開業届を提出した個人事業主の方なら、大きな節税効果が得られる青色申告で確定申告を行っていきたいと考えているじゃないでしょうか。
白色申告では節税効果がないので、年間の事業所得に対する税金を安くするためには、青色申告が絶対条件になってきます。
そこで今回は青色申告が初めての人向けに、難しい複式簿記を自動化することができるおすすめの会計ソフトをご紹介します。
青色申告による所得の控除は2種類
青色申告による一番のメリットは所得が控除されることですが、この控除には以下の2種類があります。
- 複式簿記:65万円特別控除
- 簡易(単式)簿記:10万円特別控除
複式簿記の記入例
5月10日 携帯代 8,000円 / 現金 8,000円
簡易(単式)簿記の記入例
5月10日 支出 携帯代 8,000円
このように簡易(単式)簿記で確定申告の書類を作成すると特別控除額は10万円まで、対して複式簿記で書類を作成した場合は65万円の特別控除を受けることができます。
複式簿記は大きな節税効果を受けられる分、帳簿が複雑になっているので今までは専門的な知識がないとできなかったり、専門家に依頼する他ありませんでした。
ですが、現在では複式簿記による帳簿を自動化してくれる会計ソフトが利用できるので、青色申告のデメリットはないと言えますね。
青色申告を行うための条件
- 個人事業の開業・廃業等届出書
- 所得税の青色申告承認申請書
①の書類は「開業届」とも言われているもので、個人事業主として活動する場合に税務署に提出します。
ただ、開業届は絶対に提出しないといけないというわけではなく、これを提出していなくても特に罰則はありませんし、個人事業主になることもできます。
そこで関係してくるのが②の書類である「所得税の青色申告承認申請書」なんですが、これは青色申告を行うために必ず税務署に提出する必要があります。
そう思う人もいるかと思いますが、個人事業主として青色申告をする場合は本来①と②の書類はセットなんです。
②の書類だけを提出した場合は、後から①の書類の提出も求められる可能性が高いので、スムーズに手続きを済ませるために両方とも提出するようにしましょう。
必要書類を簡単に用意する方法
自分でイチから作成していくのは面倒ですし、何を記入したらいいかもわからない人は多いと思います。
そこでとっても便利だったのが「開業freee」というサービスで、指示に従って項目を埋めていくだけで5分もあれば必要書類が作成できます。
想像以上に簡単だった上に提出先の税務署もわかるので、書類作成で悩まれている方はぜひ活用されてみて下さい。
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複式簿記を自動化するおすすめ会計ソフト
それでは青色申告の65万円特別控除を受けるために、面倒な複式簿記を自動化してくれるおすすめの会計ソフトをご紹介しますね。
おすすめ①:会計freee
- 確定申告に必要な書類作成が簡単
- 日本で唯一Macの電子申告に対応
- 銀行口座・クレジットカードの連携がスムーズ
- レシート・領収書はアプリで自動入力できる
- 勘定科目を覚える必要がないので初心者でも安心
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おすすめ②:やよいオンライン
- 最大14ヶ月間は会計ソフトを無料で使える
- 日付・金額を入力するだけで自動作成できる
- スマート取引取込の連携で入力が不要になる
- 入力データの自動集計で経営状況が把握できる
- 操作画面が見やすくてわかりやすい
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おすすめ③:MFクラウド
- 有料プランには30日間の無料期間がある
- 連携先が豊富で自動化にも優れている
- レポートの自動作成で常に最新状況を把握できる
- 仕訳の勘定科目を自動提案してくれる
- 充実したサポート体制なので初心者でも安心
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自分に適した会計ソフトを使おう
ここでご紹介した会計ソフトは「クラウド型」なのでインストールは不要、Windows・Mac両方に対応、パソコンやスマホから簡単に利用することができます。
基本的な機能はどれも似たようなところがあるので、どの会計ソフトが良い悪いという判断は正直難しいでしょう。
個人事業主といっても行っている事業は人それぞれですし、例えば現金をよく利用する方もいれば、ネットショッピングを中心に利用する方もいますよね。
また、会計知識がある人から全くわからない初心者の人まで様々でしょう。
会計freeeがおすすめな人
- とにかく知識が全くないので感覚的に使いたい
- 勘定科目を気にせずに帳簿を付けたい
- Macのパソコンで電子申告を行いたい
やよいオンラインがおすすめな人
- 入力の手間を極力なくしてほぼ自動化したい
- できるだけ長い期間無料でソフトを使いたい
- 簡単操作で使いやすさを重視したい
MFクラウドがおすすめな人
- 利用サービスが多いので幅広く自動連携したい
- 会計知識を勉強しながら帳簿を付けていきたい
- サポート体制が充実しているところを利用したい
あとは自分がこれだ!と感じた会計ソフトを利用されるのがいいかと思います。
まとめ
個人事業主の方なら青色申告をしない理由が見当たらないので、節税効果のない白色申告をしているなら青色申告にグレードアップすることをおすすめします。
基礎控除である38万円に加えて65万円の特別控除があれば、年間所得から103万円までの控除が受けられるのはかなり魅力的です。
少し手間は増えるかもしれませんが、お金が返ってくると考えれば大した手間じゃないですし、無駄な税金の支払いを避けるためにも、会計ソフトを活用して青色申告で確定申告を行っていきましょう!
\知識なしで感覚的に使える/
\手間いらずでほぼ自動化/
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