所の把握に使ったり関連ページにアクセスできる便利な機能です。
知名度アップ、ブランド価値に貢献できるだけでなく、最初にお伝えした「内部SEO」「ユーザビリティ」にも大きく影響します。
パンくずリストが発揮する内部SEO
パンくずリストによってブログの滞在時間や回遊率が高まり、検索エンジンへの評価に繋がります。
Googleのクローラー(自動巡回プログラム)は、パンくずリストによってブログやwebサイトの構成を正しく理解し、正当な評価を行うものとして効果的です。
また、パンくずリストで使用されるカテゴリ名を、SEOに強いキーワードを含めたものにすることで効率的にSEOの効果を高めることができます。
SEOに強いキーワードとは、例えば「健康 > ダイエット >> サプリメント」というような検索されやすいワードのことです。
ただし、「健康 > 転職 >> 食品」といったあべこべなキーワードが階層表示されている場合は、ユーザビリティの低下に繋がることになります。
パンくずリストの階層表示は、関連性のあるキーワードかつSEOを意識したものを設定することが重要です。
ユーザビリティに影響力があるパンくずリスト
ブログなどを長く運営しているとコンテンツ量が膨大になり、構成がまとまっていなければユーザーが興味のある記事に辿り着けなくなってしまいます。
パンくずリストはそういった場合に、道しるべとなって的確に目的地まで案内することができ、さらにブログ全体の構成をいち早く把握することができます。
全体の構成を把握できるということは、迷うことなく必要な情報を見つけられる使いやすいブログである為、必然的にユーザビリティが向上します。
ユーザーは興味のある特定の条件を検索してブログやwebサイトに訪問し、そこから関連のあるカテゴリや階層のTOPに戻って別の内容を探す場合もあります。
検索されたキーワードだけではなく、パンくずリストから他のコンテンツへのアクセスも見込めるので、適切な内容で表示していればさらにブログ全体の集客効果も高まります。
以上のことからパンくずリストを最適化して表示することが、如何に重要であるかを理解して頂けたかと思います。
そこで今回の記事内容である「HOME」「TOP」をブログ名にして、ブログの地盤を強化しつつ、知名度のアップやブランド力を高めていきましょう。
パンくずリスト「HOME・TOP」をブログ名に変更
ワードプレスで使用できるテンプレートでは、パンくずリストがすでに設置されていることがほとんどなので、パンくずリストを作成する手間を省くことができます。
私はSEO対策やレスポンシブ対応済みのテンプレート「STINGER8」を使用していますが、デフォルト設定ではパンくずリストのトップページへのリンクテキストが「HOME」となっています。
この「HOME」を「ブログ名」に変更する方法をご紹介しますので、興味を持って頂けた方は参考にして設定変更を行っていきましょう。
「HOME」を「ブログ名」に変更する方法
「STINGER8」での変更方法をご紹介していきますが、他のテンプレートをお使いの方でもこの方法は参考になるかと思いますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
パンくずリストは「投稿ページ」「固定ページ」に表示されていますので、指定のファイル「アーカイブ(archive.php)」「個別投稿ページ(page.php)」「個別投稿(single.php)」の内容を編集します。
なお、ファイルの編集は「子テーマ」で行うので3つのファイルが「親テーマ」にしかない場合は、「FTPソフト」などでファイルを子テーマにアップロードしておきます。
準備ができたらファイルを編集する為に、ワードプレスの管理画面から「外観」⇒『テーマの編集』をクリックして編集画面に移動します。
アーカイブ (archive.php)
右側の項目から「アーカイブ(archive.php)」を選択して、ファイル内に「<!–ぱんくず –>」で始まる以下のコードがあります。
<!--ぱんくず --> <?php if ( is_category() ) { ?> <section id="breadcrumb"> <ol itemscope itemtype="http://schema.org/BreadcrumbList"> <li itemprop="itemListElement" itemscope itemtype="http://schema.org/ListItem"><a href="<?php echo home_url(); ?>" itemprop="item"><span itemprop="name">HOME</span></a> > <meta itemprop="position" content="1" /></li> <?php /*--- カテゴリーが階層化している場合に対応させる --- */ ?> <?php
コードの6行目にあたる「itemprop=”name”>HOME</span></a>」のHOMEを「ブログ名」に変更します。
変更したら下にある『ファイルを更新』をクリックしましょう。
個別投稿ページ(page.php)
続いて「個別投稿ページ(page.php)」を選択後、こちらのファイル内にも「<!–ぱんくず –>」で始まる以下のコードがあります。
<!--ぱんくず --> <section id="breadcrumb"> <ol itemscope itemtype="http://schema.org/BreadcrumbList"> <li itemprop="itemListElement" itemscope itemtype="http://schema.org/ListItem"><a href="<?php echo home_url(); ?>" itemprop="item"><span itemprop="name">HOME</span></a> > <meta itemprop="position" content="1" /></li> <?php $i = 2;
先程と同様に「HOME」の部分をブログ名に変更したらファイルを更新して下さい。
個別投稿 (single.php)
最後に「個別投稿 (single.php)」を選択して、上記2ファイルと同様のコードがあるのでこちらもブログ名に変更して更新しましょう。
<!-- ぱんくず --> <section id="breadcrumb"> <ol itemscope itemtype="http://schema.org/BreadcrumbList"> <li itemprop="itemListElement" itemscope itemtype="http://schema.org/ListItem"><a href="<?php echo home_url(); ?>" itemprop="item"><span itemprop="name">HOME</span></a> > <meta itemprop="position" content="1" /></li> <?php
3つのファイルを変更したら、パンくずリストの「HOME」や「TOP」をブログ名に変更する作業は完了となります。
パンくずリストの設定が正常に反映されていれば、以下のような表示に変更されています。
パンくずリストのまとめ
今までパンくずリストが何なのか、よくわからなかった方も今回の記事を見て頂いて、その意味や重要性などがわかってもらえたなら幸いです。
ブログなどの記事内にさりげなく設置されている機能なので、あまり目立ったものではありませんが、SEO効果やユーザビリティ、知名度やブランド価値の向上に関わる必要不可欠な機能です。
パンくずリストは初期設定のままでも十分有効ですが、最適化を行った方がより高い効果を発揮してくれます。
また、今回の変更内容以外にも「パンくずリストをデザインする方法」もご紹介していますので、よかったら参考にしていって下さい。